ライフハッカー編集部様
先日、「Macのメンテナンス」について採り上げていましたが、Windowsのメンテナンスはどうすればいいのでしょうか? デフラグはすべきですか? レジストリのクリーニングは? 『CCleaner』のようなツールは使うべきでしょうか?
Wringing Out Windowsより
Wringing Out Windowsさんへ
WIndowsのメンテナンス方法については諸説ありますが、中には時代遅れのものもありますし、まったくの間違いであるものあります。以下にメンテナンスでやるべきことと、やるべきでないことをまとめましたので、参考にしてみてください。
■メンテナンスでやるべきこと「Windowsの更新」 を無視してはいけません。更新は必ずインストールしましょう。PCを安全かつ安定に保つためには重要です。手間もほとんどかかりません。
残念なことですが、Windowsを使う以上、ウイルス対策は必須です。『Microsoft Security Essentials』は無料ですが、とても優秀なウイルス対策ソフトです。もちろん、セーフブラウジングがなによりの対策であることは言うまでもありません。
標準の「Windowsバックアップツール」であれ、米Lifehackerオススメの『Crashplan』(リーモートへの自動バックアップが可能)のようなツールであれ、バックアップツールは必須です。とにかくバックアップは必ず行ってください。
Windowsの「プログラムの追加と削除」も悪くないのですが、Revo Uninstallerのほうが優れたアンインストールソフトです。アプリケーションの全ての関連ファイルを削除してくれますし、スタートアップの管理も行えます。
■メンテナンスでやるべきでないこと
デフラグといえばメンテナンスでは必ず耳にしますね。しかし時代は変わりました。Windows Vista/7では、もはやデフラグは不要です。ただし、XPの場合はまだ必要ですので、自動実行をセットしておきましょう。なお、SSDの場合は、XPでもデフラグツールは不要です(ただし、「TRIM」は使いましょう)。
レジストリクリーナーのことはよく耳にしますが、実はあまり役に立ちません。害はありませんが、効果は期待できません。レジストリはそっとしておきましょう。
Windowsをスピードアップするために「Windows Prefetchフォルダを削除するとよい」と書かれた記事をネット上で目にしますが、あれは幻想です。スピードアップしないだけでなく、問題を引き起こす可能性さえあります。Prefetchファイルもそっとしておきましょう。理由があってそこにあるのですから。
インストールするソフトをちゃんと管理していれば、半年毎にOSを再インストールする必要なんてありません。ダウンロードするファイルに注意して、新しいプログラムはバーチャルマシンでテスト(英文記事)するようにし、上記の「メンテナンスでやるべきこと」で紹介したメンテナンスツールを使えばOKでしょう。作業時間は数時間/月で十分なはずです。
これがライフハッカーがオススメするWindowsのメンテナンスツールの概要です。メンテナンスについてのもっと詳しい記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
お役に立てれば、幸いです。
ライフハッカーより、愛を込めて。
他にもいいメンテナンス方法を知ってるよ! という方は、ぜひコメントに書き込んでください。
Whitson Gordon(原文/訳:伊藤貴之)