2011年3月15日20時56分
菅内閣は15日、緊急災害対策本部を開き、食料や飲料水など支援物資の被災地への輸送を自衛隊に一元管理させることを決めた。菅直人首相が北沢俊美防衛相に指示した。
地域ごとに陸上自衛隊の駐屯地や航空自衛隊の基地を指定し、支援物資を集めて自衛隊機で運ぶ。これまで集積地が決まっておらず、自衛隊や米軍による本格的な輸送の妨げになっていた。
高さ2メートルまで浸水した航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)の2700メートルの主滑走路は15日午後に使用できることが確認された。今後は、同基地に空自の輸送機で物資を運び、そこから花巻空港や福島空港などに空輸する。