文学フリマ顛末記

というわけで、大田区産業プラザPioで開催された、第11回文学フリマに行ってまいりました。


2010年12月5日(日)「第十一回文学フリマ」開催 - 旧・文学フリマ事務局通信(はてなブログへ移行しました)
京急蒲田駅前のネットカフェをのそりと出て、しばし歩くと、大きな建物の周りに行列ができているのを発見。会場はすぐにわかりました。


行列の中に、以前いちどお会いしている破壊屋のギッチョさんを見つけ、ご挨拶すると何やら怪訝な様子。「ワッシュさん、さっき会場に入りませんでした…?」どうやら、ぼくによく似たスキンヘッドの大男がいたらしいです。


並んで間もなく開場となり、まずは最大のお目当てである「Bootleg」のブースを目指すと、すでに、奥にあるブースから入り口近くまで行列ができていて、最後尾ではギッチョさんがノボリを持って案内をしていました。
でも行列はわりとサクサクはけていき、ものの数分で「Bootleg」ブースに到着。売り子をしていた侍功夫id:samurai_kung_fu)さんと真魚八重子id:anutpanna)さんにご挨拶をして、ぶじ購入いたしました。

執筆者が続々と集まってくるのを待ち、一人一人にサインをねだった結果がこれです。大熊信(id:die_kuma)さんの控えめ加減が目立ちますね。


となりのブースでは、とみさわ昭仁id:pontenna)さんの「蒐集原人1号」と、そよ風みかん先生の「ぶっくらんど2号」を購入。以前に買ってあった『人喰い映画祭』にサインもいただきました。

人喰い映画祭 【満腹版】 ~腹八分目じゃ物足りない人のためのモンスター映画ガイド~

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さらにそのとなりでは、id:doyさん親子の「小学生映画日記」を購入。ぼくのために取り置きしてくださっていて、感激です。


マーリー画伯(id:marley2002)のご尊顔。

とりあえずこの三つのブースの周りをベースキャンプとして、集結した錚々たるブロガーの面々にご挨拶をいたしました。新潟から駆けつけたカトキチid:katokitiz)さん、岡山からはるばるおいでのアガサさんテルミンわちこさんid:Stroszekさんらキュートな女性の面々、窓の外(id:toshi20)さん、ナマニク(id:namaniku_kero)さん、いずむうびい(id:m-ism6021)さん、小覇王id:susahadeth52623)さんといった若きイケメンたち、そして銀河暗黒皇帝ことフモ(id:globalhead)さん。みなさんに、ぼくの手作りケーキを強引にすすめたのでありました。


Bootleg」裏のブースでは、杉江松恋さんが出展されていました。さっきギッチョさんが言っていたぼくに似た人は、どうやら松恋さんのことだったようです。


id:t-hirosakaさんもおみえになるとのことで、電話でぼくの特徴を「スキンヘッドの巨漢、会場の奥のほうにいます」と伝えていたのですが、間違えて松恋さんに声をかけられたらどうしようとちょっと心配になりました。でも無事にお会いすることができてよかったです。


ほかにも、妖怪サークル夜道会高家あさひ(id:asahi-arkham)さんのブースにお邪魔して「みちのく怪談」参加のお礼を言って回ったり、「UMA-SHIKA」ブースでフミコフミオ(id:Delete_All)さんやid:ayakomiyamotoさん、紺野正武(id:Geheimagent)さんにご挨拶したり、東北大学「ずんだ文学の会」(id:mapping)のブースに「せんだい文学塾」の営業に行ったり、けっこう忙しく立ち回ることに。


安田理央id:rioysd)さんのサインもいただいたり。


昼には、ギッチョさん主催の「破壊屋オフ」に参加して、インドカレー屋さんでランチ(バイキング形式)を。ここでも、「”ゲゲゲの女房”が今年の流行語大賞になったから、つぎは中沢啓治の奥さんに”ギギギの女房”を書いてほしいよね」などといったヨタ話に、みなさんを付き合わせたのでありました。ちなみにこのカレー屋さん、インド風ではありますがビーフカレービーフステーキを出しているので、店主はインド人ではないか、少なくともヒンドゥー教徒ではないようです。


会場に戻った午後からは、id:ujimusiさんやid:WASTさん、「伯爵」ことid:S2D2さんや、フーターズ帰りですっかりご機嫌の深町秋生先生も合流。そうこうしていたら平山夢明先生がひょっこりといらして、一同が緊張する中、ほがらかに「なに今日わざわざ仙台から来たのォ?」とぼくに向かって話しかけてこられたので、なんとなく自慢したい気分になったりもいたしました。


そうこうしていると、「もしかしてワッシュさんですか」と青年(http://twitter.com/mimizug2u)から声をかけられ、「いつも読んでます。ウルトラマンの記事が面白かったです」と言っていただいたりもして、ちょっとした有名人気分になったりもいたしました。


(今日はなんだか「○○したり」が多いなぁ)


午後五時に閉幕するころには、「Bootleg」も無事に完売。

つぼ八での打ち上げにまで図々しくついていって、ここから合流したid:Dirk_Digglerさんにもご挨拶を。この一日で何人の人に会ったのだろう。


(※お会いした方で、書き漏らしがありましたらご指摘ください。陳謝いたします)


ギッチョさんから「深町さんやワッシュさんは、どうしてそんなに格闘技が好きなんですか」と訊かれたときは、プロレスや格闘技に興味を持つのは男子として当然、と思っていた自分の常識が、ただの思い込みに過ぎなかったと思い知らされました。だって、うちは一族郎党みーんな男子はプロレスファンばっかりだったんだもん。

僕たち、プロレスの味方です

僕たち、プロレスの味方です


こうして、一日たっぷり楽しませてもらい、ギッチョさんにわざわざJR蒲田駅まで送っていただいて、新幹線で仙台に帰ったのでありました。そのうちまた上京したときは、どなたか遊んでやってください。仙台においでの機会がある方は、ご一報くださればおもてなしいたします。