サマーズ=クルーグマン=デロング論争の余燼

昨日まで紹介してきたサマーズ=クルーグマン=デロング論争は取りあえず一段落したようだが、以下ではそれに関する当事者以外の反応をまとめておく。

●[http
//www.bradford-delong.com/2016/01/comment-of-the-day-robert-waldmann-moar-musings-on-whether-we-consciously-know-more-or-less-than-what-is-in-our-models.html:title=ロバート・ワルドマン]:サマーズが援用したブランシャールらの研究は主として民間の対外債務についての話であり、公的債務について論じたクルーグマンの主張には当てはまらないことを指摘。
    • デロングはわざわざそのコメントを拾い上げて「Comment of the Day」というエントリを立てている。クルーグマンもそれに我が意を得たりとばかりにリンクしている
    • ワルドマンもデロングもかつてサマーズと共にノイズトレーダーが金融市場を歪める可能性を指摘した有名な論文を書いたことがあるが、今回は2人とも共著者のサマーズではなくクルーグマン側に付いたのが面白いと言えば面白い。
●[https
//longandvariable.wordpress.com/2016/01/05/the-krugtron-confidence-and-models/:title=Tony Yates]:サマーズを支持。自国通貨を持つ国でも市場パニックによってデフォルトする可能性を指摘。
●[http
//mainlymacro.blogspot.jp/2016/01/confidence-as-political-device.html:title=サイモン・レン−ルイス]:クルーグマンを支持。Yatesが援用したCorsetti=Dedolaモデルが低インフレ期の現状には当てはまらないと主張(論文の誤った援用についての同様の指摘ということで、上述のワルドマンにも言及)。
●[https
//twitter.com/MESandbu/status/684402655133888513:title=Martin Sandbu(元FT経済論説委員)]:FTプレミアム記事で論争を概観。

*1:これはここで紹介したタバロックの見方にかなり近い。