インタビュー

「WordPressは良いツールですよね」シックス・アパート関氏が語る11歳を迎えたMovable Typeの今

Movable Typeの現在と今後について、関氏に伺った。

WordPressは良いツールですよね。最近はブログツールだけではなくCMSの方向にも進んできていますし。時流に合っていると思います。

……もちろん、Movable Typeは4年ほど前から企業サイト向けのCMSとしての進化を進めていますし、国内に約400社のパートナーさんがいるという体制も企業Web担当者さんには強い味方だと自負しています(笑)。

そう話すのは、ブログツール「Movable Type(ムーバブルタイプ)」を開発・提供するシックス・アパート株式会社の関信浩氏。

Movable Type(MT)はブログツールとして最も長い歴史をもつ製品の1つで、バージョン1.0が米サンフランシスコでリリースされたのが2001年10月8日。今年で11周年を迎えたMTは、すでにバージョン5.2となっており、日本が本拠地となったシックス・アパート株式会社は12月2日に設立9周年を迎えている。

Movable Typeの現在と今後について、代表取締役CEOの関氏に伺った。

関信浩氏
シックス・アパート株式会社 代表取締役CEO 関信浩氏

サイト全体を管理するCMSとして作られているMT 5

――Movable Type 5.2がリリースされてしばらく経ちましたが、どう進化したのか、教えてください。

関氏 そもそもMT 5.2はマイナーバージョンアップですから、まず、Movable Type 5について説明しておきますね。といっても、MT 5のリリースは2009年11月26日ですから、すでに3年前の話ですが。

MT 5の最大の特徴は、「単なるブログツールではなく、サイト全体を管理するCMS(コンテンツ管理システム)」として作られていることです。

MTはバージョン1からずっと「ブログツール」として提供してきたのですが、MT 5の時点でCMSとしての機能を大幅に強化しました。

たとえば、1つのMovable Typeソフトウェアで複数のサイトを管理する機能がMT 5で追加されています。複数サイトを管理しようとすると、以前は複数のブログを複雑に組み合わせるなど大変でしたが、今では1つの管理画面で複数サイトを管理できます。

MT 5はサイト全体を管理するCMS(コンテンツ管理システム)

また、大規模サイトを実際に運用していくと、管理画面側でコンテンツを「探す」シーンが増えてきます。コンテンツが大量にあったり、コメントが大量にあったりという状況で、そうしたコンテンツを管理画面で検索して絞り込んで、条件に合ったものにまとめてアクションするという機能も追加されました。


――なるほど、ではそこからMT 5.2ではどんな改善が成されたのでしょうか。

関氏 MT 5.2のリリースは9月26日ですから、すでに2か月が経過しました。MT 5.2では、大規模サイト運用に関して大きな変更があるわけではなく、細かな使い勝手や裏側の改善が成されています。

たとえば、わかりやすい点としては、ブログ記事投稿画面のリッチテキストエディタ(実際に記事を書き込むエディタ)が大幅にアップグレードされたことがあります(独自エディタからTinyMCEに変更)。リッチテキストエディタで、文字の装飾をしやすくなっています。また、エディタ用のCSSを追加することで、公開される記事の見た目に近い状態でエディタ上にも表示できるようになりました。

それ以外でもMT 5.2で改善されている点はあるのですが、Web環境の変化に合わせてシステムの技術的な面を強化している点ですので、ユーザーさんには見えにくい点なのです。たとえば、MT本体でPSGI(Perl Web Server Gateway Interface Specification)に対応しました。軽量高速なWebサーバーであるNginxとの組み合わせで、高速なレスポンスを実現できます。

こうした点はサイトを管理するWeb担当者さんにはあまり縁のないことですが、情報システム部の方や制作会社さんにはメリットになる改善です。

また、クラウド環境での利用への対応も進めています。具体的には、OSやサービス込みでMTをインストール済みのVM(仮想マシン)ですぐに動作するイメージを提供する体制を整えたのです。これを利用すると、さまざまなクラウド環境で、工数をかけずにすぐにMTを使ってサイトを構築し始められます。

