気象庁は2011年8月10日、緊急地震速報のソフト改修を発表した。8月11日から運用を開始する。揺れを感じないような小規模の地震を計算対象から外すことで、誤った緊急地震速報を減らす。

 気象庁によると、3月16日から8月1日までに38の緊急地震速報の“誤報”があった。これらの事例を分析したところ、複数の地震がほぼ同時に発生し、それらを一つの地震と誤認識した例が28あったという。

 新ソフトでは小規模の地震を計算対象にしないように変更を加えた。今回の改善により、二つの地震を一つの地震と誤認識した28例中13例は改善を図れるという。