星座と血液型

星座と血液型を同時に論ずることが適切なのかどうかは分かりません。でもやっぱりやってみたくなるものです。そんなわけで、しばしお付き合いください。

おひつじ座A型

おひつじ座は「まず行動ありき」、A型は「まず考えて、行動はそれから」。そんなわけでのっけからアンバランスな組合せです。

おひつじ座は「火」の星座で、「火」は直感機能を司ると言われています。一方、A型は現実を基に行動するタチです。何も考えずに行動したいという星座の欲求と、無鉄砲をストレスに感じる血液型の間で葛藤を起こします。

星座の呼び声に従って打って出れば、結果起きたトラブルを気に病み、A型の衝動に従い大人しくしてれば、チャンスを逃したような気がするでしょう。あちらをたてればこちらが立たず、二律背反です。

おそらく、この矛盾をおひつじ座A型は生涯背負っていくのではないかと思われます。上手くすれば、過剰な行動力をA型的にコントロールすることもできるでしょう。また、A型の怠け癖をおひつじ座のエネルギーで補うこともできるはずです。おそらくは。

おひつじ座B型

この世には、人間の意思ではどうにも止められないものがあるのです。おひつじ座のB型、その行動力が起こすトラブルもその一つ。

さて、おひつじ座B型ですが、B型も直感的に行動する、思いついたら即行動タイプなので、血液型と星座の相性はたいへん良いと言えます。ただし、良すぎて危険かもしれません。目的に向かって突き進み、リーダーシップを発揮することも多そうです。周りは大人しく巻き込まれるか、早急に脱出を図るかです。

ただ、あまりにも直感的、かつ思いつき行動するタイプなので、現実をおろそかにしがちです。また他人の感情にも無神経になりかねないです。良いブレインを持てるかどうか、そして、そのブレインの意見を聞く度量を持てるかが、おひつじざBの運命の分かれ道です。なかなか難しいですが。

おひつじ座O型

比較的無難そうな組合せです。おひつじ座は、直感と行動力の星座ですが、O型は社会的で情緒的な面を持っています。直感と情緒は隣り合う機能なので相性が良いのです。おひつじ座の行動力をO型の包容力で和らげる感じです。

行動力があって、目的意識が強く、人の話しを良く聞く「フリ」ができ、上昇志向が強く、情の人。日本株式会社では人に先駆けて課長になりそうなタイプです。部下の面倒見も悪くないでしょう。

しかし、何故か「ものすごーくデリカシーがなさそう」な組合せというイメージが私の中にあります。これはまさしく私の「直感」が告げているのであり、根拠を示せといわれても困るのですが。何故だ?

おひつじ座AB型

行動力があり、かつ合理主義者です。おひつじ座の直感による思いつきを、AB的に、知的かつ合理的に検証します。直感能力と思考能力というのは、なかなか相性が良いのです。

目的意識は強いですが、その目的が実現可能かどうかは冷静に考えるたちです。おひつじ座のともすれば過剰になりがちなエネルギーを最も適切な形で活用します。

良いことばかりのようにも思えますが、日本社会でこのようなタイプがウケるかどうかは微妙な気がします。情のない人だ、とか、あいつは自分の目的意外はどうでもいいんだ、とか言われて、あちこちで足を引っ張られるかもしれません。周りの人間が自分より「非合理的」であることを忘れないでくださいね・・・。

 

牡牛座A型

牡牛座は、土の星座です。土の星座は感覚機能を司ると言われ、現実に基づいた判断をします。さて、リアリストという点ではA型も同じです。過去のデータに基づき、経験的に判断をします。両者は同じ方向を示していると言えます。石橋を叩いて叩いて、叩きまくってから渡るタイプですね。

また、牡牛座は不動宮の星座でもあり、頑固で有名です。A型も頑固で、意固地で有名です。ここでも両者は同じ方向を示しているといえます。

才能の方向性が似ているので、組合せとしては無難だと思われます。現実主義というのは判断基準としては、比較的失敗が少ないです。能力を発揮する機会は多いでしょう。ただし、華々しい活躍ができるかどうかは微妙です。小さくまとまりやすいとも言えます。だからと言って、下手に無理をするとたいへんストレスを感じるはずです。地味ですが着実に成果を上げてください。

牡牛座B型

現実主義者で、直感的。つまり超現実主義者ということか?なんのこっちゃ。

牡牛座のB型ですが、牡牛座の現実主義者な面が強くでることが多いようです。一見すると、あまりB型っぽく見えないかもしれません。やたら、行動力が暴走することはありません。B型にしては堅実な人生を好みます。組織の中で頑張る人も多いようです。石橋を見つけたら、ぱっと見丈夫そうなら、とっとと渡ります。途中で崩れても走って渡りきります。超現実主義です。

これはB型が活動的で、己の快楽の追及(つまり牡牛座なら現実的で感覚的な快楽)に熱心なためではないかと想像します。ただし、目的に対する行動が直線的なのがやはりB型です。周りが目に入らなくなってしまうようです。まあ、それも良いのではないかとも思いますが。

牡牛座O型

情は深いが現実主義者。一見、頼りになりそうだが、案外あっさり部下や仲間を切り捨てるタイプ。←なんか、恨みがあるんかい!?個人的には恨みはないのですが、タイプ的にはあるのかもしれません(苦笑)。彼らの安定性は羨ましいかぎりです。要は妬んでいるのですね。

さて、牡牛座はだいたい現実感覚と安定性が高い星座なのですが、そのなかでも一番は牡牛座O型かもしれません。彼らの人生の目的とするところは、物質と精神の安定なのですが、そのために周囲と折り合いをつけていきます。折れるところはおれ、主張すべきところは主張します。石橋は叩いて、先に誰かを渡らせて、後から渡るタイプです。

目立った成功はしませんが、確実に実績を積み上げていきます。ミスが少ないです。恋人の選び方も比較的安定志向です。

最初にいろいろ書きましたが、普通の状況下ではたいへん頼りになる人たちです。現実感覚の乏しい天秤座よりは余程。

牡牛座AB型

合理的な現実主義者。物質主義かつ快楽主義でもあります。

AB型は「A入り族」の宿命故か繊細過ぎるところがあるのですが、牡牛座の安定性がそれをカバーします。O型でも書きましたが、牡牛座というのは現代社会には比較的適応しやすい星座なのです。牡牛座ABの某が「なんかー、牛だしー、土だしー、地味っていうかー」とか愚痴っていましたが、これなどは牛のありがたみを全く理解していないが故でしょう。

さて、牡牛座のABは趣味の世界を持っています。働くのは、(それによって約束されるモノ)を得るためと割り切ります。合理主義です。良く働きますが、仕事中毒ではありません。石橋は必要なら安全を確認した上で渡る。不必要ならそもそも渡らない。こんな感じでしょうか。

双子座A型

実際的で合理的。スマートに生きるのが望みです。努力型で汗臭い面を持っているのですが、それを表に出すのをいやがります。クールな外見と行動を大切にします.

