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 チャンネルAJER更新しました。
『現実を説明しない経済学①』三橋貴明 AJER2012.9.25(1)

http://www.youtube.com/watch?v=ZN91yrnvjJY

『現実を説明しない経済学②』三橋貴明 AJER2012.9.25(2)

http://www.youtube.com/watch?v=ftKTHWAlP_c

ガンガン行きますよっ!

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 昨日発売の「正論 2012年 11月号 [雑誌] 」に、「中国の反日暴動と経済問題」を寄稿いたしました。

 あ・うん社から



 が発売になりました。
 本書は「ジャパン・コンセンサス―国民を豊かにする「最強」の経済政策 」をより分かりやすくしたものです。わたくしは、来たるべき総選挙までに、できる限り以下を達成しておきたいと考えているわけです。


(1) デフレに関する正しい認識を国民間で共有し、正しいデフレ対策に対するコンセンサス(政策的合意)を形成する
(2) 日本維新の会や竹中氏が主張する新自由主義的、構造改革的政策は「インフレ対策」であることについて理解を深める
(3) マスコミに対し、07年自民党総裁選挙や09年総選挙時のアンチ・キャンペーンを許さない「空気」づくりをする


 というわけで、本書は主に(1)を目的に書かれたものになります。また「日本経済を殺した真犯人はだれだ!? 」は(2)を、「真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪― 」はもちろん(3)を目的として書きました。
 
 デフレで得をする国民というのはいません(外国は得をするかも知れませんが)。別に、財務官僚や日本銀行の職員は、
「デフレが進めば物価が下がり、所得があまり下がらん我々は得をするぜ。ワッハッハ!」
 といったノリでデフレ促進策ばかりを推進しているのではないと思います。単に彼らは「デフレ対策」を知らないだけです。何しろ、官僚は基本的に前例主義ですから、過去に経験したことがない問題に対する対処能力はあまり持ちません。


 バブル崩壊後にそれまでの経済成長路線が通じなくなった日本において、官僚は「歴史に学ぶ」のではなく「周囲を見回し」、インフレ対策として成功を収めていたレーガノミクス、サッチャリズムに飛びつきました。国鉄民営化やNTT民営化など、すでに中曽根政権時から新古典派的経済政策、サプライサイド政策が採られてきたわけですが、当時はインフレ率がプラスだったので問題ありませんでした。いまさらですが、問題はインフレ対策としての新古典派路線を、デフレ期に邁進してしまったことです。理由は難しい話ではなく、
「何か、新古典派的な政策が正しいって世界中の経済学者が言っているし、他に手もなさそうなので・・・・」
 だったのでしょう、始まりは。


 始まりは「他に手もなさそうだったので・・・」だったのが、いつの間にか、
「どれだけ緊縮財政しても、どれだけ構造改革しても、デフレ脱却できない(当たり前ですが)。もしかして、俺たち間違えた・・・・
 となってしまったわけですが、もはや引くことも許されず、ひたすら過去と同じことを繰り返すしかない「財務省文化」「日銀文化」というものが生まれてしまったのだと思います。


 間違えることを続けた結果、もはや間違いを認めることさえできない。あまりにも長く間違いを続けたため、その現実を認めることが不可能になっている。財務省や日銀は、恐らくそういう状況にあるのだと思います。というか、そうだと信じたいわけです。まさか本当に○○(←好きな単語を入れて下さい)を利するために、財務省や日銀が日本国民を苦しめるデフレ促進策を推進していたとは、さすがに信じられないのです。


 いずれにせよ、上記の問題を是正するには(1)を実現し、国民のコンセンサスに基づく「デフレ対策を実施する政治家」を誕生させるしかないわけです。現時点で、「財政政策と金融政策のパッケージ」という正しいデフレ対策を堂々と提言する内閣総理大臣の候補がいらっしゃるわけです。改めて考えると、これは凄い話なんです。


 とはいえ、安倍新総裁や自民党は、与党の立場だろうが野党の立場だろうがマスコミから攻撃されます。今回は「真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪― 」のようなことを許さないということで、しばらくマスコミのプロパガンダについて特集してきました。


