「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

日本では17秒で人間の一生分の情報が流れる


 要するに膨大な量の情報があふれているということを言いたいだけなんですが。
 情報通信研究所調査報告(PDF:394KB)によれば、平成20年度中、日本においてインターネットで流通した情報の総量は4.61×10^19bitだそうです。8bits=1byteなので、8で割ると、0.576×10^19bytesということになり、1TB=10^12bytesですから、576万TBということになるでしょうか。(計算合ってます?)4.7GBのDVDに直すと、12億枚分という情報量になるようです。1日あたり、DVD330万枚分の情報がWeb上を行き交っているのです。人間の一生分の情報量は3TBという推計(下記のリンク参照)があるので、17秒ほどで一生分の情報が流れることになります。
人間の一生分の情報、すべてデジタル化してもたったの3テラバイト! | デジタルマガジン
 どんなに有用であっても見つけられない情報は存在しないのと同じです。これだけ膨大な情報があると、検索するにしても工夫しないと不要な結果ばかりの中に必要な情報が埋もれてしまうおそれがあります。これまでは子どもたちの情報検索能力を育てていくことが必要だろうと思ってきましたが、これからの時代はあふれる情報の中から自分にとって価値のある情報が浮き上がってくるような仕組みを作り上げる力を身に付けさせなくてはと思うようになりました。それは「人とのつながり」が介在した情報収集、つまりソーシャルメディアと呼ばれるものを適切に使いこなす能力ということなのではないかと考えています。