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4月9日(米国時間)、Linuxカーネルのメーリングリストにおいて、Linux 2.4のメンテナーであるWilly Tarreau氏が「No more Linux 2.4 releases」と題して、Linux 2.4カーネルの開発を終了したことを発表した。

Linux 2.4系は、今から11年前の2001年1月に公開された安定バージョン。安定版Linuxカーネルはその後、8年前の2003年12月に公開されたLinux 2.6系に移っており、Ubuntuなど一部のLinuxディストリビューションではすでに2012年1月に公開されたLinux 3.2に移りつつある。

Tarreau氏は2010年12月に、Linux 2.4系の最後のリリース「Linux 2.4.37.11」を公開するとともに、2011年いっぱいでサポートを終了することを発表していたが、これまで正式に開発終了の発表が行われていなかった。

Tarreau氏は少数のLinux 2.4系ユーザのためだけにこれ以上kernel.orgの貴重なスペースを無駄に使用することはしたくないとし、開発を終了させるとしている。また、Linux 2.4系のユーザ向けにGitリポジトリを用意しており、保証はしないが今後はこちらで修正を行なっていくとしている。