3500円カレー安倍氏に意外な援軍
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/44365/
 自民党総裁に選出された安倍晋三氏(58)が“3500円カツカレー報道”をきっかけに、さっそく「庶民感覚がない」と叩かれた。だが、ネットには「マスコミのネガティブキャンペーンか」と一斉に反発する書き込みが出現。話題のカツカレーは果たして高いのか、そうでもないのか? 調査をすると、なぜか政権交代前にタイムスリップし、意外なところから反省の弁が飛び出した。
 総裁選直前に行われた安倍陣営の出陣式は、ホテルニューオータニで行われた。約50人の国会議員が集まり、みんなが食べていたのがカツカレーだった。
 これを26日の関西のテレビ番組「ちちんぷいぷい」(MBSテレビ)が「安倍氏が総裁選前に高級ホテルで食べたカツカレーは3500円以上」と報道。番組では永田町に取材に来た男性アナウンサーがスタジオに「いくらだと思いますか?」と投げかけ、「1500」「2000」「3000」と予想が飛び交う。男性アナが「みなさん庶民ですね~。3500円以上です」。出演者たちは「え~っ!?」とビックリ。
 番組では“小ネタ”の扱いだったが、ネット上はすぐに炎上した。というのも麻生政権バッシングをほうふつさせたからだ。当時、首相だった麻生太郎氏(72)は漢字の読み間違いなど政治手腕以外の点で叩かれた。国会審議で民主党の牧山弘恵参院議員(47)から「カップラーメンの値段を知っていますか」と問われ「今は400円くらいかな」と答弁し、庶民感覚がないと大バッシングに遭った。
 また、連日のようにホテルのバーに通ったこともヤリ玉に挙げられたのは記憶に新しいところ。今となっては「どれも大したことじゃなかった」と与野党問わず関係者は振り返っている。
 カップラーメン答弁については、ある自民党参院議員が「あの牧山さんってのはいつも間の抜けた質問をするんだ。そういう意味では要注意人物。カップラーメンの値段なんてどうでもよかっただろ」とむしろ質問者に責任ありと話している。
 バー通いについては麻生氏が「普通の店だとSPやマスコミで営業妨害になる」と理由を説明していたが、かみついた民主党政権の歴代首相はホテルのバーどころではない高級店を利用している。
 こうした経緯もあり、安倍新総裁のカツカレー騒動に対して、ネットユーザーらが「またか」と当時と同じような“あげ足取り”と受け取り、反発したのだ。
 自民党関係者は「総裁選前にカツカレーやカツサンドを験(ゲン)担ぎに食べるのが長年の習慣です。安倍陣営以外でも食べていました。党本部で決起集会をしてもいいのですが、安倍陣営は勢いがあり議員も多いので、高級ホテルを使ったのではないか。ここ一番で食べるものなので、奮発もするでしょう」と指摘する。
 この日のカツカレーはドラマも生んでいた。
 別の自民党関係者は「林陣営もカツカレーでしたが、林芳正氏は炭水化物ダイエット中だとかで、ご飯には手をつけなかった。ここまで徹底しているからこそ痩せられたのですが、逆に『痩せて貫禄がなくなったのが敗因。もうダイエットは禁止させる』と支持議員は息巻いています」と明かす。験担ぎが中途半端になったのだ。
 町村陣営では町村信孝氏(67)の急病もあり、「涙の味がする」との声も漏れた。
 1万円ならともかく、総裁選という特別な日に3500円程度のカツカレーを食べることに何の問題があるのかという意見こそ「庶民感覚」だという書き込みも。今回はネット住民に分がありそうだ。 』


 予め書いておきたいのですが、別に東スポの記者「のみ」が、「3500円のカレー」などの非・平凡化プロパガンダを異様に思っているわけではないと思います。全ての(確信していますが「全ての」)新聞社に、
「これって、おかしくない?」
 と思っている記者はいるでしょう。問題は、その手の記者が書いた上記の類の記事が掲載されるか、否かです。


 思えば、わたくし達が麻生バッシングに抗議し、「メリー・クリスマス麻生総理!」を実施していたとき、唯一、東スポのみがわたくしに取材をし、記事にしてくれました


 別に、マスコミに安倍批判を書くなという話ではありません。とはいえ、3500円のカレーを食べたら政治家が批判されるというのでは、まさしく「異様」としか表現しようがないのです。普通の日本国民にとって「常識的」な批判記事を書けばいいものを、適当なインタビューや「ネット情報」に基づき、
「3500円のカレーを食べるなんて、庶民感覚を理解していない!」
 などとやるのは、悪質なプロパガンダ以外の何物でもないわけです。


 マスコミの皆さん。デフレの脅威からは、皆さんも逃れることができません。取材費が切り詰められていませんか? スポンサーが減っていませんか? 給料が減っていませんか?


 マスコミの皆さんがやるべきことは、安倍総裁を「非常識」なスタイルで批判することですか? それとも、国民のデフレ対策のための「ジャパン・コンセンサス」形成を後押しすることですか。どちらが「自分」のためになるかそろそろ真剣に考えてみてはいかがでしょうか?

「マスコミは悪質なプロパガンダをやめろ!」にご賛同下さる方は、

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