小島「えー、よろしくお願い致します。ジャーナリスト上杉隆さんです。」



上杉「はい。」



小島「お口の中には、アップルマンゴーが入っていますよー、ねえ。神足さんが、アップルかマンゴーかと言いましたけれど、マンゴーです。」



上杉「分かんないですよね?」



神足「見た目は分かんないよ、こんなのねえ!」



小島「ハハハ。どこからどう見てもマンゴーですよ。ねえ。」



神足「どう見ても、ってほどマンゴーじゃないよねえ。」



上杉「完全にマンゴーですよ。他に何か、たくあんか何かに見えるんですか?あ、たくあんに見えますよね。」



小島「ねえ。ドライフルーツね。あのーだいたい年度末になると、あの番組内容が変わったりとかね、番組自体が変わったりとかもあるんですけれど、キラ☆キラでは上杉さんのコーナーが最終回ということでね。」



上杉「えっ!そうなの!?」



小島「それ、先週やった。先々週(先週)、その茶番はやりました。ふふふ。」



上杉「へへへ・・・。」



小島「それであの、ラジオだけ聴いていらっしゃる方はね、あんまり分かんないかも知れないんですけれど・・・。」



上杉「えーっ?」



小島「あの、Twitter上ではね『上杉さんはこう何で降ろされるんだろう?TBSに何か意図があるんだろう?』みたいに結構盛り上がっていて。最終回、どんな話をしてくれるのかって言ってですね、結構たくさんの方が今日期待して聴いているんですよ。上杉さん。」



上杉「うん。」



小島「分かってる?」



上杉「今日は・・・。」



小島「ケータイ置きなさいって。下にね。」



神足「あはははは。」



上杉「今日は何?今日は何の話でもしますよ。」



小島「でね。あの、最終回に今まで一貫して2年間、上杉さんが伝えていらしたことをまとめてちゃんと思いを聞こうということももちろんなんですけど。まず、前半は福島第一原発を巡る情報公開と報道のあり方について、先週に引き続き。また今週ちょっと情勢が変わりましたので、伺って行きたいんですけれどもね。さっき・・・。」



上杉「もう、一週間一週間が違いますよね、これ。私からすれば、違わないんですけど。あのね、報道が違って来るという。」



小島「昨日、新たな事実が明らかになったというと、第一原発の敷地内でプルトニウムが検出された。それから一号機から三号機の建屋の外にあるトンネルの中に高い濃度の放射性物質を含む水が溜まっているということで。で、さっき東電の会見があったようですけど。上杉さん、何か新しい事実などはありましたでしょうか?」



上杉「まあ、プルトニウムと社長がダウンしていた。そして、溜まり水に一千万倍。修正して十万倍、いずれにしろ高い濃度があったと。まあ、この3つがこのニ、三日で明らかになったんですが。基本的に、社長とプルトニウムは結果として、私の質問がきっかけで明らかになった。そして、溜まり水の方も赤旗の記者、フリーのジャーナリスト他、CNN、海外メディアが質問して明らかになったと。つまり、ずっと言って来たんですが、記者会見をオープンにすると、こういう風に国民が本来知るべきことが分かって来るんですよ。なぜかというと、日本の記者クラブは誰も質問してなかったんですよ、二週間。」



小島「プルトニウムに関しては数字が出ていなかったことは検出されていないという風に思っていたら、そうでなくて調べていなかったってことが明らかになったんですね。」



上杉「それも、質問の仕方が『前に一回聞いた』と言っているんですけれど、どっかの記者が。『違います、ありますか?』と。【ありません】、『はい、そうですか』と。終わり。こんなの記者じゃないですよね。僕が訊いたのは、『表の中にプルトニウム検出の表はないんです。何でないんですか?』と。言ったら、【それは、未検出だから】と。『未検出でいいんですね』と。『測ったんですね、どれ位ですか?』と、言ったら【実は検査してない】と分かって。『どういう形で検査するつもりですか?』と言ったら。【元々、機械がない】と。この期に及んで、【測定機器を持っていない。これから借ります。】と言ったんですよ。一昨日の記者会見では。」



小島「一昨日のことなんですね?」



上杉「ええ。ところが、昨日。会見したら、21-22日に測っていて、そして発表したと。ま、嘘をついたんですね。どっちににしろ、嘘ですよね。どっちかが。」



小島「でも、検査に一週間かかるって聞いたんですけど。」



上杉「検査はね、一日です。これは原子力のHPにも載っていますけど、一日で測れます。それで、まずそこも嘘。更に、21-22日だったら、本当だったらこれは、即日開放できるし。私の時はそもそも検査もしていないし、機械もないって言ったんですよ。記者会見で副社長は。」



小島「一昨日の時点でね。」



上杉「だから、どっちかが嘘じゃないですか?副社長の言ってるのと、ま、本人ですけど。要するに、いずれにしろ一日で言っていることが変わっているんですよ。ここを突けばいいんですけど。まあ、今日もこれからあるんで・・・。」



小島「じゃあ、上杉さんの見解では、実は一週間前に調べて一日ほどでおそらく結果は出ていたであろうけども、一昨日の時点で上杉さんがプルトニウムの値っていうことを質問しなければ、昨日の段階でその数字は出て来なかったんじゃないかってお考えなんですね。」



上杉「ええ。一切言っていないですね。あと、もし逆もあるんです。私が質問したんで慌てて検査をして、でも今、慌てて昨日検査をしたって言うと、【あのフリーのライターにジャーナリストに言われたからやった】と。後手後手だと言われるから、21(日)と言って、かなり数字を戻してそこでやったとしてる可能性もありますよね。どっちか分からないです。」



