パスワードを忘れた? アカウント作成
339206 story
アメリカ合衆国

暴力的なゲームは犯罪を減らすという研究結果 80

ストーリー by headless
悪いことする時間がない 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

暴力的なゲームにより攻撃性が高まっても、暴力的な犯罪が増加するとは限らないとする研究結果が4月に発表されたが、これが米国内での犯罪発生率減少の一因として考えられるとBBC Newsが指摘している(SSRNに掲載された論文BBC Newsの記事本家/.)。

研究は米テキサス州のベイラー大学およびテキサス大学アーリントン校、ドイツのCentre for European Economic Researchの研究者らが共同で行ったもので、暴力的なゲームは攻撃性を高めるものの、ゲームに多くの時間を割り当てることにより犯罪に関わる機会が減少するというものだ。このような効果はゲームの内容が暴力的かどうかに関わらずみられるものだが、結果として「犯罪に関わる機会」を奪う効果の方が、ゲームによって誘発される攻撃的な行動よりも大きいとのことだ。

米国では1991年以来犯罪発生率が減少しており、殺人および窃盗の発生率は1991年から1998年でほぼ半減している。その後はゆるやかに減少してきたが、2008年以降は高い失業率にもかかわらず、再度大きく減少しているとのこと。BBC Newsは原因の1つとしてこの研究成果を取り上げており、ゲームにより若者の外出する機会が減少し、犯罪から遠ざけているのではないかとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

読み込み中...