将来の計画をしっかり描いている人は別として、「5年後の自分がどうなっているか、教えてください」という面接や異業種交流会などでの質問は、答えるのが難しいものです。ハーバード・ビジネス・レビューでは、この質問に対し、仕事の地位などではなく、学びたいと希望していることに重点を置いて答えることをオススメしています。

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 次の5年間で何が起こるかを予想するのは難しいので、もう一つのコツとしては、あなたに関して面接官に知ってほしいことを強調するように答えることです。

面接官に、あなたについて知ってほしい3つのことを明らかにしてから、面接に臨むようにしましょう。一つの質問だけでなく、すべての質問に対して、面接官に知ってほしいことを答えに入れるようにしてください。また、5年という期間を短くして、例えば「5年後にどうなるかは分かりませんが、1年以内に知名度の高い顧客を何人か確保したいと思っています」と答えるのもアリです。

他にも、この質問への答えを仕事で一番やりがいを感じる瞬間を表現する場にするのも手です。「どんなに競争が厳しくても、仕事を得る人は心から興味を持っていて、その興味をはっきりと伝えられる人です」とバトラー氏は言っています。

それが本心からでないなら、野心的な目標をわざと作り上げて話すのはやめましょう。面接官とあなたの目指すところは、合う仕事に合う人がつくことです。今も、そしておそらく5年後も。

面接での答え方についてより詳しく知りたい方は、「面接前の心得10ヶ条」や「就職面接でよくある10の質問」なども参考にしてみてください、。

Where Will You Be in Five Years? | Harvard Business Review

Melanie Pinola (原文/訳:曽我美穂)