脱社畜ブログ

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連休明けの憂鬱回避に「リハビリ半休制度」の導入を提唱する

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今日は、三連休明けの火曜日である。三連休は嬉しいが、その分終わった時の絶望は大きい。今日、会社に行くのが億劫で億劫で仕方がなかったという人も多いことだろうと思う。僕もそんな人間の一人である。心なしか、今日の通勤電車は、いつもより苦しそうな人が多かったような気がする。

 

今回は三連休だったが、もうすぐ先には年末年始休暇が待っている。今年の年末年始休暇は、うまく正月三が日に土日が被らなかったこともあり、例年よりも長く休めるという人も多いことだろうと思う。これは非常に喜ばしいことである反面、正月明けの反動を想像すると今からおそろしくなる。1月4日(4日も休む人は、1月7日)の朝、通勤電車に乗っている自分を想像して見て欲しい。胸のあたりが締め付けられることだろうと思う。

 

このように、連休明けの出勤日というものは、非常に精神的負担が大きいものだ。祝日が絡まない、普通の土日二連休の後の月曜日であっても、負担は決して少なくない。例えば、自殺率は月曜日が一番高いという事実をあなたはご存知だろうか。連休明けの憂鬱は、普通に人の命を奪うくらいの力は持っているのである。

 

平成23年版自殺対策白書 ――死亡曜日・時間・月別の自殺の状況(内閣府
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/w-2011/html/honpen/part1/s1_1_12.html

 

このような状況に鑑みて、僕は「リハビリ半休制度」なるものの導入を提唱したいと思っている。連休明けの出勤日は、午前休でも午後休でもいいから、半日で仕事が切り上げられる、そんな制度である。連休明け一日目の仕事を、「リハビリ」と位置づけるのである。プライベートから仕事への移行を、今の断崖絶壁状態から、ある程度シームレスにしてやるのが目的だ。

 

連休直後に、仕事を普通に丸一日やるというのは、言ってみれば準備運動なしでプールに飛び込むようなものだ。これは危険極まりない。精神的負担も大きいし、そもそも気分が沈んだ状態でそれほどよい仕事ができるかと言われると、疑問でもある。だったら思い切って、半分休んでしまったほうがよいのではないだろうか。

 

もちろん、一番いいのはやる気があるときだけ働いて、やる気が無くなったら休むというスタイルだとは思う。根本的な問題は、人間なら当然あるはずの気分の浮き沈みに関係なく、問答無用でコンスタントな労働を強制される囚人のような労働形態にある。そういう意味では、リハビリ半休制度は妥協案にすぎないのだけど、こういう制度があれば、少しは日曜日の夜の辛さも緩和されるんじゃないだろうか。少なくとも、サザエさんの怖さは今ほどではなくなる。

 

連休明けの一日目はあくまで準備運動――そんな働き方ができるような未来が来ればいいと思う。

 

「月曜日がゆううつ」になったら読む本 ―仕事で疲れたこころを元気にするリセットプラン39

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