自宅でワインを楽しむ人も多いが、それほど飲み慣れていない人にとって、ボトル1本空けるのは結構大変。最近は紙パックや缶入りワインも登場し、容量的には気軽に飲めるものも増えているが、まだほんの一部だ。
ワイン好きの人のなかにも、もっといろいろなワインを飲み比べたい人もいるだろう。

そんな人たちにオススメなのが、昨年1月に発売された「スティックスタイル」。スティック型の容器に入ったワインやブランデーの飲み比べセットだ。シンプルながらセンスを感じるデザインは、一見すると、まるで香水か何かのよう。60mlという軽くグラスに1杯の量で、4本1セットになっている。

輸入元である株式会社フィッツコーポレーションの担当者に話を聞くと、
「まず、みなさん見た目のインパクト驚きます。
飲み比べということ自体、ほとんどの方は日常生活ではできないことなので、“プレゼントでもらいたい”という声もよく聞きます」
実際、気の利いたギフトを探している人が買っていくことも多いとか。

セットは全7種。フランスの名産地ボルドーのドルトーニュ川の右岸に位置する4つのエリアから選りすぐりを集めた「ボルドー リヴ・ドロワセット」(9,450円)、世界三大貴腐ワインのひとつである「ソーテルヌ セット」(10,500円)、世界的なブランデーとしておなじみ「コニャック セット」(10,500円)など、いずれもエリアやヴィンテージ(生産年)による味の違いを比べられる4本がセットになっている。

少し贅沢なアイテムだけに購入者は30代以上が多いそう。
「時季によって売れ筋は変わりますが、フランスアルマニャック地方のブランデー“バ・アルマニャック セット”は好評です。1968年、1978年、1988年、1998年の40年分を飲み比べでき、ギフト用としてもご自宅用としても人気が高いですね」

商品は全国の百貨店やアレグレスオンラインショップにて販売中。
オンラインショップでは、世界的なフラワーアーティストの作品とのコラボレーション「ニコライバーグマン×スティックスタイル」のフラワーボックスも限定販売。こちらは華やかなアイテムだけにプロポーズや誕生日、還暦祝いなど特別な機会に注文する人が多いそうだ。

ギフトはもちろん、ホームパーティで飲み比べを楽しんだり、旅先のホテルでひとり過ごす夜のお供にしたり、いろんなシーンに似合いそうな「スティックスタイル」。ワインの楽しみ方を増やしてくれそうです。
(古屋江美子)