街コンパクト化へ施設整備に補助 宇都宮市の制度 利用ゼロ
病院やスーパー、10年運営必要 事業者は様子見
コンパクトシティー実現に向けて宇都宮市が2017年4月に設けた補助金の利用実績が11日時点でゼロだったことがわかった。市が指定した区域に診療所やスーパーなどの対象施設を設けると整備費の一部を補助する仕組みだが、立地後は最低10年間の運営を求められるため、事業者は様子見のようだ。施設集約には長い時間がかかることが改めて浮き彫りになった。
市は17年3月に策定した「立地適正化計画」で、50年を目標年...
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