だいたいA型というのは、必ずしもスマートな血液型ではありませんのでコンプレックスを抱いています。自分のやっていることはカッコイイのかどうか、いちいち検証したり、完璧を目指して、かえっていもくさくなったりします。

そんな、A型双子座ですが、ある日開き直ったりします。開き直った双子Aは、かなりスマートになれます。

血液型と星座の組合わせとしては、安定しているほうです。もともとの能力は高いのですが、力を発揮しきれないのは、外見への拘りと、それ以外への興味が持続しないせいでしょうか。石橋は、人の見てない所で、叩いて、スマートに渡ろうとするでしょう。九割九部は落ちずに渡ります。スマートかどうかはまた別の話ですが。

双子座B型

目的は、合理的だけど、手段についてはあんまり考えないタイプです。「考えながら、行動するタイプ」と言えばよいでしょうか。

双子座A同様スマートなことが好きです。ただ、A型と違いスマートさについて必要以上に悩んだり、コンプレックスを抱いたりはしません。自分が考えてスマートならいいのです。

新しモノ好きで、異国の文化や習慣、などを恐れずに受け入れます。ただ、異文化に対する姿勢としては、受け入れるのには熱心ですが、自分で海外まで行ってしまうタイプではないようです。自分のテリトリーの中で自由自在に振舞います。

石橋は、軽やかに渡ります。足をふみはずしても、ポーズは忘れません

双子座O型

合理主義者だけど、情緒的です。クールに生きたいという双子座の意識と、情にもろいO型の意識とで葛藤を起こします。葛藤の根本的な解決は困難です。

日常生活、趣味等については器用でスマートに進めます。これは葛藤が表面化しないためだと思われます。飽きっぽいですが、その分多芸多才です。使える人々です。しかし、重大な局面ではまごつきがちです。合理的に物事を進めようとするのですが、情に邪魔されるのです。例を挙げるなら、リストラをしなければいけない時でも、なかなか、決断ができなかったりします。改革者としては不向きでしょう。これは双子座全般に言えることですが。

器用であるということも貴重な才能なので、多芸多才を極めるのもありだと思います。たまに、葛藤が日常生活にまで及んでしまう人もいます。そんな人は一転して不器用になります。器用になる才能はあるはずなのですが。

石橋は無難にわたります。しかし、渡るかどうかの決断に時間がかかりそうです。ただ、考えるポーズは結構キマッているので、特に問題はないのかもしれません。

双子座AB型

究極の双子座にして、究極のAB。双子座や、AB型のイメージそのままです。

知的な合理主義者。クールです。話上手で、皮肉屋ですが、悪意はありません。彼らにとっては、他者とのコミュニケーションは知的なゲームなのです。丁々発止とやり合います。このように書くととてもカッコヨク思えます。実際なかなか世間でいうスマートの基準にもかなり当てはまます。ただ、それ以上の存在であるかは微妙なところです。

彼らは知的な面に特化しすぎていて、情緒面、現実面、直感面などが疎かになりがちです。外では、知性を売りにして己を飾ります。内では地味というか、動きに乏しくなります。泣いたり笑ったり、生活したりということにあまり興味が持てないのです。周りの人間の苦悩を不思議そうに見ています。

石橋はスタスタ渡って行きます。彼らが渡っている間は、橋は壊れません。ただし、その後に続く人はその限りではありません。気をつけましょう。

蟹座A型

情緒が現実に結びつきます。感情の起伏は激しいタイプですが、A型は激しい感情を内にためる性質があります。内面的にはなかなかしんどい人生を送るでしょう。ただ、それを表に出さないのはたいしたものですが。人当たりはいたってソフトです。

蟹座A型が安定した心で生きるためには、感情面と、物質面と二つの面で安定が必要になります。彼らは特別理想が高くはありません。しかし、二つの安定を揃えるのは、結構たいへんです。蟹座A型は自分の理想とする世界がなかなか実現できないことに葛藤をおこします。

蟹座A型は何らかのきっかけで、感情の爆発を起こす可能性があります。こうなると、誰にも止められません。

蟹座というのは自分や周囲が思っているより、はるかに大きなエネルギーを持っているのです。逆境に強いタイプです。

蟹座B型

情が深く、熱い組合わせです。

外見は穏やかに見えます。しかし、薄氷の温和とでも表現したら良いのでしょうか、内側はとても熱い人々です。薄氷ですから、時々氷が溶けて、大洪水を起こします。感情的には苛烈です。

しかし、蟹座の苛烈さは感情面に留まります。例えば、気に食わない人がいたら、攻撃するよりも、避けるのが蟹座の行動パターンなのです。逆に好意を抱くと、まず裏切りません。好きな人とはとことん仲良し、嫌いな人とはなるべく距離を置く。それが蟹座B型です。だから、穏やかにも見えるのです。

一つ困ることがあるとしたら、彼らの好き嫌いの基準がどうも分かり難いことでしょうか。なにをするにも、ものぐさで優柔不断な天秤座A型から見てですが。どうも彼らは好悪を非常に短い時間で判断しているようです。ポケーとしている間に友達になれそうかどうかを判断されます。

蟹座O型

やや偏った組合わせです。

O型には「情」の人が多いです。蟹座も「情」の星座です。そんなわけで、かなり「情」に偏った個性が出来あがりそうです。またO型も蟹座も、身内に甘く、外に厳しい傾向があります。これも偏りです。

おそらく、O型としての個性、蟹座としての個性がはっきり現れる組合わせだと思います。

これは経験論でもあるのですが、魅力的な人が多いような気がします。もしかしたら私が短に蟹コンなだけかもしれませんが。外に見える個性と内面が一致しやすいようです。分かりやすいとも言えます。人間にとって「情」は基本で、基本に忠実なことは周囲に安心感を与えます。迷いの少ない個性です。

感情的ですが、激しい爆発は少ないです。これは感情に特化した分余計な葛藤がすくないせいだと思います。気に入らない人間は余所者として排除します。身内と余所者の線引きは「感情」によって行われます。そして蟹座O型の感情には誰にも手が付けられません。

身内の枠を限りなく広げて行くことができれば無敵の組み合わせなのですが。

蟹座AB型

蟹座の「表面的なおだやかさ」と、AB型の「理屈で物事を考えて感情を表に出さない気質が合体します。そんなこんなで、表面上はおだやかです。

蟹座のAB型は周囲からは穏やかな人間だと思われがちで、ひょっとすると、自分でも自分のことを穏やかなキャラクターだと思っていたりします。しかし、蟹座の個性の中には、激しい感情の要素があります。蟹座ABの人たちはある日突然激しい感情の爆発にさらされて、自分自身に裏切られたような気がすることもあります。

AB型の思考と、蟹座の感情は相容れない面を持っていますから、注意が必要です。自分の中にある感情と理性との葛藤を自覚することが大切です。

二つの要素が上手く噛み合えば、理性的だが、情も解する風流な人になります。ついでに、穏やかだが、粘り強いと言われたりもします。

獅子座A型

しんどそうな組合せだなあ、というのが感想です。獅子座は王者の星座とも言われ、リーダーとしてその本領を発揮するのですが、A型というのは必ずしもリーダーに向いた血液型ではないので。A型はリーダーシップを取ろうとすると、どうも自分に対する絶対服従を相手に要求してしまうのです。その望みは、まずかなえられませんから、周囲との軋轢が生まれ、その軋轢にリーダーであるA型がまいってしまうのです。

「リーダーになりたい。注目されたい」という獅子座の欲求と、「他人の面倒を見ることはストレスである」というA型の気質の間で葛藤が起きます。

ただし、A型の中には、たまに「化けA」なるものが存在します。自分の中のA型気質を理解した上で、それと折り合いをつけることに成功した人々です。だいたい「一見O型、実はA型」といった感じになります。このO型風化けAは、懐の深さとこまやかな気遣いを備えた良いリーダーになる可能性があります。

要は本人の努力次第。いかに一皮剥けるかということです。

獅子座B型

さて、獅子座は「俺について来い」が基本です。B型は「かっこよくありたい。いや、俺はカッコイイはずだ、だから俺を賛美しろ」が対外的な態度です。この二つの組合せである獅子座のB型は、究極の「俺様」組合せだといえます。

組合わせとしては悪くありません。B型は唯我独尊ではありますが、面倒見は良いほうです。他人の面倒をみることはカッコ良いことですから。「良く訓練された実力のあるB型のリーダーシップ」は情に流されず、部下としては過ごしやすいといえます。ただし、無茶苦茶働かせられますが。