というのも、Webサイト制作会社などのパートナー企業さんで規模が大きくないところでは、システム関連のスタッフが少ないため、さまざまな環境にMTを入れたりアップデートしたりするのが大変です。そういった方が少しでも楽になるようにと始めたことです。5.2のリリースに合わせて、パートナーさん向けのサポート体制も整えています。

セキュリティ関連でも継続的に強化してきています。

MT 3の頃から数えてこれまで400件程度のセキュリティ項目に対応

というのも、PlayStation Networkが外部から侵入されるという事件(2011年8月)などでWebのセキュリティが注目されていたこともあり、お客さまのサイトを支えるMT自身のセキュリティ強化を進めています。具体的には、全ソースコードをレビューするなどして、脆弱性やセキュリティホールになる可能性がある部分を修正してきました。MT 5.2ではそうした継続的なセキュリティ対策が反映されています。

それに加えて、MTの設定でもセキュリティを強化した設定ができるようなパラメータを入れるなど、よりセキュアなサイトを構築できるようになっています。

セキュリティ強化はこれまで累積的にしてきたことで新機能ではありませんし、MTのユーザーさんには見えにくい点ではありますが、MTを使ってサイトを運営している人にとっては非常に価値のあることだと考えています。


――クラウド版のサービスも開始していますね。

関氏 クラウド版のMTサービス「Movable Type EZ(MTEZ)」をMT 5.2のリリースと同時に提供開始しています。

MTEZは、クラウド環境にインストール済みのMTを、そのまま利用できるサービスです。レンタルサーバーを借りなくてもすぐにMTを使ったサイトを構築し始められ、ユーザーさんは何もしなくても自動的に最新版のMTにアップデートされます。

Nginxを利用してPSGI環境に最適化されたMTをインストールした状態で提供しています。稼働中のVM(仮想マシン)がダウンしてもバックアップのVMに切り替わる高可用性(HA)構成で構築されていて、監視サービス、MTの自動アップデート、システム全体の自動バックアップやリストア(復元)機能も含めて月額9,975円からご利用いただけるサービスです。

こう説明すると企業Web担当者さんのためのサービスに聞こえますが、実は制作会社さんにとっても便利なサービスになっています。

というのも、クライアントさんのサイトを構築する制作会社さんがレンタルサーバーを契約し、そこにMTをインストールしてサイトを構築した状態で納品するというスタイルの案件は多くありますが、そういう場合にMTEZを使えば、システム面は何も工数をかける必要がなくなるのです。

また、そういった案件ではシステム管理の責任が制作会社側にあるのかクライアント側にあるのか曖昧になることが多いのですが、MTEZならばシステム管理をする必要がないので、その点でも安心です。

つまり制作会社さんは、「デザインしたり実際にサイトを構築したりという本業の部分」に集中できるようになるということなのです。

常に最新版のMTを利用でき、サーバー環境もNginx+Starman+Memcachedという高速なシステムが用意されていて、さらに各省庁のクラウドサービス利用における情報セキュリティや医療情報システムの運用に関するガイドラインにも準拠しているクラウド環境ですから、自信をもってオススメできます。

Movable Typeが企業サイト向けに進化してきた11年の歴史

――そもそもMTはこれまでどんな風に進化してきたのでしょうか。かなり歴史が古いですよね。

関氏 MTの最初のバージョンをリリースしたのが2001年ですから、この11年の間に大きく変わっています。

最初は個人のブロガーさん向けのツールだったのですが、2006年あたりから企業サイトでの利用が増え、CMSとしての利用が多くなっていました

まず、MT 1(2001年)からMT 3(2004年)までは、明確に「ブログツール」という位置づけでした。個人のブロガーさんが自分のドメイン名でブログを構築し、自由にカスタマイズしながらブログを更新していく便利なツールですね。

MT 3の頃から企業サイトでの利用が増えていましたので、企業サイトでのMT導入事例を取材して紹介したり、それをまとめて書籍にしたりしていましたが、企業利用のために機能強化した「Movable Type Enterprise」を2006年にリリースしました。

