国際学校の校舎増設、寄付で支援 中経連など呼びかけ
中部経済連合会の豊田鐵郎会長は3日の定例記者会見で、名古屋市内の国際学校「名古屋国際学園(NIS)」の新校舎建設を支援する考えを明らかにした。建設費の一部をまかなう寄付を呼び掛ける。航空機や自動車関連産業で中部に家族で移り住む外国人の住環境を整える狙いだ。
豊田会長はインターナショナルスクールが整っているかは「海外企業が中部に進出するなどの際に最も重要な判断材料で、社会基盤の1つだ」と説明した。名古屋商工会議所や愛知県経営者協会などと連携し、寄付を呼び掛ける。
NISは現在、定員300人程度の校舎に約500人の生徒が在籍している。校舎新設の費用は総額16億円あまりで、うち4億円を民間企業や自治体などからの寄付金、残りは自己資金や借入金でまかなう考えだ。
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