そんなこんなで獅子座の権勢欲と、B型の俺様的個性は相乗効果を起こし周囲を巻き込みます。B型獅子座の前では周囲の人間は迷っている暇はありません。獅子座Bのリーダーシップを受け入れるか、拒むかどちらかです。獅子座Bは去る者は追わない主義なので、合わないと思ったら、さっさと逃げましょう。

ただし、獅子座B型はリーダーになれれば良いのですが、なれないとフテ寝します。最悪、そのまま一生起きてきません。一生フテ寝です。

あきらめないこと、何度でもチャレンジする根性を持つこと、何より実力を備え自分を磨くこと、これが獅子座B型の宿命です。獅子座B型の宿命は人生の方向が決定していることです。逃げ場はありません。頑張ってください。

獅子座O型

個人的に夏の星座は特徴が派手だと思っていますが、獅子座O型の組合わせはその典型だといえます。

情に厚く(情に暑くと言いたい…)、でんと構えていて(要は尻が重く怠け者ってことでないかい)まさしく日本型のリーダーの典型と言えましょう。古き良き時代のお父さんです。

親分肌、あるいは姉御肌、他人を使うのが上手(ちったあ自分で働けよ)です。同じ獅子座でもB型の激烈なリーダーシップに対してより包容力のあるタイプだといえます。

いろいろ書きましたが、中々良い組合せです。獅子座の情熱をO型の情が補助します。組織の中では、周囲に自然に気を使い働きやすい職場を作ることができるでしょう。政治化タイプ、大親分タイプです。たとえ、組織の中で出世できなくても、それとは別に自分中心のコミュニティを作る可能性が高いです。部下としては扱い要注意かもしれません。味方にできれば心強いですが、機嫌を損ねるとたいへんです。

問題があるとしたら、高速化、機械化する現代社会にはあまり強いタイプではないということです。契約だの個人主義だのと行った言葉がまかり通る現代ですから。このような問題は獅子座O型は苦手かもしれません。出世や成功を望むのなら良いブレーンが必要です。

まあ、ダメならダメで、暢気に暮らしていきそうな気もするんですけどね。獅子座O型。

獅子座AB型

AB型というのはリーダーにならない血液型のようです。ここで大切なことは「向かない」ではなく、「ならない」だということです。権力を握れば、他人を想い通りに動かしたり、自分の考えを他人に押し付けたり、はてはつまらないギャグでも部下が笑ったり、いろいろ良いことがあるのですが、AB型は今あげた要素にあまり興味がないのです。そんなAB型は「リーダーになることはめんどくさいだけ」で「昼寝しているほうがいい」という結論にたどり着きやすいのです。

歴史上に著名なAB型のリーダーはいます。ケネディとか。現代では石原慎太郎とか。田中真紀子とか。しかし、サル山のボス的に安直なリーダーシップを取るABがあまりいないのも確かです。田中真紀子は安直かもしれん。

そんなAB型にとって、獅子座というのはあまり相性の良い組合わせではないかもしれません。獅子座の権力志向と血液型の水平昼寝嗜好が反対向きに働きます。

獅子座ABはいくつもの集団に同時並行で所属することが多いです。幽霊部員だけど、結構頼れるヤツという感じでしょうか。頭あわせの便利屋ともいいます。リーダーシップを取るのはAB的にめんどくさく、かといって集団の一員として行動するのは獅子座的におちつかない。二つの衝動の仮解答かと思われます。

獅子座ABに言えることは「自分が何をしたいのか、もう一度考えて見ること」です。このままのほほんと生きていたいのか、あるいは。

もちろんすべての獅子座がリーダーとしての資質を発揮できるわけはありません。それは他の血液型同様です。ただ、チャレンジする前にAB的昼寝を決めこんでいる獅子座ABは多そうなので、A型としてはお節介をしたくなります。

乙女座A型

12星座中最もA型の特性が強い星座はどれか?それは乙女座だと思う。12星座中もっとも当てやすい組合わせはどれか?それは乙女座A型だと思う。この世で最も必要とされる組合せはどれか?それは乙女座A型だと思う。VIVA乙女座A型。秩序の番人。無限増殖するエントロピー処理のプロフェッショナル。混沌の世に降り立つ救世主。

乙女座Aは私に最も当てやすい組合わせです。つーか、恥ずかしながら、血液型は当てられるけど、星座はめったに当たらない。1/48で一発的中できたのは今のところこの組み合わせだけ。身内(母親)が乙女座A型なのでそれだけ見なれているのでしょうか…?

一般的に「A型」という言葉で表される印象をすべて持っているのが乙女座A型です。繊細な神経。潔癖症。完全主義者、というところでしょうか。乙女座の現実的な完全主義をA型がサポートします。また、A型の繊細な気質を乙女座が増長します。A型乙女座では、血液型の気質と星座の嗜好がほぼ同じ方向を指します。逃げ場はありません。A型でも必ずしも几帳面ではないのですが、(私がいい見本です)A型乙女座はかなりの高確率で几帳面です。

乙女座A型はいないとたいへん困る存在です。集団の結成初期においては多少煙ったがれることもあるかもしれません。しかし、その存在の有用性、ありがたさは時間を経ることに周囲に深く刻み付けられるでしょう。それこそ、石器時代から、現代の高度情報化社会に至るまで。乙女座A型が必要とされない環境はありえないのです。「性格」よりも「能力」で印象を残すタイプです。乙女座A型は働きます。何故なら、他人のやった仕事が完全主義者故に気に食わないから。気に入った結果のためには自分でやるしかないから。かくして、乙女座A型は「労働」の星座となるのです。

リーダー向きかというと、少し考えてしまいます。その繊細さからくるヒステリーが…、完全主義からくる窮屈さが…、…。その多少ひどいことを言うと、「人を使うタイプ」ではなく「人に使われるタイプ」なのです。某乙女座A君の言葉(実話)「僕は、高校生の時、生徒会の先生に頼りにされてとてもたいへんでした。今もことあるごとに他人から用事を頼まれています。僕は一生こういう運命なのでしょうか?」ぶたくさの精の返答「うん。そう

さて、一つのことを極めるということはたいへん価値のあることではないかと思っています。乙女座A型は「秩序」という点において、他の星座・血液型よりはるかに有利に極められるのではないかと思います。がんばってね。それとお母さま、たまにでいいから私のアパートのエントロピー処理(掃除のこと)を手伝ってね。天秤座ものぐさダメ娘より。

最後に。几帳面ではない乙女座A型へ。そういうこともあるかもしれません。別の意味で、頑張ってね。

乙女座B型

困った組合わせです。A型の項でも言いましたが、「乙女座」は労働の星座なのです。しかし、B型は労働は嫌いなのです。

B型は働き者です。まちがいなく。A型よりも余程働きます。しかし、B型は働くことに「やりがい」とか「自己決定」とか「リーダーシップ」とか、「ともかく周りを引っ掻き回したい」とかいう衝動が付きまとうのです。B型は働くことに労働以外の要素を求めたがるのです。かくして、星座の方向と血液型の衝動の間に矛盾が生じます。

これは、B型本人にとっても周囲にとっても不幸なことです。言われたことを完璧にこなすかと思えば、衝動的に(周りからはそう見える)フテネする。リーダーシップを取らせれば、(乙女座的に)やたら細かいところまで(B型的に)ズケズケと指摘し、部下が参ってしまう。そうこうしているうちに、乙女座的繊細さから被害妄想になり、やる気を無くしてしまう。だけど、乙女座ですから、批判精神は旺盛だったりする。さぞかし扱いに困ることでしょう。

