TODOリストからタスクがいつまでたっても消えない原因のひとつに、「やるべきことが大まかすぎて、何から手をつければいいのかわからない」ということがあります。そのような時は、タスクを小分けしていくと行動を起こしやすくなります

 例えば、「パソコンをオークションに出品する」というタスクがあるとします。TODOリストに「パソコンをオークションに出品する」とだけあると、どこから手をつければいいかがわからず、なかなか進まないものです。しかし、「パソコンを初期化する」、「付属品に欠品がないかチェックする」、「パソコンの写真を撮る」、「オークションの説明文を書く」とタスクを小分けしていくと、まずどこから手をつければいいかわかりやすくなり、最初の一歩が踏み出しやすくなります

そこで、もしあなたがMacユーザーなら、タスクの小分け作業にオススメなのが、Mac用アウトライナー『tree』です。ツリー上に横へ伸びていくのが特徴で、頭に浮かんだことを書き出し、それを並び替えていくことで頭の中を整理できます。必要最低限の機能しかありませんが、動作が軽快で使い勝手が良く、シンプルに「考えを整理する」という、本来集中すべきことに集中できるアプリです

使い方は至って簡単。まずタスクの入力。上記の例なら、「パソコンをオークションに出品する」と入力します。

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次に、そのタスクを小分けしていきましょう。「パソコンを初期化する」、「付属品に欠品がないかチェックする」、「パソコンの写真を撮る」、「オークションの説明文を書く」と小分けしていきます。これらのタスクもさらに分解し、すぐに手をつけられそうなところまで落とし込んでいきます

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treeが快適なのは、この書き出した内容を直感的に移動、並び替えできるところ。操作方法に神経を使わなくていいので、「タスクの書き出し」という本来集中すべきことに集中することができます。例えば、「傷やよごれの状態をチェックする」というタスクを、ドラッグアンドドロップで簡単に移動することが可能です。

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この小分けする作業では、できるだけ具体的な行動になるようイメージしていくのがコツです。「これなら今すぐにでもできそう」というぐらいに小分けしていくことで、行動を起こすためのハードルを下げていきます。最後に、チェックボックスをつけましょう。これでタスク管理リストの出来上がりです。

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右に行けば行くほど、今すぐにでも行動できるタスクに分割されているはずなので、右側のタスクから手をつけて、チェックボックスにチェックを入れていきましょう。あとは、これを繰り返していけば、いつの間にかあなたも「すぐやる人」の仲間入りですよ。

tree

(ドサ健)