その後、さらに企業サイトでの利用が増え、MTをブログツールとしてではなくサイト全体を管理するCMS(コンテンツ管理システム)として使うケースが多くなっていました

特に制作会社さんからCMSとして使うための機能をリクエストいただくことも多かったことから、CMSとしての機能を強化したMT 4を2007年にリリースしました。ブログ記事だけでなく静的なページを作成できるようになっています。

ただ、この頃はまだ「CMSとして“も”使えるブログツール」という方向性でしたが、MT 4をCMSとして利用するユーザーさんはさらに増えました。以前はサイト内のブログ部分だけMTを使っていたけれども、サイト全体をMTで構築するという動きが進んだのです。

その頃に、MTをCMSとして使うためのアドオン製品がサードパーティから提供されました。株式会社スカイアークシステムさんの「MTCMS」(2006年)や、アルファサード株式会社さんの「PowerCMS」(2007年)といった、MTと併せて使うことでワークフロー管理などの機能を利用できるようにするソリューション製品ですね。

この頃のMTは、米シックス・アパート社が中心となってグローバル向けの製品として開発されていたため、日本的な「ワークフロー管理」などをMTのコア機能としては実装しづらかったのです。そのため、MTのアドオンツールとしてサードパーティから提供していただくという形になったわけです。

2008年にはカスタムフィールドに対応

2008年にリリースしたMT 4.1カスタムフィールドを設定できるようにしたことで、さらにCMSとしての機能が強化されました。コンテンツの入力画面でブログの「タイトル」「本文」だけでなく、製品情報や店舗情報、セミナー情報などの情報を入力する欄を設定しておくことで、コンテンツ担当者は各欄を入力するだけで決まったフォーマットのコンテンツページを表示できる強力な機能です。またMT 4.1では画像素材の管理機能が強化され、どの画像素材がどのコンテンツで使われているかなども確認できるようになっています。こちらも企業サイト用のCMSとして進化した点です。

そして2009年にMT 5をリリースしたのですが、この時点で「よりCMSとして使いやすい方向性」という方向性が明確になっていました。なお2010年には、企業利用向けのMT Enterpriseを「Movable Type Advanced」と名称を変更しています。

ちなみに、ここに挙げたものも含めて、MT 3からMT 5.2にかけての大きな変化を20個まとめた記事を弊社のブログで記事にしていますので、興味のある人はそちらもご覧いただけるとわかりやすいです。劇的に変わっている点を中心に挙げていますので。


――最近ではブログツールとしてWordPress(ワードプレス、WP)が人気ですし、WPを「CMSとして使う」流れができてきていますね。

関氏 WordPressは良いブログツールですし、実際によくできていると思います。CMS向けの変化というのも、当然の方向だと思います。

とはいえ、ブログツールの最古参の1つとしてのMTには歴史がありますし、前述のように、企業サイトで使えるCMSとしての進化も前述のように5年以上前から進めていて、企業CMSとしての利用に特化した強力なアドオン製品やそれをサポートするパートナー企業がすでに多数存在している点は強みだと考えています。

さらに日本で企業が利用するという観点からいうと、MTを使ったサイト構築を得意とする制作パートナーさん(ProNet会員)が約400社いらっしゃる点は大きなポイントだと考えています。

特にMTとその関連製品のCMS機能強化が進んだこともあって、制作パートナーさんは今でも増え続けていますから、MTを使ったサイト制作を得意とする制作会社さんが日本全国どこでも見つけられ、仕事を任せられるというのは、企業のWeb担当者さんからみると安心できる点なのではないでしょうか。

WordPressは良いツール、実際によくできていると思います

米国発で日本の製品となったグローバル対応が強み

――もともとは米シックス・アパート社の製品だったMTですが、今ではすべて日本の製品になっているのでしょうか?

