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『日本をギリシャ化する方法①』 三橋貴明 AJER2012.5.22(1) 】
『日本をギリシャ化する方法②』 三橋貴明 AJER2012.5.22(2) 】

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 WAC社の「図解 それでも、日本経済が世界最強という真実 」さっそく増刷が決まりました!


三橋貴明著「ジャパン・コンセンサス―国民を豊かにする「最強」の経済政策  」発売記念

シンポジウム「3人の会【三橋貴明xペマ・ギャルポx生島ヒロシ -デフレを退治し、日本を救う-】

http://www.a-un.jp/symposium/index.html

 今、日本は20年以上に及ぶデフレに蝕まれています。ここから脱出し、人々が夢や希望を持てる社会を作るにはどうすればいいのか。三橋貴明を筆頭に、国際政治学者ペマ・ギャルポ、司会者としてもファイナンシャル・アナリストとしてもおなじみの生島ヒロシ。政治経済の専門家である3人が、今宵集い、経済=経世済民=「国を経(おさ)めて、民を済(すく)う」という真のテーマを元に、日本の明日を語ります。

◆日時:2012年6月17日(日) 18:00時~20:00時(17:30受付開始)

◆会場:日本外国特派員協会(外人記者クラブ) 

※詳細はこちら を。

 

 ミャンマー行きで失念していましたが、今週土曜日放映のチャンネル桜「日本よ、今...「闘論!倒論!討論!」」は、「(思想・論壇に)新しい潮流は生まれたか?」というタイトルでお送りいたします。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1587


 メンバーが凄いですねえ(敬称略)。パネリスト:倉山満(国士舘大学講師)、佐藤健志(作家・評論家)、柴山桂太(滋賀大学准教授)、中野剛志(京都大学大学院准教授)、古谷経衡(著述家)、三橋貴明(経済評論家・作家)、渡邊哲也(作家・経済評論家)、司会:水島総。収録は珍しく水曜日(普通は木曜日)ですが、主にわたくしのせいです。すみません、スケジュールがなかなか取れなくて。
 
 さて、上念司先生の会社のシステムに間借りさせて頂き、全国(というか、全世界)に展開する三橋経済塾第二期がはじまります。今回は、後援会員限定ではありません。一般の方でも入塾頂けます

https://m-keizaijuku.com/
 現在は、上念司先生との対談のコンテンツが公開になっています。これが大変面白い(と言いますか、笑える)ので、ぜひ、お聞き頂ければと存じます。


 また、今回のミャンマー行の詳細は、本経済塾の「コミュニティ」に書いていきたいと思います。名付けて「ミャンマー紀行」です。
 無論、今回のミャンマー取材の一部は現在書いている「ぼくらの日本(扶桑社)」使用するのですが、全ては書ききれません。だからと言って、一冊の本を書くには時間がないため、「コミュニティ」(ツイッターとフェイスブックを合わせた感じ)の特別コンテンツとしてご提供していくことに致します。


 わたくしがミャンマーの出来事を語り、そこに塾生の皆様が質問をコメントして頂き、それにわたくしが回答する形で、バンコク(タイ)からヤンゴン、バガン、マングレー、ヤンゴン、バンコクと、ご一緒に「旅」を感じて頂くという趣向のものです。随行したW氏が撮影した写真も、次々にアップしていきます。特に、バガンであれだけの量の写真を撮ったのは、W氏が初めてだと思います。


 本連載「ミャンマー紀行」は、6月1日のフルオープンから始めたいと思います(不定期に質問にお答えしながら、書き進めます)。是非、ご登録くださいませ。


 ちなみに、7月にはギリシャに取材に行く予定になっているため、ミャンマー紀行は7月中旬に完結させたいと思います。7月後半以降は、今度は「ギリシャ紀行」を始めたいと思います。


