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「出前一丁」は香港人の生活に欠かせない? 海外で大人気の日本製食品


■キユーピーマヨネーズ

まずは最近話題になった、キユーピーマヨネーズが米国Amazonで絶賛されているという記事。Amazonのコメント欄によれば、米国のマヨネーズは甘い味なのだそうで、「日本のマヨネーズは全く別物だ」というコメントもありました。

この記事では、欧米と日本のマヨネーズの違いについて、キユーピーの広報担当者が欧米は全卵タイプであるのに対し日本では黄身だけを使っているとコメントしています。 日本には色々な商品にマヨネーズをかける「マヨラー」と呼ばれる人たちがいますが、この海外の反応を見ると、それほど不思議な嗜好ではないのかもしれませんね。

■出前一丁

次は、Wikipediaにもわざわざ項目ができている(参考:香港の出前一丁)、香港で大人気の「出前一丁」。日本よりも味の種類が多く、2006年における読売新聞の報道では即席めん市場の約5割を占める人気ぶりだとのことでした。

ちなみに、下の2008年の「Business Media 誠」の記事では、香港の大手スーパーの棚の一角を「出前一丁」が占拠している様子がレポートされています。

この記事では日清食品へのインタビューも行われており、発売当初に「日本からの輸入品ということで高級感があると感じてもらえた」ことや、袋に書かれているキャラクター「出前坊や」が香港では大人気であることなども、語られています。

■カレーライス

「WIRED VISION」の記者が日本のカレーライスへの偏愛ぶりを熱く語って、ネット上で大きな話題を呼んだのが、この記事。実際には、一人の米国人が興奮して熱くなっているという記事なので、海外で人気であるという証明には全くなりませんが、 日本製品がどこかの国でちょっとヒットを飛ばした程度の熱気では到底敵わないような、異常なまでの熱狂ぶりを見るに、採り上げないわけにはいきませんでした。

なお、この記者は2009年に「東京ゲームショウ」の取材で来日した際にも、WIRED VISIONにカレーレポートを掲載。 日本のユーザーからは「またお前か」と呆れられていたようです。

■IHジャー、弁当箱

最後は、食品とはちょっと違いますが、食品を扱う家電製品についての話題。以前はてなブックマークでは、この象印の炊飯ジャーに寄せられたAmazonレビューが話題になりました。炊きあがりを自動調節してくれる日本製炊飯ジャーの性能に、外国人たちが大興奮している様子が伝わってきます。

また、海外では象印の保温弁当箱「Mr.Bento」も大人気。

このおかげで昼にファストフードを食べなくて済むようになったことに感謝して、「Mr.Bentoは俺の命を救った」とまで書いている外国人もいるようです。

ちなみに、先日はフランスで弁当箱が大人気になっているという記事が話題になりました。

上の2番目のエントリーでは、画像投稿サービス「flickr」内にある、世界中から「Mr.Bento」の画像が集まっているグループです。キャラ弁当も海外で人気を増しているという話もありますし、日本発の「弁当文化」の裾野はますます拡がっているようですね。

文: 稲葉ほたて

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