小島「本当に24時間、一日で出来るんですか?」



上杉「出来ます。あの原子力のHPに出ています。『元々、検査どこに調査頼んだんですか?』って言ったら、名前は忘れましたけれど原子力何とかって答えたんですよ。」



小島「日本原子力研究開発機構。」



上杉「ここがやっているHPに、一日で出来ますと。これは、法律上も一日で出来ると書いてあるんです。」



小島「仮に東電が、じゃあサンプルを原子力研究開発機構に持って行ってそこで一日で検査して、その分析結果を東電に戻してっていうので一週間かかるっているのが言い分だとしても、その情報は一昨日の時点で上杉さんが質問しなければ出て来なかった可能性があるし、その他に一週間かからずに検査出来ていたって可能性もあると。」



上杉「それに、東電はまだ調べていないと言ったんですよ。それ、どうして調べた・・・調べていないって言ったことが嘘じゃないですか?検査の機械もないって言っているんですよ。第二原発にあるんだけど、津波で流されたんでありません、って言ったんです。副社長が。それも嘘ですよね?どっちにしろ、嘘を付いているんですよ。」



小島「で、昨日になってそれが出てきたと・・・。」



上杉「急にひっくり返ったと。だから、どっちにしろ隠蔽。どっちにしろ嘘の発言をしたんで、こういうのは問題だと。しかも、プルトニウムが紙一枚で止められますと言っているんですけれど。じゃあ、防護服も含めてプルトニウムは世界に向けて安全ですと。プルトニウムというのは実は安全なんだと、日本では。紙一枚でいいんだと、障子でも何でもいいから向けてプルトニウムから守るには何でもいいじゃないですか。」



神足「そう書いてあるよね。」



上杉「書いていますよ。」



小島「外部被曝に関してはそうであると。ただ、呼吸して呼吸器にくっついた場合にはあの肺がんになると。」



上杉「でも、飛ばないと言っていますから。飛ばないんだったら、じゃあみんな障子で囲えばいいじゃないですか?ねえ。普通に。僕が言ったんじゃなくて、あの、新聞テレビが・・・。」



神足「そう言っていますよね。」



上杉「これが安全デマ、安心デマ。二週間前から言っている。こういうことを言って何の得になるんだと。」



小島「ただ、あの。内部被曝の話はでていますけどね。もちろん。」



上杉「内部被曝じゃなくて、(プルトニウムは)障子は紙一枚で止められると書いていましたよね。」



小島「というのも書いてあるけれど、同時にえーっと、呼吸器に取り込んだ場合には深刻な健康状態になるというのも・・・まあ両方出ていますよね。」



上杉「当然ですよね。でも、【紙一枚で安全です】と言う必要はないですよね。」



小島「外部被曝を紙一枚で防げるってことをして、プルトニウム=安全というのは飛躍していますよね。」



上杉「飛躍していますよ。だって、全く人体にも問題ないって書いていますよ。そういう書き方をするのは、あんまりフェアじゃないんじゃないかと。要するに、ちゃんと危険性があるもんだから危険だって言っているんですよ。これまで人類は、プルトニウムに関しては。」



小島「先ほどね、崎山(出演していたTBS記者)さんの説明でも確かに近くにいて吸い込んだら非常に危険だというね。」



上杉「危険じゃないはずがないですし。危険じゃないんだったら、プルトニウムを危険な物質として扱わなければいいじゃないですか。危険で扱いながら、危険ではないというのは余りにも矛盾しているから。別に、危険だと煽る必要はないんですよ。本当のことを言えばいいんです。紙一枚だって、仮に防げてもそんなことはしませんよと、普通。それは。そんな危険なことする必要がない訳ですから。だから、淡々と普通にこれは危険な可能性がありますと。外部被曝はないけれど、大丈夫だけれど、外部被曝すると将来的に癌になりますよと。言えばいいじゃないですか。」



小島「なるほど、上杉さんが気になってるのは言い回し方として、いやいや、紙一枚で防げる安全なものだから心配しないで心配しないでという言い方をしなくてもいいんじゃないかと。」



上杉「それを安心デマ、安全デマと言っているんです。それは、言う必要ない訳ですよ。何でそんなこと言わなくちゃいけないんだと。それを安心させようとするんですよ。結果として、これまで二週間。そういうことをやって来て、安心です、放射能が飛んで来ても人体に影響はありませんって。爆発はしません。絶対大丈夫です。と言って来て、全部間違えているんじゃないですか。そういうことを言えば言うほど、仮にそうじゃなくなった時に政府、東電、記者クラブ。ここ全体の信頼が失われて来ているんだから、もうこういうことは止めましょうと。」



小島「東電でいえば、社長はどこにいるんですか?って、上杉さんいつ訊いたんですか?」



上杉「それも一昨日です。もう、世界が注目しているこういう事故、人災でやはりトップが出て来ないのはみんな不安に思うと。是非、清水社長がどこにいらっしゃるのか教えて下さいと。何で記者会見に出てこないんですか?と訊いたんです。そしたら、執務をどうのこうのしていますと言ったんで、ちょっと待って下さいと。この2階に統合本部があるじゃないですかと。そこに来てないって言っていますよと。言ったんです。ある情報を取ってから。そしたら、いや来ていますと。言うから、本当ですね?と。で、次の日にまた訂正したんですよ。あ、その日の副社長の会見が終わった後に広報部長が出て来て、【すいません。先ほどの件ですが、社長は入院していました。】と言って。みんな、えーっ!てなったんですね。そこで、どうして入院したんだということを、フリーとネットの記者とかはみんな訊く訳です。何でだ何でだと。海外メディアも。で、私も入院していたと話が変わったんで、『入院しているんだったら、是非お見舞いに行かせて下さい』とお願いした訳です。そしたら、丁重にお断りされましたけれど。」



