電子顕微鏡で生物を見る時、'生物'と言っても死んだ状態です。案外可愛いものから、グロテスクなものもありますが、そこにあるのは死の世界でしかありません。
でも、生きている生物の撮影に成功したそうですよ。生きている状態で電子顕微鏡で見てみたら、それはまだ生きていたんですよ! しかも動いています。
今回使われた20匹のダニ(8匹は成虫、12匹は幼虫)は真空中で30分間の電子攻撃にさらされた後、2日間生きていたものを使っています。真空中じゃなく電子攻撃にさらしたダニは焼きこげてしまいました。
研究者によると、「このデータは電子顕微鏡で初めて撮影された'生物'という意味だけでなく、普段疎ましいと思っているダニが相当過酷な状況で耐えられる生物だということを示しています。」彼ら、火星でも生きていられるんじゃないでしょうか。
JESUS DIAZ(原文/mio)