閉館後の図書館、ビール飲み大人のしゃべり場 奈良・生駒市6月に

「ゴールデンラビットビール」を手がける市橋健さん
「ゴールデンラビットビール」を手がける市橋健さん

 奈良県生駒市図書館は今年度から、閉館後の図書館に生駒にゆかりのある人物を講師として招く大人の語り場「本棚のWA(わ)」を開催する。6月17日の第1回では、同市で平成27年からビール販売店「ゴールデンラビットビール」を手がける市橋健さん(36)をゲストに招き、試飲体験やトーク、交流会を開く。

申し込みは5月15日から

 同館は「人と本、人と人をつなぐ図書館」をテーマに昨年10〜11月にかけ、公募した高校生から70歳代の市民22人が図書館の将来像やアイデアを話し合い、イベントを提案。生駒にまつわる新たな興味や発見を語り合い、図書館の本で同一テーマの知識を深めてもらおうと、「本棚のWA(わ)」を企画した。

 今年度は計3回の開催を予定。初回の講師として招く市橋さんは製薬会社に勤務するかたわら、地元産のコメを原料にした「ライスビール」づくりに取り組んでいるという。同館の向田真理子館長は、「今までにない企画。イベントをきっかけに、さらなる興味を図書館で調べてもらえたらうれしい」としている。

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