アイマス2雑感

 発売前日に「まだ発送通知が来ない」とバンナム公式twitterアカウントに筋違いの苦情を述べたのち、カートに入ったままなのを発見して大騒ぎしたものの、無事当日夜に入手したアイドルマスター2。
 毎日せっせと遊んで、やっと三週目クリアしました。そんなところで、所感というか、現在の気持ちを書き留めておきます。


【案外面白い】
 あなたがXBOX360を持っていて、かわいい女の子が歌って踊るのを見るのが嫌いじゃなければ、買って損はしないゲームに仕上がっていると思います。
 前作とは操作性・システム周りの整備が段違いなので、きちんとゲームとして遊べます。この無精な僕が、連日連夜箱〇を起動するほどにはよくできている。これはすごいことですよ。
 しかも映像がむちゃくちゃ綺麗。僕はこれを待っていたんだ。


【たるい】
 今作では、システムまわりが改善されて、遊ぶのはたいへん楽になりました。
 まあ、どう考えても無用だろう的なウェイトがしょっちゅう入る、一種アイマス病みたいなのは今回も健在ですが、それでもマシ。
 で、今回個人的に、一番たるいのは、「勝つまでやめられない必須オーディション」です。
 無印では、ダメなユニットはダメなりに、ダメな結末を迎える自由がありました。負けたら終わりの潔さというか、むしろ、諦めることを淡々と許してくれる緩さがあったのです。
 が、今作は違います。修造のごとく「あきらめんなよ!」を繰り返してくれるので、勝つまでストーリーがストップ、どころかループします!!


【わさび不足?】
 フォローはしておきます。意識的にプレイしていれば、修造ループにはまることはまあ、事故でもないかぎりないでしょう(しかし、ハマると相当地獄を見ます)。
 ただ、こういった、枠組みのようなものがアイマス2にはしっかりかけられていて、前作無印のような解放感はありません。
 結果としてアイドルの頂点にたつのではなく、是が非でもアイドルの頂点に立たされるというか。
 そう、僕としては、アイドルアカデミー大賞に合格するのもいいけれど、アイドルたちとのんびり営業もしたかったし、やよいをいじりすぎてカニを持ってこさせもしたかったのです。
 「えへへ、ダメでしたねプロデューサー」と半泣きで言うアイドルに、ごめんね、次はもっとちゃんとするからね、でも、楽しかったよね。またね。って思いながら、何度も周回しました。
 そのうちに、自然と実力もついてきて、気が付けば自在にプロデュースできるようにもなっている。
 ふと振り返ると、最初のころにプロデュースしたアイドルたちのことを思い出して、ほろ苦い気持ちに浸ったりもできたのです。


【アイドルアカデミー大賞を獲るゲーム】
 Sランクを狙って遊ばないと、結末らしい結末を迎えられない本作は、そのあたりだけが、とても残念です。
 結局、アイマス2は「アイドルアカデミー大賞を獲るゲーム」でした。
 とてもチャレンジングで、手ごわい目標で、ゲームとしては、こんなことを呟きながらも、僕を毎日モニターに向かわせる出来になっています。
 映像も綺麗だし、衣装やアクセを買ってやって、ステージで踊る彼女らをより魅力的にしてくのも、とても楽しい。すごく楽しい。
 それでも、もうちょっと、アイドルたちと触れ合いたかったかな。