全日本空輸が2010年7月29日の午前中に起こした国際線の搭乗手続きシステムの障害は、合計で19便、3919人に影響を及ぼした。全日空が16時に公表した。

 成田空港の出発便では、第1便から18便にわたって影響が出た。最も影響が大きかったのは午前11時20分発のパリ行きと11時25分発のフランクフルト行きで、2時間30分の遅れとなった。成田空港以外では、香港空港を午前9時45分に出発する成田行きで35分の遅れがあった。現在は通常通り運行している。

 システム障害の原因は現在も調査中で、「解明は早くて今夜になる」(広報)。全日空は29日午前7時にシステム障害を起こし、午前10時ごろに復旧させている(関連記事)。