小島「あの、今仰ったのは、フリーのジャーナリストとネットのジャーナリストと、海外のジャーナリストはそういう社長の今何してるのかとかね、プルトニウムは検出されていないのかは訊くけれどっていうことを再三されているのは、記者クラブメディアは訊かないってことなんですか?」



上杉「訊いてないですよね。だって、二週間訊いてないからこうやってニュースになっているんですよね。」



小島「誰も、だーれも訊いていない・・・。」



上杉「一回でも訊いていたら、とっくに新聞テレビに載っているんじゃないですか?これだから、繰り返し記者会見に入ることは重要だと。まだ入れませんけど、官邸も。言っているのは、こういう質問はフリーとか海外が出来る訳です。記者クラブメディアには出来ない。もう期待してないから、あなたたちは別に仕事やってもらっててもいいと。邪魔はしないから、私たちの仕事をやらせて下さいと。」



小島「記者クラブメディアは何でそれが出来ないんですか?」



上杉「まあ、それは私たちは知りませんからね。」



神足「僕は聞きましたけれど、無用なこう何て言うんですか、動揺じゃないですけど。そういうものを報道をしちゃいけないんだとなっているそうなんですけど。」



上杉「してるじゃないですか。」



神足「いや、それがね・・・。」



上杉「今。」



神足「それがね。真実を伝えないといけないという言い方と、両方がメディア側でせめぎ合っているというんですね。」



上杉「じゃあ、書かなきゃいいじゃないですか。プルトニウムも社長が入院したことも、何で書いているんですかね?新聞テレビ・・・。」



神足「それは分かんないけど・・・そのせめぎ合いでどっちがこう勝つかっていう状態で今メディアが動いている・・・。」



上杉「そんなことせめぎ合っている場合じゃなくて、人命が懸かっているんですからね。まあ、記者クラブの話は止めましょう。無駄だから。」



小島「情報を受ける人ね。情報を手にする人たちって、もちろん専門家でない人が大半な訳ですから。専門家でない人たちが、でも自分の命に関わるかもしれない。自分の暮らしに関わるかもしれないっていう情報を知るためには、じゃあどんな順番で良いことも悪いことも含めて、分かりやすく迅速に伝えるべきであるというのはこれは上杉さんも一貫して仰っていますしね。もちろん、神足さんもその視点で仰ってる・・・。」



神足「あとね、最悪の事態っていうことがどういうことかもうよく分からなくなって来ているんですよ。」



上杉「最悪のシナリオというのは、その時に考えられる最悪のシナリオというのを提示して、最善のシナリオもある。最善の対処のために。最悪の事態を示さないと、最善の対応も出来ない訳ですよ。当たり前ですけど。それは、当初。発生直後は、福島第一原発一号機が爆発したと。水素爆発かどうかまだ分からないという時に、考えられる最悪の部分を提示して、じゃあ30キロ位に逃げなさいというのが、これが世界中の政府がやったことです。今は80キロですけど。これが世界の原子力事故に対する最悪の事態、シナリオに対応した上での最善の対処と。これも世界中決まっているんです。日本はその時に2キロと言ったんですよ、念のため2キロ。だから、それで3キロ、10キロ、20キロ、30キロと増やして行く度に不信感が漂う訳です。そして今、日本だけが30キロ。これも二週間前に枝野(官房長官)さんに質問しましたけど、『世界中が80キロ以上。そうすると、この50キロ圏内に、間に住んでいる人は非常に不安じゃないですか?』と。この不安を除くために、日本政府が何をやるかというと同じ80キロにするのか、もしくは80キロにしてしまってる世界中の政府に抗議をして、『あんたたちは間違えてる。日本政府が正しいんだと言ってあげないと、住民は不安ですよ』ということを聞いているんです。」



小島「たしかにね。」



上杉「新聞もそういう風に報じればいいんだけど、新聞は、30キロで大丈夫ですと。海外は80キロ、これ普通に報じないんですよ、基本的に。世界中で言われている。そこで何をやったかというと、30キロだけど安全ですと。安全ですと言っても今度、広がっていくと不安になりますよと。安全だったら、何で30キロで安全かという根拠を言わないといけない。寧ろ、根拠のないデマを飛ばしているのが政府と、結果として今回は東電と、テレビ新聞の大手メディアが流した訳ですよ、この二週間。だから、僕が作ってあげたのは・・・もう、作ってあげたの記者クラブの人たちに。『30キロ、日本は30キロ。世界は80キロ。どうして世界は違うのか?日本人は、30キロで耐えられる放射能に強い民族だから耐えられるんです』と。これしかないんですよ、方法は。」



小島「そんなねえ・・・。」



神足「いやだけどね。これ例えば、朝日新聞の二面ですけど。燃料溶融は地震翌日からって書いてあるね。」



上杉「だから言ってたじゃないですか。」



神足「圧力容器の底は溶けた穴かもしれないと。こういうことをもう書いてるのは、随分、上杉さんからしたら遅い訳ですね?」



上杉「だって。二日目に、可能性がありますよと。断定はしてませんけど。こういう風に言っている人がいますよと。」



小島「報じるべきであったと、上杉さんは仰ってる訳ですね。」



上杉「ええ。こっちに関しては、あのメルトダウンですよと。これ、ずっと言っていました。」



神足「可能性があるということだよね。」



上杉「メルトダウンの可能性があるということだから、それに対して対応しなくちゃいけませんよと、ずっと言い続けましたね。」



小島「だったら、それが起こってるか起こってないか分からないけれども、その可能性があるという時点で報じるべきだし、だったらどういう手段を取るべきかってことを先手先手で考えるべきだったのにと。これは、一貫して仰っていますよね。」