関信浩氏

関氏 結論としては、そのとおりです。

もともとMTは米国が中心となって開発されていたのですが、MT 4.2とMT 5.0の間ぐらいに、日本のシックス・アパートがMT開発の主体となりました。とは言っても、実際には以前と開発チームの体制が大幅に変わったわけではなく、どちらかというとMTの企画チームを日本で強化したぐらいですが。

現在ではMTは日本の製品ですが、英語版も含めてグローバルに提供するソフトウェアというスタンスは変わっていません。とはいえ日本のユーザーさんのニーズやフィードバックをとらえる深さは相対的に強くなっています。日本のユーザーさんからのリクエストにしっかりと応えつつ、グローバル展開もさらに進めていく方向ですね。

「グローバルで使われている」というのはMTの強みの1つですので、2012年にはニューヨークにオフィスを開設して米国でのパートナー開拓を進めていますし、10月にはMTの開発者やエンドユーザーを集めたカンファレンス「Movable Type Idea Exchange」をニューヨークで開催しました。

米国に拠点をおいて米国のニーズを拾うということは、Webの業界においては米国発の新しいトレンドを早めに取り入れられるというメリットがあります。たとえばMT4の頃には、日本ではFacebookがほとんど知られていなかった時期からFacebook連携機能をもっていました。そういう意味では、米国にある昔からのMTのユーザーベースを今後はさらに活用していきたいと思っています。

CMSとしてのMTの使い方を
米国に「逆輸出」していきたいですね

もちろん、ケータイ対応のような日本が先行しているトレンドもあるので、そこのバランスをとりやすいポジションにいると思っています。たとえば日本ではMTをCMS的に使う方が増えてきていますが、米国ではまだブログツールとして使う人が多いので、今後は米国でもCMSとして使う利用をすすめていきたいと思っています。そういう使い方ができるツールなのだということを「逆輸出」していきたいですね。

MTは、シックス・アパートがメーカーとしてロードマップを示して製品を開発していくというプロプライエタリ的な良い面もありますし、その一方、ソースコードをすべて見られて自由に接続できるという他のツールとの連携親和性の高いオープンなプラットフォームの側面もあります。そうした両側面を、CMSとして使う場合に活かしてほしいと思っています。

ユーザーがみんなで作り上げてきたプラットフォーム

――CMSの世界では、アクセス解析データやパーソナライゼーション・レコメンデーションなどの機能を統合した「マーケティング最適化を自動で行う統合ツール」が増えてきていますが、MTはそういった方向に進むのでしょうか?

あくまでもMTはベースとなるCMSプラットフォームとして
提供していきます

シックス・アパートとして、MTにマーケティング系ツールをコア機能として統合することは考えてはいません。

巨大なソフトウェアベンダーならそういうこともできるのでしょうけれども、シックス・アパートの強みはそこにあるわけではありません。

マーケティング機能をサイトに統合したい場合は、そういった機能をもったソリューションと組み合わせて使っていただく方向になります。実際に、コマース分野ではそうしてデータを連携させて使っているユーザーさんは多いですね。場合によっては商品データベースをMTで管理している例もあります。

外部データとMTを連携させることはプログラムを作り込めば可能ですし、プラグインやテーマなどを作り込めば管理画面や表示をカスタマイズできます。そういったソリューションを提供できるパートナーさんも多くいらっしゃいます。

あくまでもMTはベースとなるCMSプラットフォームとして提供していくつもりですし、どこか特定の製品ベンダーさんとべったりになることもしないと思います。

そもそもMTは比較的安価なツールですので、そういった機能を搭載して急に値段を高くするようなこともできませんしね(笑)。

MTはずっと「みんなで育ててきた」ツール

さらに言えば、MTには「パートナーさんや仲間であるユーザーさんたちと一緒に製品を育ててきた」という歴史があります。

たとえば、もともと英語圏向けに作られたMTですが、各国の言語で使うための仕組みとして開発元が作ったのは基本的な部分だけでした。実際のインターフェイスの翻訳などはユーザーさんたちが協力して進めてくださったのです。ですから、シックス・アパートとして公式にサポートしているのは6言語ですが、実際にはもっともっと多くの言語でMTは使われています。

またMTは、日本で「安価なCMS」という文化を生み出し、これまでCMSに縁がなかったひとにも使ってもらえるようにし、CMSとして進化してきましたが、これもすべて、みなさんに育ててもらった結果です。

ですからこれからも、シックス・アパートがメーカーとして特定の方向をごり押しするのではなく、ユーザーさんやパートナーさんと一緒にMTを育てていきたいと考えています。

MTはオープンソースではありませんが、「オープンプラットフォーム」として、MTに携わるさまざまな人が関係するエコシステムを作っていくのが、シックス・アパートの役割であり目指す方向なのです。

制作者だけでなく企業Web担当者もフォーカスして機能強化

――根本的なことを伺いますが、MTのフィロソフィーは何ですか? どんな人が何を達成するためのものとして作られているのでしょうか?

