株式会社三橋貴明事務所  講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから」

三橋貴明のツイッター  はこちら

三橋貴明後援会ホームページの「三橋通信 」で、三橋の日々の活動内容をご紹介しています。(最新アップデート3月9日) NEW!

人気ブログランキングに参加しています。
新世紀のビッグブラザーへ blog
人気ブログランキングへ
--------------

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

TPP関連新著(東谷中野三橋の共著。飛鳥新社。タイトル未定)出版記念【マスコミが報じないTPP問題をとことん検証する】
東谷暁先生と中野剛志先生と三橋貴明の3名によるトークセッション 開催決定!

日時:4月9日(土) 場所:東京渋谷
詳しくは、こちらを。
http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=5107

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


三橋貴明の新刊、続々登場!
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba   三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba   三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

日経ビジネスオンライン連載第六回

日本こじ開け戦略」とここまで一致 FTA/EPAで十分なはず、アメリカの思惑はどこに?」  掲載されました!



 本日、TAC出版から「経済ニュースの裏を読め! ~世界経済編(http://www.amazon.co.jp/dp/4813241530/ ) 」が、発売になります! 


 本書は、タイトルからもお分かりだと思いますが、ベストセラーになった経済ニュースの裏を読め! 世界経済編になります。取り上げている国は、アメリカ、ユーロ圏、ギリシャ、アイルランド、アイスランド、ドイツ、スペイン、イギリス、中国、ブラジル、インド、ロシア、韓国、そして日本となっています。これらの国々ついて、編集さんが「一般人として」素朴に疑問に思ったことを「テーマ」とし、三橋がそれに(限られたページ数で!)答えるという形式になっています。この点は、前回の「経済ニュースの裏を読め!」と同じです。


 前回と同じといえば、この種の教科書本を書くことが、三橋にとってつらくて、つらくてたまらない、という点についても同じです。三橋のスタイルは、イメージ論や印象論を廃し、数値データやグラフに基づき「ストーリー」を組み立てるというものです。すなわち、読者の皆さんは全くそうは思わないかも知れませんが、わたくしは「物語」を書いているつもりなのです。何しろ、わたくしはグラフを見ると「物語を思いつく」という、変な癖を持っているのでございます。


 それに対し、TACの教科書本では、この「物語を紡ぐ」という手法が使えません。限られたページ数で質問に答えるというのは、本当に大変でございます。


 上記にもご案内がありますが、今週から日経ビジネスオンラインの連載「三橋貴明のTPP亡国論 -暴走する尊農開国」が再開いたしました。(先週は地震でお休みだったのです)


 連載第六回は『「日本こじ開け戦略」とここまで一致 FTA/EPAで十分なはず、アメリカの思惑はどこに? 』となっております、何卒アクセス、アンケート、コメントの方をお願い申し上げます。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110310/218923/



 本日、予算委員会の公聴会「経済・財政・社会保障」に、京都大学の藤井聡教授がご登場されます。
 藤井先生は、今回の震災に際した「日本復興計画」を中心に公述される予定になっています。公聴会の様子の動画は、下記サイトでご覧頂けます。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php


 公聴会のスケジュールを見ると、何と藤井先生の前が菊池英博氏じゃないですか! 映像を見るのが楽しみでございます。


 中野剛志氏が中日ブックウェブの「自著を語る」にご登場されています。


『TPP亡国論 中野剛志さん (京都大学大学院工学研究科助教)
http://www.tokyo-np.co.jp/book/jicho/jicho20110322.html


■結論ありきの詭弁を論駁
 東北関東大震災でTPP(環太平洋経済連携協定)の交渉参加は見送りになるだろう。当面、最優先すべきは開国より復興であるし、TPPで東北の農業県に更なる打撃を与えるわけにもいかないのだから。そう考えるのが正常な感覚です。しかし、そうはならないかもしれません。なぜなら、これまでのTPP賛成論者たちの議論は、明らかに正常な感覚を大きく逸していたからです。彼らは、下手をすると「震災で打撃を受けたからこそ、国を開いて豊かになろう」だの「被災した田畑を大規模集約化して農業を再生しよう」だのと言い出しかねません。特に政府は、TPP参加という結論ありきで突き進んでおり、反対派の批判に正面から答える代わりに、こじつけや詭弁(きべん)を繰り返してきました。本書は、そうした詭弁を誰にでも分かる論理で論駁(ろんぱく)していきます。


 仮にTPPへの参加が見送られたとしても、「平成の開国」論の背景にある発想を根本から正さなければ、日本に未来はありません。震災や政治のリーダーシップのなさを理由にTPPを断念するというのでは足りないのです。多くの国民がTPPの異常さと「平成の開国」の愚劣さをはっきりと理解し、きっぱりと拒否するのでなければ、問題を解決したとは言えません。本書はTPPを題材として、経済政策の本来あるべき方向性を示す試みでもあります。ですから、TPP以外の問題を戦略的に考える上でも役に立つことと思います。


