以前の中国では5月1日のメーデーに合わせて1週間程度の連休になる「黄金周」だったのですが、法定休日の分散が行われ、現在では「黄金周」と言えるほどの長さの休みではなくなっているそうです。そして今年は5月の1日〜3日しか休みではないのだとか。

そんな訳で、中国関係の動きが日本とは違うので私の周りも何かとゴチャゴチャが続いており、イマイチGWになったという感じがしない今日この頃ですので、今回は軽めに……

ありがたいことにちょうど面白い情報を教えていただきましたので、その紹介をさせていただきます。

中国に
「料理アニメでは料理の必殺技が出る」
「勝負の料理には特殊効果がつく」

といったことを伝えた作品に
「中華一番」

があります。

「中華一番」は中国のテレビで放映されかなりの人気となった作品でして、中国オタクの面々にもかなり深い印象を残しています。「中華一番」の派手なエフェクト共に出て来る料理に関しては、今でも中国オタクの間でネタになっていたりしますね。

そして、そんな中国の中華一番ファンの中に作中の料理を片っ端から再現しようとしている方がいるそうです。

こちらの
雨前羽街的日記
で、中華一番の各料理を番組内の情報を元に、現在中国で手に入る食材を使い(ネタも込みで)頑張って再現しようとしています。

「黄金炒飯」に始まり、海老の頭などの食材で竜を表現する「昇竜餃子」、鯰の身で作った麺に細く切ったスルメを埋め込むという手間をホントにやってしまった「海鮮麺」、球になったおこげが割れて中からあんが出てくるという無茶なギミックに挑戦している「幻のおこげ料理」(これ日本語名なんでしたっけ?)、様々な素材の色で虹を表現した「虹色(レインボー)粥」、イカ墨スープと真珠の粉という無理難題をどうにかしようとしている「銀河(ギャラクシー)麺」、さすがに50人前クラスの超巨大蒸籠が無かったので再現不可能ということで大宇宙じゃなくて小宇宙になっちゃった「大宇宙(ビックバン)シュウマイ」等々、様々な料理へのチャレンジを繰り広げています。

この料理の数々は中国オタクの面々の間でも大ウケしているようで、

本当にやる人が出るとは思わなかった!
しかもクオリティ高い!

スバラシイ!頼む!私のために飯を作ってくれ!

なんかもう凄すぎるよ……

やべぇ。実際に料理が出来上がるのは何とか理解できるが、味が想像できん!

作者の機転と熱意には感服しないわけにはいかない。

どうせ無理だろう、ネタに走ってグダグダだろうと思いきや、ちゃんと形になっているのには感心すると同時に笑ってしまう。あの料理を現実に持ってくるなんて。

誰もが「不可能」「アニメの中のネタ」だと思っていたものが、こうやって再現されるとはなぁ。

工芸品クラスな方向になってるのもあるし、さすがに量産するのは無理っぽいか……

趣味でこういうのをやれるのはカッコよすぎる。

マジで味が気になる。材料と作者の腕を見た感じではかなり美味しいと思われるものもあるし。



といった感じのコメントが飛び交っています。
それにしても、中国で本場の中華料理を食べて育った人間が中華一番の料理を再現しようとするというのは、面白い時代になったもんだと感じてしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。