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レズビアン&ゲイライフをサポートするNPO法人アカーのWEBマガジン。編集部:「ふじべ・あらし」がお伝えしています。

どんな場合なら同性愛者の政治家やセレブがアウティングされてもよいと思いますか?

どんな場合なら(同性愛者であることを隠している)政治家やセレブはアウティングされても良いか?
When should a politicians/celeb be outed?


これが6月12日(土)【レズビアン&ゲイの英会話クラス☆レインボー】のクラストピックでした。(講師はエイドリアン先生)。

ちょうど先週のドン先生のクラスでも、ゲイを“治療”して異性愛者に「戻そう」と試みる施設の役員を務めるとある人物が、レントボーイ(男娼)と一緒にヨーロッパ旅行を楽しんでいる所を報道されてしまい、その苦しい言い訳をネタにみんなで物笑いにする…というコメディー番組がクラスのトピックに取り上げられました。


図らずも、2週連続でアウティングについて考えるテーマが続きましたね。


ただし、先週のケースは、ゲイであることを暴露されてしまう対象が、ゲイであることを隠しながらゲイの当事者を積極的に抑圧している側にいたのに対して、今回エイドリアンのクラスで取り上げたケースでは、ある意味逆のケースで、まわりが、アウティングに必ずしも意味があるわけではない、むしろ、ヒドイ理不尽だ、という同情的な声が一般国民の人々の間からも多かった、という違いがありました。


今回、クラスでトピックとして取り上げられたのは、オーストラリアの、デヴィッド・キャンベル運輸大臣の例でした。51歳のキャンベル氏が、シドニーにあるゲイサウナでsnack sexを楽しもうと車で乗り付けた所を、録画されていて、それがテレビで報道されたことで、大臣の職を辞任したというニュースでした。


キャンベル氏は、51歳で、既婚者、子どもあり、よき家庭人というイメージもあったそうです。
彼は、在任中、反同性愛的な政策に関わっていたわけではなく、そもそも報道のされ方も、興味本位で悪意がある感じで、プライベートなことなのに、辞任までする必要はない、という論調も多かったそうです。

以下が、ニュース報道です。


クラスでは、どんな場合でも、どんな地位にある人であっても、自らの意志でなく、他者によってセクシュアリティを周知されることがあってはならない、という意見は多かったのですが、アウティングに対するみなさんのお考えは?


ちなみに、この国の場合、報道するマスコミの側と、芸能界や政界といろいろな利害関係や大人の事情から、仮に記者が報道対象が実はゲイで、その証拠となる現場やネタを入手したとしても、自主規制が働いて、アウティングに至ることは、なかなかないのでは?という意見もクラスの中からありました。


このニュースについて、以下記事で詳しく紹介されています。