上杉「ええ。」



小島「あのーたぶんね。東京電力もそうですし、政府もそうですし、それから記者クラブもそうでしょうけども。本当に最先端の現場で頑張っている人の中には色んな言い分があると思うんですよ。だけど、権限が集まって来て、その決定する人たちの間で怠慢があったんじゃないかとか。それから、ある種の利益を共有する人たちの杜撰な情報管理だとか、或いは杜撰な政策の進め方があったんじゃないかという話が、絶対追求しなくちゃいけなくて。同時に、現場でやっている人たちの同じような上層部に対する怒りとかね、ジレンマの中でもそれでも粛々と人の暮らしの安全を守る人たちっていうのは、これは東電にもいらっしゃるし。それから、記者の中にもね。上杉さん、前に仰っていたけどね。若手記者の中で、記者クラブ制度に対して激しい憤りを持ちながら取材をしている人もいると仰っていたんで。どんな立場で発言する人もその記者会見の場とかね、情報にアクセスできる場所を作るってのは絶対必要ですよね。」



上杉「今回のね、NHKの記者とか共同通信の記者とかはかなり突っ込んだ質問をしていたんですよ。この件に関しては。それは、東電とのスポンサー関係がないからかも知れませんけれど。まあ確かに、やっている人もいます。ただね、やっぱり一つだけ言いたいのは、東電も政府の枝野官房長官を含めみんな。全員そうですし、記者クラブの大手メディアの人もみんなやっぱり給料もらってやっている訳ですよ。フリーの人間、私たち含めて自由報道協会(仮)、全員これ働けば働くほどマイナスになっているんですよ。会見に行ってみんな。その辺のところで、本当にお金もらってやっているんだったら、自分の仕事をした方がいいんじゃないかと。」



小島「上司の言うことを聞くためにお金をもらっているんじゃないでしょと。」



上杉「ジャーナリストだったら、ここは人命懸かって、そして国全体の存続が懸かっている大事件なんですから。大事故。こここそ、もう首になってもいいから覚悟もあってちゃんとやってくれるかなと思っていたんですよ。」



小島「あの、東電批判はねTBSラジオでも久米宏さんも、それから大沢悠里さんもされているし、宮台(真司)さんもされてるしね・・・。」



上杉「それ、事故以降でしょ?」



小島「ん?」



上杉「事故以降でしょ?事故以降ですよね、それは。」



小島「記者クラブを上杉さんが指摘されたように、日本で何かが起こった時に情報の流れ方というのも同時に企業の体質とか政権の情報の出し方と同時に、物の情報の出し方を誰かがずーっとチェックして構造自体を変えて行こうって提言をやっぱりするべきですよね?」



上杉「ホントに、まあ僕は今日でいなくなるけど、誰かがね、TBSを含めて全体でやって行かないと。僕は、別に自分が正しいなんて言ったことはないんですよ。ただ、こういう風に色んな意見がありますよと。多様な意見を提示する人がいなくなると、これこそ本当にね、独裁とかファッショとかになってしまうし、国民が大本営(発表)の時と一緒に同じで・・・要するに、全く違った情報で気付いてみたら、不幸の淵に突き落とされると。これはね、個々はみんな善意でやっているんですよ。善意で。ところが、これは善意の中で、【合成の誤謬】というのがあって。個々は正しいことをやっているんだけど、全体として間違った方向へ進むという、どこでもあるんです。これは世界中。大本営もそうだったし、ベトナム戦争の時のケネディー選挙もそうだったんですよ。ロバート・マクナマラにしろ、マクジョージ・バンディーにしろ、天才が集まっているのにベトナム戦争に突っ込んで行くんです。これはどこでもあるから、今回も枝野さんとか、たまたま長島昭久(衆議院議員)さんにばったり東電で会いましたけれど。本部で。とにかく、【合成の誤謬】にならないように気をつけて下さいと。もう、これしか言えないと。それぞれが皆さん凄い、素晴らしい政治家だし、東電の人たちだってやっぱり知識を持っているし、記者の人たちだってやっぱり何かを伝えようとしてやっているんですけれど。個々は正しくても、全体で間違えた方向に行っている可能性もあるので。いや、それでも違うんだって言う人が何人もいる声を無視しないようにして下さいと。これだけだったんです。」

小島「上杉さん今回。本当、降板で。本当、沢山の人が残念がっていますしね。私も本当に残念なんですけど。あのー、『いや、僕、残りますよ』って、暴れなかったんですか?」



上杉「へ、誰?」



小島「『僕、残るったら残るよ。呼ばれなくても、来週から来るよ』とかって。」



上杉「いや、ゴルフジャーナリストなんで・・・。忙しいんで、もう。」



小島「ねえ。何で上杉さんとね、もう2年間ずっとご一緒したんですけど。残念だなと思って。」



上杉「あー、2年間。あっという間ですよね。あれ?終わっちゃったんだ、もう。」



小島「いや、だからね。ちょっとその2年間を、終わってしまうので・・・。」



上杉「あ、振り返ってみますか?」



小島「やっぱり、リスナーの方は『何で上杉さん辞めてしまうのか?上杉さんは自分から辞めるはずはないんだから、何があったのか?』って、知りたがってると思うんですよね。」



