人間賛歌は「勇気」の賛歌ッ!! | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

人間賛歌は「勇気」の賛歌ッ!!

日曜日、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」を見てきたぜッ!!

現在、ウルトラジャンプ(集英社)で第8部「ジョジョリオン」が連載中の、

荒木飛呂彦の大河アクションアドベンチャー漫画を、

多芸(かつ器用貧乏)の映画監督、三池崇史がまさかの実写映画化。

しかも、東宝とワーナーブラザーズが初めてタッグを組んだ意欲作である。

今回は日本の架空の都市を舞台にした第四部「ダイヤモンドは砕けない」を、

山崎賢人、神木隆之介、伊勢谷友介、岡田将生、新田真剣佑といったキャストを迎え、

多少のアレンジは施されているものの、徹底的な作り込みに納得した。

 

M県杜王町。

この町に転向してきた高校生の広瀬康一は通学途中、不良グループに絡まれたところを通りかかった、

独特の髪型をした高校生の東方仗助に助けられることに。

ちょっと天然が入った心優しき高校生の東方仗助は、独特の髪型を悪く言われると逆ギレし、

その時でも、不良グループのリーダー格に髪形を悪く言われ、目で追うのも必死な速さで不良を一撃。

不良は顔面を殴られ出血したが、瞬時に何もなかったのように顔面が完治。

そう、東方仗助は触れたものを瞬時に直す特殊能力の持ち主なのだ。

その血筋は第一部「ファントムブラッド」から続く、ジョースター家の血筋を受け継いでいる。

 

時を同じくして、杜王町では、謎の変死事件が続発。

それはある若者から放たれた「矢」に射抜かれ、特殊能力を覚醒させた殺人鬼・片桐安十郎によるもので、

彼の登場により、物語はジェットコースター的に大きく揺れ動くことに。

 

一本の映画としてみたら、三池崇史監督の徹底的な作り込みがハンパなく、

スペイン・カタルーニャ地方のシッチェスに杜王町が作られ、

キャストも徹底的なディテールに施され、スタンド能力も再現され、映画全体の完成度は高い。

 

スタンドバトルや独特のセリフ回し、

キャラクターのビジュアル面(と”ジョジョ立ち”)が先行している「ジョジョ」シリーズですが、

このシリーズの本質は「人間賛歌」。

主人公も味方も敵も、自分が正しいと信じ、己の「勇気」を持って立ち向かう。

運命に向かって立ち向かう。

この作品でも「人間賛歌」の面がしっかり描かれていて、

単なる人気漫画の実写映画化にとどまらず、作り手側の「勇気」をほめたたえたい。

 

物語は第二章に続くが、

中心キャラの一人である漫画家の岸辺露伴を誰が演じるのか?

後半の肝であるラスボス、吉良吉影を誰が演じるのか?

(まさか、「矢」に射抜かれたサラリーマンが吉良か?)

また大胆なアレンジが施されそうやな。

アリーヴェデルチ!

 



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