被災校の楽器無償修理 坂本龍一さんら基金設立
東日本大震災で被災した小中高校や幼稚園にある楽器を無償で修理するため、音楽家の坂本龍一さんや全国楽器協会(東京・千代田)が20日、「こどもの音楽再生基金」を設立した。3億円を目標に企業や個人から寄付を募る。坂本さんは「人間には水や食料だけでなく、言葉や音楽も必要だ。音楽家として長期的に支援したい」と話した。
同協会によると、ピアノの被害だけでも1千校弱にのぼるという。被災地の楽器店などが学校を訪問して楽器を無償で点検・修理。楽器の購入費用の補助も9月末以降に始める予定だ。