東証1部上場の光学機器メーカー「オリンパス」は、2014年3月期末までに全世界で2700名規模の人員削減を実施すると発表しました。
各事業の機能や本社部門における間接要員の効率化に加え、子会社や製造拠点の再編を進める方針で、削減数は全世界の従業員の約7%に相当する見通しです。
また、拠点再編については、フィリピン工場の閉鎖や長野地区の4拠点を1拠点へ統廃合することなどにより、現在30拠点を数える製造施設を2015年3月期末までに約40%削減する予定です。
これらのコスト削減策に加え、ガバナンスの強化や成長分野への注力により、過去の損失隠しによる不祥事からの信頼回復を目指す方針です。