ずいぶんひどいことを書きましたが、これは乙女座B型の若いときにしばしば見られる状況です。だいたい年齢を重ねれば、落ちついてくるようです。乙女座B型は確かに大いなる矛盾を抱えた存在です。しかし、これだけ矛盾がはっきりしていると、本人も早い時点で気がつきます。腹を括って改善に取り組むしかないのですね。これはかなり成功します。なぜなら、乙女座は批判者にして分析者ですから。B型は自己改革者ですから。

乙女座B型は若き日の失敗を糧にして、飛翔して行くのです。壊した石橋を再構築して渡って行くのがおとめ座B型です。

乙女座O型

乙女座の中で最もタフなのがこの組合わせです。乙女座は現実的な問題にたいして強い一方で、精神的な面でもろさ(つーか繊細さ)を抱えています。しかし、乙女座O型の場合、O型的タフさ、いーかげんさ、楽天性が補ってくれます。

地の星座の現実処理能力、乙女座の秩序感覚を持ち、一方でO型特有の情のあつさと図太さを備えます。本質的に「情」の人であり、興味の対象は現実・データ・秩序、そして労働にあります。現代日本社会を生き抜く上で両者とも大切な要素です。バランスの取れた組合せです。

さて、問題があるとしたら、内面的な問題です。乙女座の繊細さとO型の大雑把さがトラブリます。外側では、この二つを備えるメリットの大きさのためか一見目立たない矛盾です。しかし、本人の内側では熾烈な葛藤となります。そして、乙女座の潔癖さはこの矛盾を無視できないのです。

結論からいいますと、O型の割に繊細で緊張感溢れる、まるでA型のようなタイプが多いようです。一見、O型とA型のいいとこ取りのように見えます。確かに、いいとこ取りも間違いではありません。ただし、A型は年齢を重ねるに連れて、繊細さと緊張感を緩める術を身に付けるのですが、乙女座O型はいつまでたっても緊張しっぱなしです。最悪のパターンだと、O型的に例外なく乙女座的に完璧性を追求するということになります。

この矛盾は周囲の人間関係に影響が出ます。O型は同族同士仲が良いことが多いのですが、乙女座O型は同じO型からは敬遠されがちです。「あいつは同じO型で俺たちの仲間なのに、なんであんなに細かいんだ?まるでA型みたいじゃないか」というような具合でしょうか。

かなりえげつなく書きましたが、基本能力は高いです。自分がO型だということを忘れないように生きてください。

乙女座AB型

究極の便利屋。と言ったら失礼ですが、本人が望む望まざるに関わらず、こうなる可能性は高いです。労働を象徴する乙女座に、AB型の押さば引くの奉仕精神が合体するのですから。

周囲の現実に興味を持つ「地」の星座に、クールで知的活動に特化したAB型は好相性といえます。

乙女座ABにとっての問題は、精神面の弱さにです。乙女座は、繊細さと潔癖さが表に出ます。ABは一見するとそうは見えないのですが、たいへんもろい面があります。A型は一見もろいが、しんは強い(というか、あきらめが悪い)面もあります。しかし、ABは一見しんは強そうに見えて、ぎりぎりの局面であきらめてしまう傾向があるのです。B型・O型はだいたいAやABよりタフです。

乙女座にとって、労働は苦痛ではありません。しかし、AB型は、良く働きますが、働くのは嫌いなので、矛盾が生じるとしたらそこです。ただ、AB型は頼まれたら、あまり断りません。乙女座ですから、仕事をきちんと処理される可能性が高いです。当然、周りには頼られ、多くの雑務をまかされるでしょう。

周囲に頼まれて、にこにこと細細とした仕事をやって、やりつづけて、ある日突然「馬鹿馬鹿しくなった」とか置手紙を残して失踪しそうなイメージがあります。あくまでイメージですが。

あまり無理をしないように。

天秤座A型

怠惰。以上。

これでおしまいにしたいと今すごく思っています。しかし、ここまで散々他の星座血液型について文句を言ってきた以上、自分の星座血液型で逃げるのは卑怯者のすることです。なんとか行って見ましょう。

さて、天秤座A型です。天秤座というのは、風の星座でして、ドライです。一方、A型は現実的です。論理と現実というのは相性は良いので比較的無難といえます。ここまでは。

天秤座独自の個性に交流と社交があります。実はここで、血液型と星座が矛盾します。「他人が好きだけど、きらい」「付き合いはいいけど、ストレス」こんな感じです。天秤座としては、他者と交流したいのですが、A型としては他者と交流するのはめんどくさいのです。この矛盾は自分で解決できればいいのですが、できないと「なんか付き合い難い」とか、「話してても楽しくなさそう」とか「自分のことばかり話す」とか言われます。

星座の個性を発揮するのを血液型が邪魔をするのです。自分の能力を発揮できない可能性が高いです。

ついでに天秤座はものぐさで、A型もものぐさですから、これはもう間違いなく天秤座A型はものぐさです。そうアクの強い個性でもありません。毒にも薬にもならず、ぼーっとしている天秤座のA型が多いのではないでしょうか。

天秤座B型

天秤座の中では一番活発なのがこの組合わせです。

天秤座は星占いの分類上、男性星座で、活動星座で、風の星座です。消極的なカラーとは縁がないように見うけられます。どうして、怠惰といわれるのでしょうか。

それは、天秤座の行動の基本が受動だからです。消極的な受動ではなくて、積極的な受動です。天秤座は、周囲の人間関係について活発に情報収集をして、その集団の中での最適な行動・言動を行おうとします。他の星座(特に牡羊座あたり)からは、何故そんなに面倒なことをするのだろう、と思われたりしますが、それが快感なのです。

そんな天秤座ですから、一人でいると、ぼっーとして何もしません。怠惰といわれる所以です。

さて、天秤座B型です。B型は積極的に動き回るのが好きです。というより、何もしないでいるとストレスを感じるのです。しかし、天秤座なので、一人でいると、何をしていいのか分からなかったりします。矛盾です。

天秤座B型にとっては、パートナーの存在が鍵となります。旦那や彼氏に限りません。親友でもいいのです。明確な目的意識を持ち、積極的に動き回る相手と組めば、動き回る理由もできて、能力も発揮できるでしょう。次から次へとトラブルを起こす相手の面倒を見つづける可能性もあります。天秤座B型に必要なのは動き回る動機を与えてくれる、人間関係です。

天秤座O型

人間的に非常に丸い人が多そうです。体型が丸いという意味ではありません。

O型は、社会的な性格です。周りとの一体感を大切にします。天秤座は天秤Bの項で述べたとおり、相手に合わせることを第一の命題にしています。そんなこんなで、天秤座O型は協調性があり、人間関係を大切にする円満な性格となるでしょう。

が、しかし。天秤座は風の星座で知的活動に特化しています。O型は情緒的な血液型です。知的活動と情緒的活動は本来矛盾しているのです。そこには葛藤があるはずなのです。ただ、手段として矛盾はあっても、天秤座とO型は目的(円満な人間関係を志向)は同じ方向です。そんなわけで、本人が自分の中の矛盾に気がついていない可能性があります。

天秤座O型には目立たない人が多いような気がします。能力が低いわけではないです。付き合って見て魅力がないわけでもないです。でも、本来持っているエネルギーが全然表面に出てこないのです。これは、深いところにある葛藤でエネルギーを殺しているのではないかと思います。

上手く育てば、情と理性の両面から人間関係を構築できるようになるはずです。よき調整役となるでしょう。

天秤座AB型

天秤座は、占い情報誌等で悪口はあまり言われない一方で、いまいちイメージがはっきりしません。少なくとも私は長い間そうでした。O型の覧でも書きましたが、他者と合わせることが天秤座の命題です。積極的に行動する牡羊座などから比べると成果も被害も少なそうです。

