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NTTドコモ、Xi(LTE)対応機を続々投入へ。今夏モバイルWi-Fiルーター、秋冬に対応スマートフォン、タブレットを発売予定

NTTドコモは28日、2011年3月期(2010年4月~2011年3月)の決算説明会を開催し、2010年度の業績報告及び今後の見通し、そしてフィーチャーフォン(従来型の一般的携帯電話端末)、スマートフォン、タブレットといった端末の投入計画、次世代通信規格「Xi(クロッシィ)」(LTE)対応機に関する予定などを明らかにした。

NTTドコモ、2011年3月期決算説明会資料より

今回明かされた計画では、同社が推し進めるXi対応端末の投入予定がこれまでに伝えられていた情報よりも具体化している。同社は今夏にもXi対応モバイルWi-Fiルーターを投入する。さらに、秋~冬にかけて対応スマートフォンとタブレットが発売される予定だ。これら対応端末の拡充により、2011年度にはXiの契約数を100万件突破を目指す。

2010年度の契約数は約2万6千件程度だったようだが、一気に100万件まで伸ばし、2014年度には1,500万件の契約を目標としている。現状Xiに対応した機器はUSB接続型、ExpressCard型のデータ通信機器しかなく、そもそもの利用者、想定用途が限られている。そのため、いかんせん契約者数を伸ばしにくい状況だが、モバイルWi-Fiルーターが投入されれば一気に増加する可能性がある。

対応エリアは7月には全国主要6都市(札幌、仙台、金沢、高松、広島、福岡)へと拡大予定で、2011年度末までに県庁所在地級都市も加わる予定。2010年度末の人口カバー率は約8%だが、2011年度末には約20%へ、2012年度末には約40%、2014年度末には約70%にすることを目指した取り組みがなされているという。

米国では通信事業者Verizon WirelessからLTE対応スマートフォンがすでに投入されているが、国内でも年度内に一般ユーザーの手に届くことになり、注目したいところ。

情報元、参考リンク】
NTTドコモ/2011年3月期決算説明会資料(PDF)

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