上杉「ええ。自分から辞めていないですよ。急に、『辞める・・・辞めて下さい。』と。あれ、先々週でしたっけ?」



小島「えー、16日ですね。上杉さんが言われたの。」



上杉「二週間前の放送終わった直後に言われたんですよ。その前の週に、神足さんが呼ばれたじゃないですか?」



神足「そうそう。俺が辞めさせられるのかと思った・・・。」



上杉「神足さん呼ばれて。あ、降板させられるんだ!と思ってたんですよ。」



神足「アハハハハ。」



上杉「そしたら、次の週。僕が呼ばれて、ありゃ?って。」



小島「私はね、実はね、Twitterにも書きましたけれど。3月4日の時点で聞いてたんですよね、プロデューサーから。ただ、そういう、人にね、このコーナー終わりですよって決めるのはプロデューサーの権限ですから。私からは言えないので・・・うーん、しんどいなあって。ただ、上杉さんに『次の仕事のことも考えてといたら?』みたいなことは、うっすら言ってはいたんですけれど。公式な通達があったのは、遅過ぎですよTBS!」



上杉「ええ。あの僕・・・。」



小島「信じられないですよね!二週間前に言うってどういうこと!?」



上杉「あの(通達の)一週間前に、そういう噂も入っていたんです。確かに。色んな形で。だけど、その前の前の週か。二週間前(2月下旬?)に、えーっと、TBSのプロデューサーから・・・。」



小島「はい。」



上杉「えー、『4月以降も、よろしくお願いします』って言われたんで。だから・・・。」



小島「ねー。私もそういう風に聞いていたのよ、上杉さんのコーナー続くって・・・。」



上杉「あれ、降ろされるのかな?と思ってたから、OKだって言うので・・・まあ、それは。じゃあ、当然だからやる、と言って。まあね、わずか二ヵ月位ですけど。」



小島「人の生活懸かっている訳だから、ね。番組が一個終わるってことはさ、その分の収入減る訳だから、他の仕事も探さなきゃいけない訳だし、常識から考えて二週間前に言うのって遅過ぎません?」



上杉「まあ、フリーランスはカスみたいなものだから、どう扱ってもいいという考えなのかと一瞬思ったんですけど。」



小島「いや、それはないと思いますけど・・・ぼんやりし過ぎですよ。どんだけぼんやりしてるのって話ですよね。」



上杉「まあね、普通の社会的な常識が通用しないってのは、記者クラブメディアがあるんで。例えば、これが対等な契約関係にあったら、大変なことになるんですよ。」



小島「訴訟でしょ?だって、一回契約しちゃった訳だし。」



上杉「そうですね。それで、しかも4月からの仕事に関して業務妨害になっちゃいますからね。」



小島「そうね。断っちゃった仕事もある訳でしょ?キラ☆キラがありますからって。」



上杉「そうです。それで、やっぱりその部分はホントに・・・。僕はまあたまたまね、運良く色んな仕事がお蔭様であるからいいんですけど。これをね、フリーランスのホント仕事少ない人とかにこういうことやって欲しくはないなと思いますね。要するに、死活問題なんで。」



小島「ねえ。上杉さんは一貫して、記者クラブ批判もしたし、TBSの批判もしたし。えっと、いわゆる官房機密費を巡る平野(元)官房長官のネコババ発言っていうのを巡ってね、Podcastの更新が一週間(で消去)になっちゃったりとか、TBSとの間でも結構、意見の違いとか対立があったなかでも番組は続くって聞いていたので、私はそれを信じていたんですよ。」



上杉「懐深いな、さすがマスターズ(テレビ中継)をやっているだけはあるって。あれ?マスターズになるのかな、俺?」



小島「ね。あの3月の頭になって『上杉さんのコーナー終わるんですよ』って、聞いてね。ホント!残念でねえ。」



上杉「うん。残念・・・。ありがとうございます。」



小島「でも、自由報道協会(仮)はずっと続ける訳でしょ?」



上杉「そう。続けるし。他の活動も、ま、気が向いたら続けますし・・・。」



小島「はい。」



神足「気が向いたらって・・・。」



上杉「気が向いたら続け・・・別にね、あの僕じゃなくてもいっぱい色んな人が・・・今、フリーランスの人たち。それこそ、自由報道協会(仮)にいる何十人ものフリーの人たちとかが頑張って。他の所も降板されられる人もいますけど、岩上さん(フジテレビ とくダネ!)とか。あの、そういう人たちもやりながら何とか、いわゆるこの日本のメディアの環境を少し自由にしようと。世界で唯一しか残っていない記者クラブっていう制度をやっぱり世界中から非難されて、今。ここの海外メディアも凄いですよね?えー、もうこの地震の後の政府、東電、TEPCO、と同時に、日本の記者クラブをもの凄い批判しているんですよ。ご存知のように。」



小島「あの、ホントに記者クラブ制度というのがなくなれば今、記者クラブ制度に悶々としている大手報道機関の社員の中で本当に優秀なジャーナリストしての素材だって、やっぱりある訳でしょ?」



上杉「そうそうそう。」



小島「それも、上杉さんたちと同じように自分の責任を持ってジャーナリストとして自立出来る訳ですもんね。」



上杉「こんなに自由で楽しい職業はない訳ですから。自由に、自分の責任でやって。失敗したらクビ・・・クビというか、そいつは信頼がないんで、この業界から追放されればいいだけの話ですから。ただやっぱり、個人個人で責任取ってやってる訳ですから。だからこそ、TBSと契約結ぶ時だって、やっぱ勝負賭けている訳なんです。こっちもちゃんと勝負しているんだったら、TBSの人たちもちゃんと、この社会に生きて給料もらっているんだったら勝負した方がいいんじゃないかなって思いますし。それは、他のフリーのジャーナリストたちにも、やっぱり言えるから。当然ながら、フリーのジャーナリストが全員良い訳じゃないですよ。」