さて、そんなはっきりしない天秤座のイメージを体現してくれるのが、彼ら天秤座AB型です。

風見鶏天秤座に、AB型の押さば引くの精神が加わります。怠け者天秤座をAB的めんどくさがりやがサポートします。風の星座の知的機能をAB型の理性が強化します。

優雅で、付き合いが良く、たぶんもてるでしょう。サービス精神が旺盛で、尽くすタイプです。でも腰は重いです。たぶん自分の趣味にはとことんうるさく、一歩も譲らないでしょう。そう、これが天秤座の完成形です。

血液型と星座の相性は良いです。良すぎて逃げ場はありません。星座と能力の方向性が一致すると、矛盾が少なく、能力は発揮されやすいです。ただし、世間的な意味で出世するタイプかと言うと、どうも。ありとあらゆる意味で他者と戦うという発想がないようなので。芸術家肌、知る人ぞしる専門家、辺境の賢者、こんなイメージがあります。

蠍座A型

おろそかには出来ない威厳。どっしーりと重たい空気。

蠍座は水の星座で、情緒を司ります。A型は現実感覚が強いようです。以前も書きましたが、この二つが強化されると、今の日本社会では生きやすいようです。ついでに、蠍座は不動星座ですが、A型と不動星座は相性が良いようです。ものごとにじっくり取り組むA型の姿勢が強化されるからでしょう。その安定した情緒故か、現実感覚故か、妙におろそかにできない雰囲気を持っています。

ここまで書くといいことずくめのようですが。が。

蠍座A型はすごーく粘り強く努力するのですが、努力の方向性をしばしば見誤るような気がします。牡羊座のように、自分のやりたいことをやるでもない。牡牛座のように蓄財に励むでもない。双子座のように知の世界をさ迷うでもない。蟹座のように家庭にこだわるでもない。獅子座のように権力に拘るでもない。乙女座のように労働と奉仕を旨とするわけでもない。天秤座のように脳天気にいきるでもない。射手座のように、etc。

蠍座は占星術的には、死と闇を司る星座です。死と闇というのは人生であたやおろそかに出来ない重要な要素ですが、現代社会では限りなく込みやられています。蠍座は迷っているのかもしれません。

たいてい世間的な目標(資格とか、出世とか)を立てて努力しているのですが、性格と目標のミスマッチがしばしば見られます。自分が何をしたいのか、何を望んでいるのかよく見つめる必要がありそうです。

蠍座B型

世間で想像されているほど怖くない、と思います。

飲み会で、「蠍座B型」と名乗る女性がいると、ある独特の「ひく」空気が生まれます。その後、「俺、蠍座もB型も大好き〜」と場を盛り上げる男性が現れます。パターンです。

これはまさしく偏見です。それも間違った知識に基づいています。たいへん嘆かわしいことです。

蠍座は水の星座で情緒を司ります。また不動星座でもあります。不動星座故に、持って生まれたエネルギーを使うのは上手ですが、周囲に無駄に力を振りまくタイプではありません情緒的には極めて安定しているのが蠍座の特性です。極限状況を象徴する冥王星を守護星に持っていることも含めて、確かにストレスには強いです。さらに、B型も精神的崩れ難いタイプです。48通りの組合せで、最もタフかもしれません。ただし、そのタフさは日常において発揮されるものではないようです。いざという時に強いタイプなのです。

この組合せの難点としては、直感と情緒のペアのため、現実処理や知的活動に苦手意識や面倒くささを感じることかもしれません。日常においては昼行灯。いざという時には役に立つ。そういうタイプです。

ですから、世間がイメージするほど強烈な方々ではないのです。頼りになる方々であるのは事実ですが。

蠍座O型

深情けだけど、常識人。

蠍座の水の情と、O型の情が重なります。とても感情に重きを置くタイプだと思います。ヒステリー気質ではありません。血液型と星座の方向性に矛盾が少ないこと、及び蠍座の不動性から感情は安定しています。

「恋愛」には多くのエネルギーを使います。愛し愛される状態が理想です。好きになったら命がけでつくすでしょう。ただし、彼あるいは彼女の存在自体ではなく、「好きな人がいる」「恋をしている」という状態が、蠍座O型にとって大事です。結果、ダメ男や、ダメ女に尽くす率は高いです。どうしようもない相手だとわかっていても、好きになってしまうと、恋愛からはなかなか降りられないのです。特にスタートダッシュの最中は「恋は盲目状態」です。

しかし、しばらく時期がすぎると、憑き物が落ちたように、唐突に恋を終わらせることはあります。

恋愛以外に関しては常識人です。懐の深い情の人です。蠍座の威厳とO型の迫力が重なるので、カリスマ性があるかもしれません。周囲からは軽んじられないタイプです。

要は、色恋で失敗さえしなければ、問題はおきないのです。たぶん。

蠍座AB型

目的喪失。

蠍座は、一見まともそーに見えて、かつ迷いがなさそーに見えて、さらに、世間にも適応しているよーに見えて、深ーいところでずれていると言うか、迷い道をさ迷っていると言うか、そんなイメージがあります。そんな蠍座の中でも、一番適応しているように見えて、かつ一番迷いが深いのが蠍座AB型ではないかと思います。

人生のテーマを「富」とか「快楽」とか「成功」に置き換えて、日々努力して、ある程度成功も収めて、それなのに何故か満たされない蠍座ABというのが思い浮かぶのです。

蠍座の目的である「死と闇」はただでさえ現代社会ではこみやられているテーマであること、及び、蠍座の情緒とABの知的活動が相反し矛盾が生じること、この二つが迷いの原因だと愚考しています。

ただ、具体的に何をしろというと、…???

死と闇というと、つまりは「宗教」とか「哲学」とか「倫理学」とかそちらに流れるのでしょうが、果たしてお勧めすべきテーマなのかどうか。今まで通り、世俗的なテーマで生きる方が本人のためじゃないか、とかまあ、いろいろ考えてしまうのです。

性格は忍耐強く、努力家です。ひたすら頑張ります

射手座A型

「重力への挑戦」NHKの某番組のタイトルみたいになってしまいました。しかし、これこそ射手座A型のテーマだと思います。あるいは「飛翔と現実」

射手座というのはよくも悪くも12星座で最も腰が定まらない星座です。A型は四つの血液型では最も腰が据わって、動き回らない血液型です。矛盾がないはずありませんね。「変化への希望」と「不変・安定への衝動」この二つの間をさ迷うことになるでしょう。

一年中「転職したいなあ」とこぼしているタイプです。別に今の職場にさほど不満がなくても「転職もいいなあ」とぼやいていると思います。射手座にとっては新しい環境へ飛びこむことこそが大切です。冒険ヤロウなのです。ただし、牡羊座と違い冒険は個人の問題です。周りをまきこむことはあまりしません。家族が本人の個人的な決断によって影響を受けることはありますが。

ただし、いざ決断になるとなかなか進まないと思います。A型は決断に時間がかかり、新しい環境へ飛びこむことにストレスを感じるタイプなのですから。あえて理想をいうなら、ある程度自由に動き回れる仕事につけると良いのですが。

たいてい射手座A型は、仕事は仕事で割り切り、趣味の世界で活動的に動き回ります。外では元気(射手座だから)家出は怠け者(A型だから)。こんな感じでしょうか。

射手座B型

風のようにあらわれて、風のように去って行く。射手座Bはこんな存在だと思います。

「動き回るために動く」のが射手座です。B型も自分のために自分の思いのままに活動する存在です。48の組合せの中で最もフットワークが軽いのがこの射手座B型だと思います。その動きはたいへん軽やかです。直接周りをまきこむ動きはあまりしません。これは、同じ火の星座のおひつじ座B型やしし座B型と対照的です。

風のような存在と言いましたが、言わば、スカートを捲り上げる(失礼!)突風のようなものなのです。現れた瞬間はみんなを慌てさせますが、去って行ったあとは日常が再び戻ってくるのです。

