昨季限りでオリックスを戦力外になった田口壮外野手(43)が10日、東京都内で引退会見を行った。昨年10月に右肩を手術してリハビリに努めたが、新規契約可能期限の7月31日までに所属が決まらなかった。会見では「この辺が潮時かなと思いました」と目を赤く染めた。「オファーがなかった事実もありました。(右肩も)思っているほど、回復力がなくなっているなあと」と説明した。オリックスで日本一、メジャーで世界一を経験した名選手がユニホームに別れ。今後はホリプロ所属として、解説者や野球教室などで野球界の発展に尽くす。