関氏 MTを利用する方は、次の3つの立場に分けられます。

  • サイトを制作する人
  • Web担当者さんやコンテンツ担当者さん
  • システム担当者さん

制作パートナーさんにとっては、お客さんのニーズに合ったサイトを低コスト短期間で作れるようにするためのもの。

Web担当者さんやコンテンツ担当者さんにとっては、よりタイムリーに、より頻繁に、サイト訪問者に見てもらえるようなコンテンツをサイトで提供できるようにするためのもの。

システムを運用管理するシステム担当者さんにとっては、ニーズに合った新しい技術と併せて使える、より安心して運用できるセキュアなソフトウェア。

「サイトを楽に作るツール」から「コンテンツ担当者にとって使いやすいツール」へ

そういったことを念頭に置いて開発していますが、そのウェイトは時代とともに変わっています。

2000年半ば~2010年ぐらいは、どんどんサイトを作る“建設ラッシュ”の時代でした。ですから、「サイトを制作する人にとって良いものを」というウェイトが高く、制作者がタイムリーに低コストでサイトを構築できることにフォーカスし、「サイトを作る」ための機能強化をがんばっていました。

しかし現在では企業のマーケティング活動におけるWebの位置づけが高くなってきています。昔はCMSを入れているサイトはさほど多くはなかったのですが、今では数人の会社であってもサイトをちゃんともって活用していくべき時代です。

ですからMTでも、サイトを「作る」だけでなく、「どう活用していくか」のウェイトが高くなってきています

CMSというのはそもそも「管理」するためのものなので、コンテンツ担当者からみると、使いにくいものだったりします。サイトをちょっと更新するのにも、CMSにログインしてメニューを選んでと大変ですよね。Twitterで投稿するのに比べると面倒です。

ですから今後は、「コンテンツ担当者にとって使いやすいツール」という側面をどんどん強化していきたいと思っています。そうした進化は、制作者にとっても、良い効果があるはずなのです。というのも、制作サイドにとっても使いやすいことは良いことですし、クライアントさんに使い方を教える教育コストも下がりますので。

MTはもともと対象としていたのは、1人でサイトを作って1人でコンテンツを投稿していくブロガーさんでした。しかし、制作会社さんもMTを使うようになり、企業組織で管理するサイトに導入されてと、さまざまな立場の人がMTを使うようになっていますので、それぞれの人にとって良いツールとなるように進化させていきます。実際、MTにログインできるユーザーの一人ひとりに、異なった権限を与えることができますので、複数の人で1つのサイトをキメ細かく管理することが可能です。

日本のブログ立役者 平田氏がリジョイン

――企業Web担当者向けの方向性を強めるといった意味では、シックス・アパートにとって心強い人材がジョインしましたね。

平田大治氏
シックス・アパート株式会社に技術担当執行役員CTOとして復帰した平田大治氏

関氏 日本のMTの生みの親であり育ての親でもある平田大治が、10月からシックス・アパートに復帰し、技術担当執行役員CTOとして、フルタイムでシックス・アパートでの業務を行っています。

平田はMTを日本に持ち込んだ張本人であり、またMTの開発にも深く関わっていた者で、「平田がいなかったら日本でここまでブログ文化が発展しなかっただろう」といわれるほどの、日本におけるブログの立役者の1人です。

ここ数年ほど平田は、ニューズ・ツー・ユーやその子会社のWebサイト制作会社パンセの取締役として、企業のWeb担当者さんたちと直接やりとりしていました。その経験を活かして、制作会社さんだけでなく企業Web担当者さんにも向けた製品の方向性を強めていきます。

用語集
CSS / Perl / Webサーバー / アクセス解析 / クラウド / ドメイン名 / フィード / 訪問者
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