射手座A型で腰が定まらないと言いましたが、射手座B型はそのレベルは超えています。1箇所に腰を定めることにストレスを感じる、のではなく、腰を定めるという思想ががそもそもないのです。生まれながらの自由人です。

転職率はきわめて高いでしょう。独立系の仕事も多そうです。たぶん、フリーターも多いと思います。さらに言うなら、趣味に没頭し、あげく趣味を職業にしてしまう人も多いのではないでしょうか。気に入らない環境にいつまでも居座ることはありません。彼らが社会的に成功するかどうかは、純粋に本人の甲斐性にかかっています。

「たまには、立ち止まって、考えるべき」かどうかはわかりません。ひとには向き不向きがありますし、向かないことに頑張るのが良いことなのかは分からないので。ありのままに生きるのが良いのかなあと思っています。

射手座O型

なんか、「たらし」っぽい。

いきなり失礼しました。博愛主義と軽やかな人間関係が射手座O型の特徴ではないでしょうか。O型の腰の軽さと射手座の活動性が重なって、あちこち動き回ります。射手座B型との違いは、一見無目的に動き回ること、周囲の人間関係や仕事の進捗をあまり引っ掻き回さないこと、です。突風ではなく、そよ風です。

彼らになんでそんなに動き回るの?と質問するとたぶん彼らは首を傾げるでしょう。たぶん彼らは自分の行動を自覚していません。本能の声、野生の呼び声に従っているだけなので。

射手座の例に漏れず、彼らも趣味を重視します。それで、趣味と仕事の関係は、趣味を仕事に持ちこむという感じでしょうか。仕事の時間に趣味の話をしていたりしそうです。それも堂々と

彼らに悪気はありません。ごく普通に振舞っているだけです。悪いのは、それを許している周囲です。

で、結論として、射手座O型のわがままというか、暢気さというか、非常識というか、天衣無縫さというか、なんか許してあげたくなるのです

俺(私は)仕事でスゲー頑張っているという射手座O型さんごめんなさい。素直に謝ります。でも、たぶん射手座O型無理をしない自然体でいる時のほうが魅力的です。暢気に周りを振りまわしてはいかがでしょう

射手座AB型

直感能力と知性の一致。何かしらの理由で興味を持った対象を生涯かけて追い求めるタイプだと思っています。

興味を持つ対象は火の星座特有の直感で決定されます。少年時代の憧れやら、何らかのテレビ、映画、本で受けた衝撃的な内容やら、事実やら。興味を持つ対象を決定する時、友達と一緒に始めようとか、回りとあわせようとか、そのようなことは考えません。端から見ると少しばかり変わった対象を追い求める可能性が強いです。

さらに、仮に(あくまで仮に、です)興味を持つ対象が世間の常識とは多少ずれていたとしても、全く悪びれず隠そうとしないことも射手座AB型の特徴です。A型だとこうはいきません。要は羨ましいのです。

そして、追い求める手段はAB型的に知性と理性です。かくして、天の光の照りかえりは極めて個人的な趣味の世界に費やされます。

「この人は、なんでこんなに頭が良いのにこんなへんちょこりんなことに拘るのだろう」(実話)とか、「もっと世俗的なことに拘ればお金も地位も手に入るのに」とか、端から見ていると言いたくなります。

今まで射手座ABに言ってきた事を要約すると、「おたくの星」ということだ!

人間関係的には、来るもの拒まず、去る者追わず。趣味友を中心に、携帯電話に登録される友人の数は、年齢に比例して増えて行きます。ただし、年賀状は書かないタイプですね。たぶん。

山羊座A型

土の星座はA型の個性がよく発揮される血液型だと思います。牡牛座がA型的安定性、乙女座がA型的繊細さと秩序感覚、だとしたら、山羊座はA型的うらみつらみでしょうか。失礼、言い間違えました。A型的芯の強さ、です。

A型は案外(というか、周知の事実か!?)感情的だったりするのですが、その激しさを発揮します。ただ、爆発させる、(つまりヒステリーのことね・・・)わけではなく、感情エネルギーを糧におおいに活動する(忍耐強くひたすらがんばること)と言えましょう。。

山羊座A型のエネルギーの元は、土の星座にしてA型という特性から、社会的的地位物質的なこと、などがである可能性が高いです。

組織に執着し、転職はあまりしないほうです。執着する一方で、組織に対する不満は常に持っています。思うように出世できないのは、もちろん気に入りません。ただ、それは我慢します。しかし、周りの人間、特に上司や先輩が組織を利用しながら、組織に尽くそうとしないのがすごく気に入りません。ただ、何度も言いますが、やめたいやめたい、と愚痴をこぼしながら、やめないタイプです。

概ね、努力家であり、大器晩成型といえます。少々のことではへこたれず、相当なことでもなお、へこたれません。あれこれ衝突しつつも、周りから頼られ、最終的には組織の中で実績を積み上げ評価されていくタイプです。

石橋は、自分で十年計画で、自分で橋を架け、渡っていきます。時々頑張りすぎてて大丈夫なのかなあ、と思うこともありますが、頑張るネタがないと、つまらないようです。女性としては、夫に尽くすタイプ、仕事で頑張るタイプの両方がいます。しかし、尽くす場合は、尽くしがいのある夫であることを要求するようです。山羊座A型の専業主婦の妻を持つ男の方、「男を磨く」ことが大切です。この場合の男は、もちろん経済力と地位です。でないと、突然見限られて、働く女になっちゃいますよ!

山羊座B型

かなり、しんどい組み合わせです。

山羊座の望むモノは世俗的な成功です。言いかえれば、金銭と権力です。B型の望みは直感的に自由にいきることです。B型はエネルギーに溢れ、社会的に成功する可能性を持っています。しかし、B型的な成功は、豊かな人脈であったり、豊かな趣味であったり、必ずしも金銭的な価値であらわれてはきません。それは、B型的にはOKなのですが、山羊座的にはNGなのですです。

山羊座的に望みを叶えようとすると、B型の個性が邪魔をします。山羊座は組織の中で着実に出世して行きたいのですが、B型的には組織人間になることはストレスです。

今度はB型的に生きようとすると、山羊座が望みを叶えられないことに不満をこぼします。

よくある山羊座B型の悪い例。自分の中の相反する衝動から生まれるストレスを回りに押し付け、「俺にこの仕事は合わない」とか「俺のことを周りは理解してくれない」とか「外国でなら信用されるのに」とかぶつぶつ言い出します。

ひどいことを書きました。しかし、私の周りの山羊座B型ので楽々と人生を渡っている方がいないのです。いたら教えて下さい。男性においてこの傾向は特に顕著です。

原因はおそらく、土の星座の現実感覚とB型的直感機能の相性がイマイチであること、そして、B型も山羊座も活動的で現れる影響が露骨であることです。

悩みと苦しみも人生の一部です。成功するとしたら、中年以降、自分の能力の把握と自分の性質のコントロールができるようになってからだと思います。まずは待つべし。待てば海路の日よりあり。

山羊座O型

人生に偏りが見られそうな組合わせです。

O型が一番重要視するのは「情」だと思っていますが、「現実感覚」もとっても鋭かったりします。感覚から手に入れた情報を(A型から見ると)実にいい加減に、かつ大雑把に、そして的確に処理して行きます。一言でいえば、雑なくせに要領のいいやつ、ということになります。

何度も言いますが、山羊座は土の星座で、感覚機能を大切にします。血液型から見た得意な分野と、星座が重要視する分野が一致していますので、葛藤は比較的すくないのではないかと思います。おそらく世間では「出来るやつ」「使えるやつ」で通っているでしょうし、本人も当然そう思っているはずです。

