43歳田口が引退決意 ブログに「野球人生の区切りの日」

[ 2012年8月1日 06:00 ]

2006年10月、ワールドシリーズ制覇記念パレードで、ファンの声援に応えるカージナルスの田口壮外野手

 オリックスや大リーグのカージナルスで活躍した田口壮外野手(43)が現役引退を決意したことが31日、分かった。同選手は昨オフにオリックスから戦力外通告を受け、今季は浪人中だった。

 これまで日本球界での現役続行を目指していたが、新規契約が可能な期限の31日までオファーがなく、この日自身のブログで「本日、2012年7月31日は、残念ながら野球人生の区切りの日となってしまいました」と述べた。

 田口は関学大から91年のドラフト1位でオリックスに入団。02年に大リーグ・カージナルスにFA移籍し、06年に同球団で世界一を経験した。10年に古巣・オリックスに復帰したが、昨春キャンプ中に右肩を故障した影響もあり、昨季は62試合の出場に終わった。将来的に大リーグの監督になる夢を抱いている田口は本紙の取材に対し「選手としてどこからもオファーがなかった。近々結論を出します」と話した。

 ▼オリックス・村山良雄球団本部長(指導者として将来の古巣復帰に)向こうから話があれば聞く用意はある。本人がどんな気持ちかを確かめてから。まずは慰労してやりたい。

続きを表示

2012年8月1日のニュース