ネットのちきりん・リアルな私

最近はフェースブックの流行で、“いよいよ日本もネット実名制?”と話題になっていますが、今日はちきりんのネット&リアルステイタスについて図表化してみました。


まずは6年前、2005年にちきりんはブログを始めました。当時は会社員だったので、図で表すと下記のような感じでした。“ちきりん”とはネットのみに存在するキャラであり、一方で実名の私はネット上には不存在でした。こういう人は今もたくさんいると思います。




ところが、次第に“ちきりん”はリアルにも登場しはじめます。お面をつけて、とはいえ、対談や講演を始めたからです。

またリアルな私もLinkedinという転職活動系のSNSに実名登録を始め、ネット上に登場しました。2年くらい前の話です。




そして昨年の秋、リアルな私は退職して無職となり、同時にちきりんはTwitterを始めました。このタイミングは関連しています。会社員として働いている間はTwitterなんてやる暇はなかったし、ちょっとしたつぶやきで仕事内容が漏れることも警戒せざるを得ませんでした。




そして“実名の私の退職後”、“ちきりん”は講演や出版という形で“リアル”での活動領域を広めています。

その一方で実名の私はフェースブックにアカウントを開き、リアルなコミュニティをネット上に作り始めました。会社を辞めて“社縁”の切れた私には、フェースブックは非常に便利な同窓会ネットワーク維持ツールです。



ところでこの表から、上段と下段の間に“黒い帯ライン”を入れました。これは“ちきりん”と“実名の私”は異なるキャラとして存在し、将来も混じり合うことはない、という意思表明です。

この件については、私もそうすべきだと思っていますし、知人・友人・家族も「分けておくべき」という意見です。誰一人として“同一化させるべき”という人は(実際の私とちきりんの両方を知る人の中には)いません。



さて、今年の秋頃(退職1年後くらい)を目処に、実名での私も、ブログなどネット上の活動を更に追加していこうと考えています。

実名の私にも(フェースブックのようなリアルベースのネットワーク内だけではなく)ネット上で広く伝えていきたいと思っていることがあるからです。これも退職しなければ(時間的な意味と、情報管理の両方の意味で)できなかったと思います。

今は実名の私はネット上においては無名の存在ですが、ブログを始めれば、“ちきりん”を目標として頑張っていくことになるでしょう。



上表では「ブログ and more?」と書きましたが、ブログ以外のネット上活動、たとえば「実名でもTwitterをやるのか?」などは、余りに難しくて今は判断できません。そのうち考えるつもりです。


ところでこの計画を話すと、多くの友人がアドバイスをくれます。そのアドバイスは、「実名ブログの最後には“そんじゃーね”って書かないほうがいいと思うよ」というものです。


みんな、あたしをアホだと思っているみたいです。



そんじゃーね。