武田鉄矢さん、再稼働中止には「1日に6時間、放送やめる覚悟を」

4月19日、フジテレビ系で放送された「ワイドナショー」で、タレントの武田鉄矢さんが原発の再稼働について発言した。
時事通信社

4月19日、フジテレビ系で放送された「ワイドナショー」で、タレントの武田鉄矢さんが原発の再稼働について発言した。

この放送では、福井地裁が、高浜原発の再稼働を差し止める仮処分を出したことについて、レギュラー解説者の犬塚浩弁護士が「大飯原発のときもこの裁判官だったんですが、安全基準に対して大変に厳しい判断を下す傾向がある」などと説明。これを受けて、ゲストの武田さんが次のように指摘した。

■「国は間違ったことやってるぞ」という単純な話ではない

「原発が危険である、一旦事故が起こると取り返しのつかないことになってしまう、それはもう日本国民全員が懲りてる、っていうか十分知ってるわけですよね。だから『原発は止めてしまおう』というのがもっとも正しい答えなんですけども、もっとも正しい答えのまま振る舞えない経済的な事情って、やっぱあるわけじゃないですか。ですから『差し止め万歳』っていうふうに簡単にはいきませんよね。他のエネルギーをどうするかとか。

たとえば、私どもはテレビ局で仕事しておりますけど、テレビ局にやっぱり電力を消費しないために1日6時間、放送をやめるとかっていう覚悟が各局にあるかとか、そういうことまでも込みで考えて『原発再稼働を認めず』というような決心をすべきであって、『国は間違ったことやってるぞ、ハンターイ!』という、そういう単純な話ではもうなくなったような。

そこでも全く同じことで、原発、最初から嫌いなら『嫌い』って裁判官にも言って欲しいですね。全部同じで、言わないから。ニュース見て『ほー』深い考えがあってと思うんですが、最初から嫌いって言ってもらった方が分かりやすいですよね」

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