「人生の全てを永遠に」
ライフログ第一人者ゴードン・ベル氏に聞く
ネット 人類 未来 第1部 巨大データの光と影(3)
私が生きていたことを永遠に残したい――。ネット上に自身の生活を全て記録し続ける「ライフロガー」が増えている。その第一人者が、米マイクロソフトの主席研究員ゴードン・ベル氏(78)だ。「目指すのは完全記憶」と語り、目の前の光景から自身の居場所、医療カルテからレシートの1枚に至るまで、全てを電子的に記録するというライフログを実践している。
私がライフログを始めたのは1999年のこと。きっかけは「20世...