米買収ファンドのカーライル、株式公開を検討
11年後半にも申請
【ニューヨーク=川上穣】米買収ファンド大手カーライル・グループが新規株式公開(IPO)を検討していることが6日明らかになった。金融危機以降新たな資金集めが難しくなっており、株式上場で市場から資本を調達しやすくする狙いがある。
創業者のウィリアム・コンウェイ氏が米ブルームバーグ通信に明らかにした。関係者によれば、2011年後半にもIPOを申請する計画という。
買収ファンドでは最大手のブラックストーン・グループやコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)がすでに株式を公開している。カーライルは日本でも過去にウィルコムやキトーに投資した実績がある。