 とはいえ、本経済塾のメインコンテンツは対談でも「紀行」でもなく、毎月、欠かさず開催される「三橋経済塾(第二期)」です。皆様、何卒よろしくお願いいたします。


 ミャンマー行で中途半端になっていた「夕刊フジ」の連載「社会保障改革のウソ」をまとめて掲載いたします。


【社会保障改革のウソ】第一回:笑止千万の民主“一体改革”に騙されるな!
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120522/plt1205220748003-n1.htm
【社会保障改革のウソ】第二回:増税で社会保障を賄うのは矛盾している!
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120523/plt1205230719003-n1.htm
【社会保障改革のウソ】第三回:デフレの視点なき社会保障改革は“偽物”だ!
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120524/plt1205240730001-n1.htm
【社会保障改革のウソ】第四回:年金問題の真実…おカネの問題ではない!
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120525/plt1205250738001-n1.htm
【社会保障改革のウソ】第五回:社会保障費を賄う唯一の方法は経済成長!
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120526/plt1205261420000-n1.htm


 まだまだ、参議院で消費税が否決されるまで、手を緩めずにやりますよ~>財務省さん。


自・公が巨額公共投資計画、バラマキとの批判も
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120527-OYT1T00369.htm
 自民、公明両党が相次いで巨額の公共投資計画を打ち出した。
 いずれも防災対策が目的で、総投資額は自民党が10年間で200兆円、公明党は同100兆円に上る。両党は次期衆院選政権公約(マニフェスト)の目玉にしたい考えだが、党内からは「財政が厳しい折に、有権者からバラマキとの批判を受けかねない」との不安の声も出ている。
 自民党は23日の国土強靱きょうじん化総合調査会で、10年間で200兆円の投資を柱とする「国土強靱化基本法案」を決定した。これを受け茂木政調会長は26日、長野県伊那市での講演で、今国会への提出を目指す考えを明らかにした。公明党も21日に10年間で100兆円の公共投資を目指す「防災・減災ニューディール」の策定方針を決めた。
 ただ、両党とも高速道路の整備など、旧来型の公共事業も目立つ。公明党が21日に開いた県代表懇談会では、出席者から「国も地方も借金がたまるだけではないか」との指摘が出た。』


 ほうら、始まった。「バラマキ」「旧来型公共事業」「国の借金」など、定義も意味も知らない無知な記者によるアンチ・国土強靭化基本法(と、公明の防災・減災ニューディール)。わたくしの見解は明日になりますが、取りあえず、藤井先生の「首都直下型地震」に対する寄稿をどうぞ。


