『Snow Leopard』が、パフォーマンスの向上を目指してデザインされていた一方で、ついにリリースされた『Lion』は、新しい、便利な機能を提供するためにデザインされています。そこで米Lifehackerは、Lionがパフォーマンスにおいても優れているかどうかを試すべく、LionとSnow Leopardの速度の差を測定しました

Title image remixed from originals by Tambako the Jaguar and Mark Kostich

Music (in the video) by Julian Wass

 今回の実験では、高度な処理ではなく、日常的に実行する処理で測定を行い、OSの基本的なパフォーマンスの差を比べています(インストール後にキャッシュを消去した状態でテスト)。結果は、全体的にSnow LeopardがLionをわずかに上回りました。詳しくは冒頭動画と下記表も参照してみてください。

以下のテストは、4GBのRAM、1TBのハードドライブを搭載した2.66 GhZのiMacで実行。インターネット接続は最大60mbpsのWi-Fiです。表の内容は上から、ブート、~900MBのファイルの圧縮、~900MBのファイルの解凍、~900MBのファイルの複製、Quicktime XでのiPhone用動画のエンコード、9つのアプリケーションの起動、10のタブをSafariで開く、合計時間となっています。

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一番大きな差が出たのは、アプリケーションの起動。明確な理由は不明ですが、Lionの方が遅いという結果が出ています。しかし、いくつかのテストではLionがSnow Leopardに勝利。10のタブを開く速度でLionが上回ったのは、Safariの 5.1へのバージョンアップが理由かもしれません。さらに、ファイル圧縮の速度においても、LionはSnow Leopardより良い数字を残しています。とはいえ、全体的には両者にそれほど大きな差はないようです。

LionとSnow Leopardの両方を利用してみた方は、どの部分にスピードの違いを感じたでしょうか?

Adam Dachis(原文/訳:松井亮太)