 私は、経済産業省から大学に出向中の身分でTPPを批判するので、好奇の目で見られたり、心配されたりすることが少なくありません。しかし、公益に奉仕する国家公務員が、自由な学問の府である大学に出向したら、公益のために自由に発言するのは、むしろ当たり前であり、それこそが私に課せられた義務ですらあります。それを珍しがったり、案じたりする方がおかしいとは思いませんか? 我が国は、言論もデモも命がけという全体主義国家とは違います。たかだかTPP批判程度の義を見てするのに、たいした勇もいらないのです。


 中野氏の「TPP亡国論」で、個人的に最も気に入っているところから引用させて頂きます。


『▼風が吹けば桶屋が儲かる
 これまでの議論を論理的に整理していくと、経済産業省が頭の中で描いているシナリオは、次のような不思議なものになります。
 まず、日本が、国内農業を犠牲にしてでも、プラスの経済効果のほとんどないTPPへの参加を表明する。そうすると、過去の前例にしたがって条件反射的に反応したEUが、とにかく日本とのFTAの交渉に応じてくれる。
 やけに親日的なEUとの交渉の結果、EUの主要品目の関税が全廃されるが、日本は関税撤廃の例外措置を堅持するなど、有利な交渉結果にもちこむことができる。
 ユーロ安とグローバル化で有効性を失った関税が撤廃され、韓国との競争条件は形式的には平等になったので、ウォン安がどうであれ、日本は韓国と対等に戦えるようになる。それだけのことで、日本の製造業は、大不況で消費マインドが極度に低迷しているヨーロッパ市場で、円高・ユーロ安にもかかわらず、なぜか輸出を伸ばすことができる。
 GDPの二割にも満たない輸出が拡大することで、日本経済全体が、TPPやEUとのFTAによる損害を補って余りあるペースで成長するという奇跡が起きる。その間、変動相場制にもかかわらず、輸出拡大による円高の影響はない。
 なんという恐るべきシナリオでしょうか。「風が吹けば桶屋が儲かる」とはこのことです。(「TPP亡国論」P103より)』


 要するに、TPP推進派、構造改革推進派の方々は、財政破綻論者同様に結論が決まっている「ドミナントストーリー」保有者、もしくは三橋的に言えば「絶対的価値感の持ち主」というわけなのです。

 結論はすでに決まっている(TPP推進すべし!)わけですが、日本の国益等を考えたわけではないため、あちこちにボロが出る。それを繕うロジックを次々に考案しているうちに、上記「TPP亡国論」に書かれたような、異様極まりない論理になってしまうわけですね


 TPPという「アメリカの雇用改善を目的とした、日本への構造改革要求」などに、今さら構っている時間はありません。日本は早急に国内の投資を拡大し、建設投資や設備投資を増やすことで「成長しなければならない」のです。さもなければ、被災地の復興に遅れが生じてしまいます。


関電、最大1000億円投資=原発地震対策で社長表明
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2011032000149
 関西電力の八木誠社長は20日、東京電力福島第1原発の事故を受け、原発の地震・津波対策に500億~1000億円規模の資金を投じる考えを明らかにした。関電の原発が集中する福井県の西川一誠知事との会談後、福井県庁で記者団の質問に答えた。(後略)』


 日本国民は、今こそ「震災大国に住んでいる」という原点に返り、国土の安全を高めるという、内需中心の成長路線を歩み始めなければなりません。被災地の復興はもちろん、全国で大々的に耐震化プロジェクトを推進し、「国民を守るコンクリート」に投資するべきなのです


それこそが、震災大国日本に生きる我々日本国民の義務であり、同時に将来の日本人への責任であると確信しています。

「国民を守るコンクリートを!」にご賛同頂ける方は、

↓このリンクをクリックを!

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ


【三橋の新刊、続々登場!】
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba   三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba


◇本ブログへのリンクは↓以下のバナーをご利用ください。

新世紀のビッグブラザーへ blog

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
◇ポルパパのブログ
投資と車と日々の起業家日記
管理人:ポルパパさん

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
◇おじさんの談話室
経済通のおじさんと、女子高生真理ちゃんが織り成す、経済を解りやすく掘り下げた基礎講座!


日本経済復活の会
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

積極財政による日本経済復活を目指して活動をしているボランティアグループです。


Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」
連載中
「三橋貴明の<ウラ読み>経済レポート」 
本メルマガではセミナー、勉強会のご案内など、メルマガならではの情報発信をしていきます!

 
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
 新世紀のビッグブラザーへblog一覧はこちらです。