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校庭の土を上下入れ替え放射線量検証 福島

2011年5月8日 12:25
校庭の土を上下入れ替え放射線量検証 福島

 文科省は8日、通常より高い放射線量が検出された福島市の校庭の土の上下を入れ替える実地検証を始めた。

 文科省は、校庭の放射線量が一時間当たり3.8マイクロシーベルトを超える学校などに、屋外活動を一日1時間程度に制限するように求めている。

 福島市の中学校などで8日、校庭の土を掘り起こし、表面の土と下層の土を入れ替えて空間放射線量が低くなるかをみる検証が行われた。校庭の表面の土を削り取る工事を行った福島・郡山市などでは土の処分場所が見つからず、問題となっていて、今回の方法には削った土を外部に持ち出さなくていいという利点がある。

 文科省は、どの程度放射線量が下がるか調べ、有効な場合、県内の自治体に提案する考え。