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Pythonでファンシーなデバッガを手軽に利用する方法

Pythonでファンシーなデバッガを手軽に利用する方法

以前pudbというCUIベースのソースコードデバッガを紹介した。コンソール環境で利用できてなかなかファンシーなのだが,デバッガをいちいち立ち上げる必要があるので少々面倒だ。今回はより手軽にCUIベースのデバッガを起動する方法を紹介する。

方法は簡単。debugというパッケージを「pip debug」などでインストール,デバッグを開始したい場所に「import debug」とするだけで,プログラムのその位置でシンタックスカラーリングの効いたファンシーなデバッガが立ち上がる。

「n」を押して実行を進めたり,print文を使って実行中の変数の中身を表示したりできる。実行中のプログラムも表示してくれるので,コードの確認もしやすい。debugをインストールされるとseeというオブジェクトインスペクタも一緒にインストールされる。オブジェクトのアトリビュートを見たいときには「dir(obj)」とするかわりに「see(obj)」とすると,見やすくかつ画面を占有しないように整列したアトリビュートのリストが表示される。

Pythonに付属のpdbを使うのは面倒,pudbを立ち上げるまでもない,というような用途でdebugを活用できる。

2011-05-10 02:08