小島「これも繰り返し仰っていますね。フリーが良くて記者クラブがダメっていうことではなくて、個人の才能はそれぞれに良いとこ悪いとこ色んな人材がいるけれど、やっぱり制度がさっき仰ったように個の集団として機能を殺しているという。」



上杉「そう。だからね、5年前に書いた【ジャーナリズム崩壊】という本でも書いたのは、記者クラブの解放と、僕、十何年間ずっと訴えて来たんだけれど、『開放は結果としてクラブ記者、クラブにいる記者の解放に繋がる』と。」



小島「記者自身の解放と。」



上杉「解放と・・・。」



小島「ちょっと、一旦コマーシャルに行って。続き、コマーシャルの後に。」



上杉「えーっ。」



(CM)



小島「あのねー、あの上杉さんにまだ伺いたいのでね。QUOカード当選者三名様だけ発表しちゃいますね。(中略) でね、上杉さん。ホントこの番組でね、あのたくさんの方が、あ、報道の仕方っていうのにも構造的な偏りとかね、例えば構造的な老化というかね、というのもあるんだなというね。新しい視点を得られたから、ホントにこのコーナーが終わるというのは残念だと・・・。」



神足「護送船団方式って言ったけど、いちばん危機の時には隣を見て何をするというのがあるんだっていうね。報道にも。」



上杉「まあ、マスコミが最後の護送船団になっているんですけど。今、それが変わって行く時なので。ま、2年間でね、もしこれ聴いてて分かったという人は。」



小島「いや、いっぱいいますよ。」



上杉「ちょっと良かったかなと。あとね、常に物事って色んな見方があるんで。一連の見方こそ危ないので。色んな見方をして、そして自分自身が自由な言論を育てる一人になるという意識を持った方がいいかなと思うんですね。そろそろ日本も、この機会に。」



小島「つまり、伝え手の方も私こそが正論であるという驕りに立つこともなく、そして受け手の方もどれか一つだけ信じて後は見ないことにするという風にこう逃げないで。どれも正論かもしれないし、どれも間違っているかもしれないけれどっていう情報体勢を強くするっていうかね。」



上杉「まあ、でも2年間でちょっと明るくなったのは、やっぱり2年前は結構こういう風に言っても、『何でこの人こんなこと言うんだろ?記者クラブに入りたいんじゃないか?』っていう意見も多かったんで。そんなことないって、だいぶ誤解も解けたし。あとねTBSもそうだけど、若手の人たち。このスタッフも、神足さんも小島さんもそうだけど、それぞれディレクターも含めてみんな。やっぱり、この人たちが上に上がって行けば十年、二十年したらきっと分かって、そして、変わって来る時が来るかなと思うので。まあそれが楽しみだなと思って。」



小島「いや、上杉さん。これからも、あの是非ね、番組のコーナーご一緒出来なくなりましたけれど・・・。」



上杉「出来なくなりましたね。」



小島「是非、今後とも活躍を本当に応援していますよ。」



神足「個人的に会ったりしてね。」



上杉「ええ。」



小島「神足さんも一緒に飲みたがっていますしね。本当に残念ですけど。ありがとうございました。」



上杉「こちらこそ。(水道橋)博士とか(西寺)郷太さんとかね、仲間達にも是非。」



小島「そうですね。上杉隆さんでした。本当にありがとうございました。来週からは、その時その時、時事問題を専門家に訊いて行くコーナーになるようです。」



神足「そうなんだ。」



小島「はい。」



上杉「え?そうなの?」




http://www.tbsradio.jp/kirakira/sample.htm

http://www.nicovideo.jp/watch/sm13998142

照美「えー、上杉さんがスタジオ入ってくれました。えー、埼玉県南埼玉郡のですね・・・今、わらび餅をちょっと好みだーみたいでちょっと手元に・・・あ、これ関係ないですか。」



唐橋「すみません、割り箸で食べて頂いていいですか?」



上杉「ふぅん・・・。」



照美「へへへへー。」



唐橋「わらび餅・・・・・。」



(中略)



照美「『リクエストしたい曲があるんですが、えー、Alrightハートキャッチプリキュア?』。」



唐橋「えへへへ。」



照美「『ハートキャッチプリキュア?(イントネーションを正して)ハートキャッチプリキュア』。なんで、青山(ディレクター)にここでレクチャー受けなきゃいけないの俺?知らない世界だから、ね。Alright!ハートキャッチプリキュアでいいのね?『えー、これをリクエストします。とても元気になる歌詞です。他に聴いてる子供達も元気になるかな』と」。



上杉「いい曲だよね。」



照美「上杉さん分かるんだ?」



唐橋「ご存知なんですか?」



上杉「あの・・・。」



照美「何で、わらび餅を食った後、楊枝を加えてカッコつけながら『いい曲だよ』と言われても・・・。」



唐橋「(爪楊枝を)タバコに見立ててますよ。」



上杉「これ、あの、日曜日。あの震災直後の(13日)日曜日。TOKYO FMの特番でリクエストがあったから流したんです。」



照美「あー、評判良かったんだ。」



上杉「お子さん達が・・・。」



照美「上杉さんは曲流して、随分、アンパンマン(のマーチ)でも随分評判良くてなー。これも流してたんだ。」



上杉「(わらび餅を頬張りながら)ほへも、あのぅ・・・。」



照美「すいません。あの、わらび餅を食べながら、それ不謹慎だと・・・。」



上杉「不謹慎ジャーナリストです!」



照美「それ、不謹慎。それ不謹慎。うん。それは不謹慎でいいよね。」



上杉「不謹慎ジャーナリスト。」



唐橋「曲、行きましょうか・・・。」



照美「池田彩さんの曲ですね。リクエストにお応えします。『Alright!ハートキャッチプリキュア』。」



(曲)