社会的な成功や、他者を服従させることは、山羊座にとって大切なことです。もちろん、威張ることは他の星座もたいてい好きです。しかし、山羊座はとりわけそこに注ぎ込めるエネルギーが大きいのです。

山羊座的な願望が叶う可能性は高いと踏んでいます。活動星座のエネルギーとO型の生命力は、彼らの目的を達成するために強力な武器になります。現代社会では目的を見つけやすく、また成功しやすい組み合わせだと思います。人生偏りが多そう、と言ったのははそのためです。

彼らが悩むとしたら、さらに上、もっと上を望む時でしょうか。そんな時、「頑張れ」、というべきなのか、「足元を見よ」、というべきなのか悩みます。心配する必要があるとしてですが。どちらにしろ、自分でなんとかしそうな気がするんだよなあ。

と、書いてきて、別の意見が寄せられました。女性だとしんどいかもしれません。能力を発揮しきれなかったり、婚期が贈れたりする可能性が高そうです。

山羊座AB型

なんか、地味そう。

山羊座は、現実感覚にすぐれる土星座で、活動星座ですから、どちらかというと一目を引きそうなのに、イメージは地味。そして、おそらく実体も割と地味

原因は、守護星である土星の影響&山羊座が拘る対象が「仕事」であることでしょう。仕事に拘るというと、華麗なキャリアとか言葉が浮かびますが、純粋な「仕事」というのはかなり地味な作業です。職場で目立つ人というのは、仕事が出来る人よりも、遊びが上手い人、あるいはその両方ではないでしょうか。

山羊座ABは、特に若い時は、黙々と仕事をこなします。若い時期は血液型の個性が勝つので、山羊座の上昇志向はまだ表面に出てこないと思います。AB型は上昇志向はあまり強くない血液型ですから。ただ、仕事が大切ということはなんとなく感じていますから、頑張ります。周りからは「便利なやつ」(B型の意見)とか、「なんであんなに頑張るんだろう?わからん」(O型)とか、「体壊さないかなあ、でもまあいっか、頼んじゃえ」(A型)とか見られていそうです。

言い忘れましたが、要領がいいAB型で、現実感覚に優れる土星座ですから、能力のバランスはいいはずです。感情よりも、理性が勝ちます。おちついた性格ですが、それも「地味」の原因です。

山羊座ABが、転換点を迎えるとしたら、30を越えてからです。本格的に動き出すとしたら、40を越えてかもしれません。彼らはようやく「人生の目的」なるものを見始めます。たぶん、山羊座的に「出世したい」とか思うと思うのですが。

能力的には十分だと思いますが…。時既に遅し、で拗ねたりして。

水瓶座A型

悪くない、というか、なかなかイイ感じな組合せだと思います。が。が。

なんかずれてますな。世間の本流から。

A型的現実感覚と、風の星座の思考の結合。また、A型のじっくり行動不動星座の組み合わせ。適度に視野もひろくバランスの取れた人格が出来あがりそうです。A型に時々見られる抽象思考も、水瓶座の不動的知性とは相性が良さそうです。抽象思考の問題は、現実から乖離する可能性があることです。じっくり考えれば、早合点の危険は減りますから。

では、何故ズレてしまうのか?

水瓶座の宿命がそもそも「時代とずれる」傾向があります。水瓶座は天才の星座とも言われますが、天才とはそもそも時代からずれている者です。天才は同時代人に理解されない(ことが多い)ですが、これはそもそも天才が同時代を見ていないからです。愛し愛され、理解し理解され、が人間関係の基本です。だとすると、その時代を愛していない天才が、その時代から愛されないのは当然なのかもしれません。天才というのは、より長い基準で時代を見ています。そして、彼らが見ていた時代が一巡りして、ようやく理解されるのでしょう。(追加。天才=長い基準で時代を見ている人間、ではないし、また、長い基準で時間を見ている人間=天才でもないと思います。双方ともに、十分条件にも、必要条件にも足りませんな)

今度は話がズレました。

水瓶座のすべてが「天才」だとは思いません。しかし、水瓶座の思考は、世間より長いスパンで動いているように思えます。A型も自説に拘るあまり流行からずれる傾向が高いです。で、足して、なんかずれている人々が出来あがる、と。

ただ、本人たちは、自分の好きなことに拘り、そのことに対して堂々としています。世間の目が常に気になる天秤座からは、楽しそうでいいなあと感じます。すごく安直に言えば、アキバ系が多いのではないかと。

水瓶座B型

「我は天才なり」と、影でこっそり思っている。たぶん。←偏見

水瓶座のするどい知性と、B型的直感の組み合わせ。相性は悪くなく、跳ね馬のような感性の持ち主です。A型に比べると、同時代性が高く、現実に適応しています。A型水瓶と比較すると、「浮世離度」が低い感じでご理解下さい。

精神的にはハイテンションで安定しています。高音域で、でもぶっとい音が、ガーンと鳴り響いている感じですね。かなりタフです。無駄にタフとも言えます。一旦思いこんだら、周囲が何を言っても聞きません。だって、B型的にタフだし。だって、水瓶座的に頑固だし。もし彼らを説得しなくてはいけないのなら、「まず理屈、次にひたすら理屈」。説得は困難を極めるでしょう。だって、水瓶的知性と論理にB型のひらめきとタフさが加わるのだから。ぶたくさの精としてはめんどくさいからパス。

にもかかわらず、はた迷惑そうに見えて、意外に頼りになるひとたちです。彼らの興味はまず、自分の内的世界にあります。それを使って世間を引っ掻き回すことは(B型にはめずらしく)二義的な価値しか持ちません。水瓶座B型は、世間一般とは異なる方向に興味を持つことが多いですが、彼らはそれをうまくリサイクルして日常生活に生かしていきます。

うまくいくと、誉め言葉として「あいつ変わっているけど、面白いやつだよなあ」と言われます。うまくいかなければ当然、「なんであいつはいつもヘンなやり方をためしたがるんだろう。言っても聞かないし、ほおって置くしかないけどさ」といわれるでしょう。

うまくいった水瓶座B型は自分の個性で周囲を飼いならし、その中でくつろぎます。うまくいけばですが。

水瓶座O型

さわやか過ぎ。

風の星座の「知的活動」と、O型の「感情的活動」はしばしば対立しますが、この組み合わせでは割とうまく共存しています。水瓶座は往々にして、浮世離れしがちですが、O型的は世俗性も持ち合わせていますので、水瓶座の中では最も世俗的かつ現実的(ぶたくさの精的には誉め言葉である)です。

情に理解があり、平等主義、博愛主義、クールで引きずらないタイプです。つまりはイイやつ同性に好かれるタイプ、です。

さて、ここまで書くと良いことずくめのようですが、やはり問題点はでてきます。

どうも、水瓶座O型は、「知的」な面と「感情的」な面の、自己内部での衝突の回避に余計なエネルギーを費やしているような気がします。エネルギーを内部で消費している(ように感じられる)分、能力や才能があまり表に出てきません。ある種の自負心の欠如と言い換えても良いです。本気にならないタイプと言ってもいいかもしれません。

「同性に好かれるタイプ」と書きましたが、実はこれにはもう一つ意味があります。つまり社交的な割に恋には不器用なのです。そこらへんも同性の共感を呼ぶのです。

男女を問わず友人が多いのですが、誰とも「友達」になってしまいます。なかなか「特別」な雰囲気を作れないのです。「口説こうとしても、あまりに空気がさわやかすぎて、タイミングを逸してしまったよ」これはきっとよくあることです。こんな時、水瓶座O型は相手を振った(もしくは振られた)ことを知りません。

