企業のマーケティングにおけるソーシャルメディアの重要性が高まりつつある。2010年に入って「ソーシャルメディア活用術」をテーマにしたマーケッター向けのセミナーや、成功事例に触れる機会も大いに増えている。1対nで情報を伝えるマスメディアから、無数のn対nで情報が流通するソーシャルメディアの時代へと急速に変わりつつある今、企業がマーケティング活動の中でどのようにソーシャルメディアとつきあっていくのかに関心が集まっている。

 この現状をふまえ、日経BPコンサルティングでは、18歳~69歳のソーシャルメディアを利用する男女1200人に、ソーシャルメディアの利用実態調査を実施した。国内の29のソーシャルメディア・プラットフォームを対象に利用実態や評価を尋ねている。

 本特集では、この調査結果から特徴があるプラットフォームを取り上げ、比較分析する。企業がソーシャルメディアを使って消費者にアプローチする際のターゲットのとらえ方、アプローチの方法について考察したい。

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