60年代、70年代の人気漫才コンビだった「コロムビア・トップライト」のコロムビア・ライトさん(本名鳥屋二郎さん)が26日午前8時ごろ、東京・大田区の自宅で亡くなっているのが見つかった。83歳だった。ライトさんは自宅のソファに座った状態で亡くなっていたという。

 ライトさんは漫談の柳家亀次としてデビューした後、49年にトップ(04年に82歳で死去)と「青空トップ・ライト」を結成。52年にコロムビアレコードと契約して「コロムビア・トップライト」と改名して、時事的な風刺漫才で人気者になった。しかし、74年にトップが参院に出馬・当選し、議員活動に転身した後にコンビ活動を解消。漫談などでソロ活動していた。

 ライトさんは91年に喉頭(こうとう)がんのため声帯の摘出手術を受けて、声を失ったが、食道を振動させる発声法で活動を再開。医療漫談やがんなどについての講演などの活動を精力的に行っていた。

 [2010年10月26日22時55分]ソーシャルブックマーク