名古屋が7月にホームの愛知・豊田スタジアムで名将ベンゲル監督率いるアーセナルと親善試合を行う方向で最終調整に入っていることが2日、分かった。開催日は日本代表の東アジア選手権(韓国)のためJ1リーグが中断中の7月23日が有力。ベンゲル監督は95年から約2年間名古屋を率いクラブの礎を築いた人物。当時エースとしてプレーしていた名古屋ストイコビッチ監督との「師弟対決」が、ついに実現の運びとなる。

 名古屋のクラブ幹部はこの日「そういう話は出ている。現在検討中です」と話した。アーセナル側に配慮し「検討中」としたが、すでに中継局なども含め最終調整に入っている。ベンゲル監督は名古屋を離れ15年以上がたつが、今も古巣を気に掛けているという。就任前のストイコビッチ監督を研修のためアーセナルで受け入れるなど縁も深い。“故郷”愛知に世界的ビッグクラブを率いて凱旋(がいせん)することになる。