水瓶座AB型

究極のABにして、性格的にはあまり目立たない人々。たぶん仕事人

ABは一見理性的で、実際にはてしなく理性的で、それ故の苦しみを抱えた人種です。水瓶座ABは、そんなAB型の中では比較的楽なのではないかと思います。これは彼らが鈍感なわけではなく、ひときわ感性がするどく、それゆえに早々に人生に見切りをつけているからでしょう。

水瓶座ABは、これは多くのABがそうですが、ごく幼い内から自分がどうも少数派であるらしいことを知っています。そして、どうして、自分はこんなに込みやられているのだろうとかはあまり考えず(ここで立ち止まって、世界との折り合いに時間がかかるABは多い)、淡々と事実を受け入れた上で、世界を渡る対策を立てます。

そんなこんなで、彼らは手堅く手に職を持っていそうなイメージがあります。つまり仕事人です。もちろん、「お金がなくてもいいや(水瓶座的にはこう言う考えもある)」というオチで、のらりくらりとフリーター、派遣系という可能性もありますが。

一方、水瓶座ABというと、天才の二乗で大天才か?とも思えますが、これには懐疑的です。天才といわれるにはある種の屈折がほしいところですが、水瓶座ABはあまりにも知的活動に特化しすぎていて、屈折や衝突とは縁がなさそうです。しかし、能力は高いし、感性は鋭いので、時流に乗るタイプのプチ天才は多そうです。

性格的にはクールで暢気。時間の感覚がひとより長く、あくせくしません。

魚座A型

男女問わず、お姫様気質。ついでに台風気質。

「水星座=感情機能に特化」と言われます。(ちなみに水星座は、蟹座・蠍座・魚座の三つ)これは、感情的、とかヒステリー、とかいう意味ではなく、、感情を重要視する人、自分及び相手の感情に敏感な人、というふうな意味だと解釈しています。

そんな感情的にこまやかな水星座で、もっとも繊細・過敏な気質の持ち主が魚座です。この「感情的に細やか」な性質と「A型的個性」ですが、両者の相性は…、うーむ。一言でいえば、A型的繊細さと、魚座の繊細さが二乗でダブル繊細ということでしょうか。

精神的には脆いほうだと思います。ただ、彼らは物心付いたときから、自分自信の脆さ・繊細さとは付き合っていますので、自分の脆さをそれなりにコントロールしている可能性が高いです。柳に枝折れなしです。

で、彼らは生きぬくテクニックとして、割と人に頼ること、利用すること、に抵抗を感じないようです。良い意味で甘え上手です。故に、魚座は末っ子ポジションは上手ですが、長男・長女ポジションはあまり上手くないです。人に過剰に頼られると最悪A型的パニックを起こします。ただ、A型はどちらかというと、優等生的、長女ポジションが安定する性格なので…。これも矛盾と葛藤がありますな。

ただ、誤解のないように言いますが、魚座にはリーダーシップはあります。それも強烈な。「我の面倒を見るべし!」と、強烈なオーラを発しまして。なんというか「この人を泣かしてはいけない!!」と周りに思わせてしまいます。一言でいえば、お姫様気質です。、ある種のカリスマ性です。

魚座B型

言ったもん勝ち。やったもん勝ち。

繊細・過敏な魚座気質と、図太く打たれ強いB型気質が同居しているのが魚座B型です。周囲から観察した時、タフなのか、軟弱なのか分かりません。困ったことですが、本人自身も、自分がタフなのか軟弱なのか分かってなかったりします。ただ、魚座の中では一番タフと見て間違いないとは思います。あくまで、「魚座の中で」ですが。

直感のBと感情の魚座。組合せの相性は悪くないのですが、現実に適応しているかどうかは微妙です。柔軟星座にはよく見られますが、感情の波が激しく、それで苦労することもありそうです。

また、魚座B型は、仕事・恋愛・友情を問わず、頑張りすぎる傾向があり、突然限界を迎えて鬱に近い状態になったり、それに伴い周りを引っ掻き回したりします。魚座全般に自分の限界を超えて頑張ることはよく見られますが、とりわけ顕著です

上記の原因は、個人的には、魚座のテーマ「境界をなくす」が原因だと思っています。そのテーマに伴い、本能的に魚座は自分の限界を認識していません。その認識できない「限界」にぶち当たった時、彼らは非常に驚き、狼狽し、また傷つくようです。で、そんな時、B型ですから、自分及び周囲を巻き込んで爆発します。

ある程度歳を重ねると、限界があることは認めます。認識できなくても、経験的に悟らざるを得ないのです。で、甘え上手の魚座ですから、周りに甘えつつ、巻きこみつつ、利用していくテクニックを編み出し、その中で彼らには理不尽な限界を乗り越えて行きます。「俺は疲れている!」(翻訳:俺の面倒を見ろ!!見るんだ!!!見ないはずないよな!!!!!)とはきっと魚座B型の台詞です。それが許されるカリスマ性があったりもするのですが。

魚座O型

O型の人類皆兄弟境界なき魚座の感性。なんというか、もう絶対「本能」で生きていると思います。ただ断言しますが、本能というのは悪いものではありません。それどころか、人間には必要不可欠なものではないかと。「本能」「感情」「理性」、この三つの接続がうまくいっている人は強いです。根本的に。

流されやすく、甘え上手です。ふらふらしているようにも見えますが、結構重要なポジションにいたりします。これはもう、「本能」で周囲の状況を読み取り、「本能」でそれに対応しているからでしょう。魚座O型は、余計なことを頭で考える前に対応できるのです。すばやく状況にあった対処をします。まさしく、機を見るに敏であり、環境適応的です。

あまり知られていませんが特に人間関係において、頭で考えてから行う行動というものは概ね余計なことです。その行動は、その人にとって間抜けな結果となる可能性大です。特に若いうちは顕著です。

ナンバー1よりも、ナンバー2のポジションをうまくこなします。チームの中に魚座O型がいると、あちこちフラフラしつつ情報を流し、全体がうまく機能します。ただし、ナンバー1になると、何をしたら良いのか分からなくなり、最悪パニックを起こします。魚座の宿命、繊細さです。ただ、そんな時もジタバタせず、潮が引くように身を引いていきます。はかなくも、たくましいのです。

魚座O型の望みは(多分)権力ではありません。皆が仲良く笑って生きていくことです。その空気の中を彼らは泳いで行くのです。

魚座AB型

博愛精神。ただし、しばしば薄すぎて他者に理解されない。

基本的に、「敵」という概念を持たない人々です。O型の「人類皆兄弟」とも少し違いまして。なんか「人は一人一人違うけど、違うところがいいんだよ」「余程の利害の対立がないかぎり争う必要はないよね」と生のまま信じているではないかと。

ただ、人というのは、「理由があれば当然争う。なければ、無理やり理由を生み出して争う」、生物ですから、彼らの抱える葛藤は相当なものになりそうです。AB的クールな思考から考えて「理屈に合わない敵意」に魚座ABはたいへん弱いのです。

魚座はもともと争いは嫌いです。そして、魚座ABは、魚座A・魚座B型のような「嫌いだから、あえてやる」やけくその精神も、魚座Oの「見なかったことにする」神経の太さも持っていません。さらに自分の中にブラックな感情を見出した時、ものすごいパニックに襲われる可能性があります。で、パニックの挙句、AB的にひねくれて、思いっきり露悪趣味に陥ったりします。魚座ABは「人間は争いが大好きなんだよ」ということを納得することが大切でしょう。

ぶなんな魚座ABは博愛的です。ただ、これも博愛のあまりあちらこちらに良い顔をしようとして、これまたしんどい思いをしたりします。

魚座が水星座で感情重視、AB型の思考重視で相性がイマイチなのもしんどい原因です。なにごともほどほどに。過ぎたるは及ばざるがごとし。魚座ABの愛は、たぶん薄すぎるぐらいで丁度良いのでしょう。

 


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