『京都大学大学院教授・藤井聡 「首都直下Xデー」に急ぎ備えを
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120528/dst12052803050001-n1.htm
 首都直下地震がメディアでひんぱんに取り上げられるようになった。かねてからの公式発表でも、30年以内の発生確率は70%という恐ろしく高い水準だったのだが、東日本大震災によりその確率はさらに上昇している。
 そもそも、過去2千年の日本の歴史の中で、東北太平洋沖で起きたM8以上の地震の前後10年以内には、必ず首都直下地震が発生している。今回も、相当程度の確率で近い将来、首都直下地震が襲うことは間違いない。
≪政府に不退転の決意見えず≫
 そんな「首都直下Xデー」の被害額は100兆円超と見込まれており、最大で300兆円を超すともいわれている。これは、日本の国内総生産(GDP)の2割から6割に相当するもので、最悪の場合、東日本大震災被害の10倍程度にも達するという。
 この巨大震災に対し、東京都をはじめ各自治体が様々な対策を講じようとしている。
 だが、極めて遺憾ながら、野田佳彦政権は、消費税増税には不退転の覚悟で臨むつもりのようであるが、首都直下など巨大地震については、現在の政策方針が緊縮財政だという理由もあってか、十分な対策を講じようとする気配すらみえないのである。 
 「第二の関東大震災」は、前述の被害想定額の巨大さをもってしてもとらえきれないほどの、被害を我が国にもたらすものとなる。財政破綻論者がしばしば口にする「国債暴落Xデー」ですら比ぶべくもないのである。
 第一に、「第二の関東大震災」は日本の中央政府機能の喪失の危機をもたらし得る。
 東日本大震災で目覚ましい活躍をした自衛隊も、国土交通省東北地方整備局も、政府組織であり、首相を筆頭とする内閣の指揮と判断が必要であった。「首都直下Xデー」ではしかし、通信、交通インフラが寸断されるほか、首相官邸や国会議事堂、霞が関の諸官庁ビル、議員会館なども被災して、肝心の中央政府が機能不全に陥ることも想定される。
 ≪政府機能喪失で二、三次災害≫
 中央政府の建築物は、「震度6強」までには耐えられる構造になっているが、「震度7」への耐震性は必ずしも確保されていない。大震災対策の主体が失われれば、大震災の被害が、二次災害から三次災害へと際限なく拡大していくことも危惧される。このため、政府のビル耐震強化、代替通信・移動手段の確保、政府機能の分散を図らねばならない。
 極限状況下では、政府機能の喪失につけ込んで領土的野心を満たそうとする近隣諸国の火事場泥棒的「進出」も「想定外」にしてはおけまい。
 そして言うまでもなく「皇統の安全の保障」も、国家の最大責務だ。関東大震災の折には、宮家の方々もお亡くなりになっている。皇居の耐震強化を万全にし、京都御所などを国家的に活用するなど、あらゆる可能性を迅速に検討していくことが必要であろう。
 以上の悪夢のシナリオを仮に回避できたとしても、「首都直下Xデー」に、国家存亡にかかわるほどの巨大な経済的損失を被ることは不可避であろう。
 数多くの木造住宅が倒壊し、その密集地は大火災に見舞われる。少なからぬ高層ビルも無傷ではすまず、沿岸部は液状化して、その結果、石油タンクから東京湾内に石油が流出し、炎上し続けることも十分に想定内だ。
 地下鉄をはじめとする鉄道も安全とは言い切れず、線路の盛り土や軌道構造物の倒壊や崩落が案じられる。通勤ラッシュ時に発生した場合、何百もの人命が列車ごとに失われることともなる。神奈川県や東京都の沿岸域では津波の襲来も懸念され、沿岸部の地下道は浸水被害を受ける。
 ≪「トリアージ」の考え方を≫
 そんな災厄にいつ何時見舞われても仕方がない状況に、われわれは直面している。であれば、「第二の関東大震災」の事前対策においても、優先順位を付けて救えるものから救っていくという「トリアージ」(識別救急)の発想を採用せざるを得ない。
 ただし、「トリアージ」は、裏返せば、「見捨てざるを得ないものは見捨てる」という考え方でもあり、「全力を賭して迅速に対応する」態度が備わって初めて許されることである。「全然急がないトリアージ」などというものは、少なくとも道義上は、あってはならないことである。
 したがって、我が国がかくも甚大な人的被害を及ぼす「第二の関東大震災」の危機にさらされていることが明白であるにもかかわらず、政府が対応を取ろうとしないのなら、それは、少なくとも道義的には許されざる存在となってしまうに違いない。
 「首都直下Xデー」は、「瑞穂の国」である日本の、まさに「運命の日」とならざるを得ない。だからこそ、筆者は、我が国政府がこの巨大な危機を乗り越える強靱さを全力で確保しようとする近未来図の実現を、心から祈念してやまないのである。(ふじい さとし)』


 読売新聞の記者さん、あるいは「耐震化」「インフラ整備」を「旧来型の公共事業を!」「土建国家の復活か!」「土建業を設けさせるだけだ!」などと、超お子様的かつ印象論の公共事業批判しかできないレベルが低い記者、評論家の皆さん。皆さんの住んでいる日本列島の面積は、世界のわずか0.25%です。ところが、世界で発生するM6以上の大地震の二割がこの地で起きます


 上記の事実について、皆さんはどのように考えているのですか。まさか、大震災が発生しても、自分だけは大丈夫だなどと、根拠不明な思い込みをなさっているのですか。あるいは、皆さんご自身は大丈夫かも知れませんが、ご家族が命を落とされるかも知れません。それでも構わないのですか。


 「旧来型の公共事業」などとフレーズベースの批判論を必死に展開する、全ての「反・公共事業」論の皆さん。皆さんがやっていることは、デフレ推進論者同様に「人殺し」であるという事実を、いい加減にご認識なさった方がよろしいのではないでしょうか。皆さんが耐震化投資を印象論で否定することで、この国では人が死ぬのです。


後編に続く。

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