「キレ者」さえ集めれば、複雑な課題解決やタフなプロジェクトも楽勝...とはいかないのが世の常。では、グループとしての知は、どのような要因で決まるのでしょうか?

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 米カーネギーメロン大学Anita Woolley准教授とマサチューセッツ工科大学Thomas Malone教授の研究では、被験者をグループに分け、チームタスクと複雑な課題解決に取り組ませました。すると、高いIQを持つメンバーがいるからといって、グループの知能指数は高くならかったとか。グループの知能と個々のメンバーの知能との関連性は認められないということのようです。

一方、女性をより多く含むグループの知力は高かったそう。この結果は、社会的感受性の異なる者による集団ゆえだと考察されています。

もちろん、社会的感受性が異なるのは、男性と女性だけではありません。人種・文化・価値観などの観点で、より多様な人材をコラボレーションさせることこそ、グループとしてのパフォーマンスを向上させる秘訣かもしれませんね。

Defend Your Research: What Makes a Team Smarter? More Women | Harvard Business Review

Melanie Pinola(原文/訳:松岡由希子)