2010年12月7日火曜日

使える読書 (朝日新書) [新書] 斎藤 孝 (著)を読んだ感想を書いてみる。






目次
遠心力で読む
引用するために読む
「声に出して読みたい一文」の理由
外科医的に読む 負荷を掛けて「型」で読む
ブログと読書
好意的に書く理由
出合い頭で読む
『11分間』セックスと言葉
『最後のシュート』スポーツを喰う〔ほか〕

使える読書というタイトルから読書好きの私としてはあまり好きになれない本でした。使えようが、使えまいが、読書そのものが楽しいことだからです。

そして、著者は3色ボールペンで線を引きながら読書をするように薦めてますが、私はあえてそのようには読みません。わざわざ印をつけなければ憶えられないようなことなら忘れてしまえばいいと思います。本当に必要ならば、または何となく記憶に残ってて思い出せそうなことなら、その本を手に取って読み直せばいいと思います。そうすることによっていい復習になり、記憶により残ると思います。もちろん2度目、3度目の読み返しならより速く読むことも出来るようになっていると思います。

そしてさらに大切なことは、その時に新たな発見があるかもしれないということです。印を付けたらその部分だけ読み返すことになり、新たな発見を見逃してしまうかもしれません。本は内容は同じでも読むときの経験、あるいは体調などでもその本から吸収できることが違ったりすることもあると思います。

ということで、読書についての本としては本書より、以前このブログで紹介した知性の磨きかたの方が読書そのものをより楽しいもの、自由なものにしてくれるいい1冊だと思います。(このこともいずれ本書を読み返す機会があったら変わっているかもしれませんが。ちなみに本書のおかげで知性の磨きかたを読んだことを思い出して再度読み返しました。)

0 コメント:

コメントを投稿