唐橋「池田彩 『Alright!ハートキャッチプリキュア』でした。」



照美「(イントネーション)同じじゃん!何が違うんだよう。」



唐橋「クフフ、何で・・・。」



照美「さっき、曲紹介した後に(青山Dが)文句言ってんの。『照美さーん、バカなんだからー」って。酷いですよー。60の人間つかまえて、25の若造が『バカなんだからー』って・・・。」



唐橋「照美さんも、そんな小っちゃいこと気にしなければいいんじゃないの?」



照美「そうですね。ここがポイントなんだよ・・・。今ですね。」



上杉「ソコダイジナトコ!」



照美「Twitterで頂いています。これはですね、ミスタータコ星人さんから頂きましたね。『上杉さんが話し始めるとradikoが止まるのは偶然?』と。それは・・・。」



唐橋「えへへ、何の陰謀なんですか?」



上杉「まさか、東京電力が・・・。」



照美「ハハハハハ!そこまで出来ないでしょ?」



上杉「分かった!記者クラブだ!」



照美「えー?記者クラブかも知れない?」



上杉「違う、官房機密費だ!あ、関係ないか。」



照美「えーホントに止まったの?上杉さんが話し始めたら。ただ単にでしょ?でも、一回だけじゃなくて、これ後二回はあったような感じだね。三回はひょっとしたらいってるかもよ・・・。」



上杉「最近、何かすると私のせいになるんですよね。」



唐橋「あー・・・。」



照美「まあそうだね。それはいいことですよ。」



上杉「え?いいことですか?」



照美「そんだけ、あの目立ってることだもん。」



上杉「それ、記者クラブじゃないですか?」



照美「うん、そうかもしれない。」



上杉「あ、記者クラブは、別に悪くない・・・。最近、記者・・・なんだろ?何が悪いんだろ?」



照美「何?急に・・・。」



唐橋「自問自答して・・・。」



上杉「政府。東電。枝野幸男さん。菅さん。がんばって下さい。みんながんばって下さい。」



照美「何それ?支離滅裂になってんだもんね。川越市です。名前言っていいんですね、ハットリヒデオちゃんですね。49歳自営業の方から頂きました。『ソコトコは始まってから聴いています。やるマン!の頃から照美さんファンですが(あ、ありがとうございます)、ところで上杉隆さん。ソコトコは降板しないですよね?えー、TBSのキラ☆キラは今月いっぱいで降板なので心配です・・・』と。」



上杉「えーっ!?」



唐橋「いやいや・・・。」



照美「でも、あと一回あるんでしょ?」



唐橋「あと一回ですか?」



上杉「あと一回。」



照美「まだ、もう一回あるんだもんなー。」



上杉「ま、『ワンクールのレギュラーよりも一回の伝説』ですから!あと一回!」



照美「江頭2:50の素敵なあの言葉、いちばん好きだねぇ。」



上杉「すごいですよね!」



照美「江頭君が言った言葉でね、色んな人が過去の偉大な人が言ってる言葉と同じくらい素敵な言葉だと思う。」



上杉「あれ、いちばんいいですよ。素晴らしいですよね!」



照美「芸人として最高の言葉でしょ。」



上杉「あの、テレビに出る人とかは全員。番組に出る前に、あの言葉を自分で言ってから出るように・・・。」



照美「噛み締めてね。そうそう・・・。」



上杉「そうしないとね、あのね、次の番組に出ようとかねするコメンテーターばっかりで。こうやってほら、今、出ていますよね。これ、テレビに出て・・・。」



照美「え?今、誰のことを指差しているの?今これ、テリー伊藤さんですけど。」



上杉「テリー伊藤さんですねー。」



照美「おいおい・・・。一応、言っとかないとね。」



上杉「要するに、自分の身を・・・。」



照美「自嘲描写しておかないと・・・。」



上杉「自分の身を守りながらね、コメントしてもしょうがないと。」



照美「(話しを強引に打ち切る形で)はいっ!」



唐橋「フフフ、はいって・・・。」



照美「『(メール続き)しっかりとした仕法を持ち、取材に基づいた情報を伝えてくれる方は番組の宝です。本当に今の新聞テレビはくだらない媒体だと思います。我が家でも、今の契約が終わったら新聞はどことも契約する気はありません』。」



上杉「えーっ!?」



唐橋「フフフ・・・。」


照美「『(続き)テレビも20歳の娘にもつまらないらしく、中学2年の息子がAKB48を見る程度です。是非、硬軟取り混ぜた大人の番組で有り続けて下さい。追伸。先日、照美さんがズル休み中に(また、こういうこと言うんだ。こういうところで・・・こういうマジメな主張の中で凄く印象に残るんだよ・・・)ユミちゃんがメインをしていた時のこと。話の合間の【うん。】、とっても良かったですよ』。もう、唐橋だけ褒められちゃって。」



唐橋「(艶っぽい口調で)ちがうの・・・。」



照美「何が違うんだよ。何それ?『ちがうの・・・』って。それ、誰に喋ってんの?俺に喋ったの?『ちがうの・・・』って、今。俺?え、びっくりした!今。今まで聞いたことのない語尾で、『ちがうの・・・』って。」



唐橋「そんな鼻の穴、大きくしてないですけど・・・。」



照美「『(続き)どっかのリスナーから指摘されていましたが、僕には心地よく聴こえていました』と。ということでね。」



唐橋「はい。ちょっと、クセみたいで嫌だったんですけどね・・・直しました。」



照美「『うん』はね、また怒る人もいるんだよね。たまに言った『うん』でも、うんは良くない!って怒る人もいるし、もうね、色々意見があるから。」



上杉「じゃ、『おお!』とかでもいいの?おお。」



照美「放送終わると、いっぱいメール来ていますよね。批判もいっぱい来ていますから。それも全部ね、目通していますけれど。今度、批判のやつも紹介しましょうかね?そうした方がいいよね。」



上杉「批判だらけ。」



唐橋「結構してますよね?」



照美「そうだな。批判されてるからなあ。俺のは多いな、やけにな。」



上杉「ハートキャッチプリキュアのこれ、Twitterの(TLで)今。『ハートキャッチプリキュアのかかったソコトコ。その瞬間、出かける直前の子供達が大興奮!』。大興奮しちゃったって、あまり興奮しないように。」



照美「いやいや。でも、あるよね。子供の頃に聴いた曲って。俺だって、未だに月光仮面のテーマソングのイントロが流れてくると・・・。」



上杉「大興奮!」



照美「それだけで、大興奮!もう、凄いですよ。もう・・・えっ?もういいか。さ、それじゃ最後の、今日最後の曲は上杉隆さんのリクエストでございますね。」



唐橋「はい。」



照美「それじゃ、上杉さん。曲紹介をお願いします。」



上杉「あ、何?」



照美「これ、いや、自分で曲紹介やれるじゃん。メモなくたって。」



上杉「あ、はい。これはですね・・・えー、曲紹介・・・。」



照美「意外と・・・おかしくない?そんなに難しくないでしょ?」



唐橋「番組中って、台本ない方が好きじゃないですか?上杉さん。」



照美「しかも、自分がリクエストしてんだよ。」



上杉「えへへへ・・・そう。RCサクセション『Love Me Tender』。」



照美「はい。」



上杉「まずいよ、これ。この歌。」



Love Me Tender


何言ってんだー ざけんじゃねー

核などいらねー

何言ってんだー よせよ 

だませやしねぇ

何言ってんだー やめときな

いくら理屈をこねても
ほんの少し考えりゃ 俺にもわかるさ

放射能はいらねえ 牛乳を飲みてぇ
何やってんだー 税金(かね)かえせ

目を覚ましな
たくみな言葉で一般庶民を だまそうとしても
ほんの少しバレてる その黒い腹

何やってんだー 偉そうに
世界の真ん中で
Oh my darling, I love you
長生きしてえな


Love me tender, love me true
Never let me go
Oh my darling, I love you
だまされちゃいけねぇ

何やってんだー 偉そうに
世界のド真ん中で
Oh my darling, I love you
長生きしてえな



唐橋「RCサクセション『Love Me Tender』でした。」



照美「はい。えー、ということで。まだ上杉さん、歌っていますが。」



上杉「今の曲はですね。聞いてのとおり、【放射能はいらねえ 牛乳を飲みてえ】。えー、原発に対する忌野清志郎さんの、要するに否定的な歌で・・・当時。これ、1988年の歌なんですよ。」



照美「ねえ。そんな前からやって・・・。」



上杉「これを出した瞬間に放送禁止用語になって。放送禁止の歌でかけられなかったんですよ。今はね、かけられますけど。やっと。(清志郎さんが)亡くなってから。要するに、テレビ局とか民間放送はこれをまあ、『かけない』と。何でかけないかというと、中身にあったように電力会社への批判だと。別に、批判があってもいいじゃないですかね?」



照美「そうだよね、誰にだって批判はあるんだから。どんな人物にだってね。」



上杉「電力会社というか、寧ろジャーナリズムというか、メディア側がいけないんですよ。勝手に自主規制して、こういう歌をかけないと。別に色んな意見があっていい訳ですから。私も、別に反原発じゃないんですよ。推進派でもなくて、だいたい容認派ってずっと言っているんですけれど。でも、それは別に色んな意見があって、それを紹介すると。特に、音楽をこうやってね、防ぐというのはどういうことなんだと。」



照美「要するに、表現の自由ってこともあるし。みんな想いとか考えと言うのは千差万別でそれぞれの人たちがいられる世の中じゃなきゃとおかしい訳だからね。」


上杉「ええ。でも、すごいのは忌野清志郎さん。すごいですよね、20年以上前に、要するに【放射能はいらねえ 牛乳を飲みてえ】って、今を見ているような・・・。」



照美「予言しているかのような歌だね。」



唐橋「はぁ・・・。」



照美「【Love Me Tender】を『何やってんだー』って、当てはめちゃうところもすごいよね。」



上杉「で、これかけたんで、たぶんスタッフの誰かがクビになると思うんですけれど。」



照美「そういうことじゃないと思うんだけれど。向こうでコンちゃんに責任取ってくれって・・・。」



唐橋「はい、ありがとうございます。明日もみなさんからのお便りをお持ちしています。」



照美「かけたのは、物理的にかけたのはコンちゃんだからって、酷いこと言ってる。」



上杉「私は知らない。君の責任だっていう・・・。決してクビになることはない!



照美「大丈夫。」



唐橋「アドレスはsoko@joqr.net です。おハガキは、〒105-8002 文化放送『吉田照美ソコダイジナトコ』の係までです。また、番組へのFAXの受付はこの時間で終了させて頂きます。ありがとうございました。」



照美「ありがとうございました。上杉さんもありがとうございました。」



上杉「ありがとうございました。」



唐橋「お知らせの後は、交通情報です。」






Love Me Tender

http://www.youtube.com/watch?v=7E6huKlEjl0

http://www.youtube.com/watch?v=aJdMa1VI0do  

http://www.youtube.com/watch?v=q0cmuaNgf8s  (THE TIMERS)