Android Studio本制作の裏側
今後こんな機会がそうたくさんあるとは思えないが、半分自己満足で制作環境についてメモを残しておく(主に使用したツールまわりについて。
フォーマットはRe:VIEW。技評さんといえばinao記法が有名なのだけど、それで原稿書くのはいろいろ辛かったので、inao記法テキストに変換できるRe:VIEWで原稿書いていいですか?とお願いしたところ快諾してもらえた(その時点では、まさかRe:VIEWの中の人直々に組版してもらえるとは思っても無かったけど。
ちなみに、Jenkins本のときはSphinx(HTML入稿)、Web連載とSoftware Design誌の記事はMarkdown(.md
のまま入稿)、出版社違うけどGradle本のときはSphinx(テキスト入稿)。
原稿書きはもっぱらvim(MacVIMとgVim)。「iPad miniで原稿書き」もちょっと憧れたけど、vimが無いからやんなかった。一部の人には「IntelliJで書いたんでしょ?」って言われたけど、そんなことは無くてほぼvim。(自分にとって)テキスト書くのにこれほど最適なツールは無い。あとATOK。vimとATOKが無いと死ぬ病。:-)
vimで使ったのはvim-reviewとunit.vimの2つ。特にunite.vimは「:Unite outline
」でアウトライン確認できたので大変重宝しました。あと、今回の作業でやっとvimgrepを身につけた(これスーパー便利や。
スクリーンショットはSkitchかOSのスクリーンショット取得ショートカット、その後の加工にPixelmator。PixelmatorはiPad版も持ってたけど、iPadで画像作成はしなかった(慣れの問題かMacBookで作業するほうが楽だったんで。
スクリーンショット以外の図はSHOT NOTEに手描きしてiPhone経由で取り込む(これは単なる好みの問題。
原稿だいたい完成したら、Re:VIEWでPDFにしてWordに読ませて校正したんで、Wordも使ったツールのひとつ。Wordの校正機能は意外とバカにできない。
リポジトリはBitbucket。無料でプライベートリポジトリ使わせてくれるAtlassianさん太っ腹!クライアントはSourceTreeを主に使っていたけど、ファイルごとの履歴の確認のやり方がわからなかったんで、そんときだけIntelliJを使ってた。
校正やり始めるようになってから使いはじめたのが、Kaleidoscope。有償のdiffツールなんだけど、文字単位の差分を見せてくれるルーツはこれくらいしかなかったので、やむを得ず購入したけど十分元は取ったと思う(ちなみに、WinMergeはフリーのツールにも関わらず文字単位の差分も見せてくれる。
#IntelliJのこのチケットが対応されてれば、IntelliJでもイケただろうに...。
PDF校正で使ったのは、iOSのGoodReader。PDFに注釈入れられるツールは数多くあるんだけど、ちゃんとAdobe Readerで認識できる注釈入れられるツールは実はそう多くなくて、Adobe Reader使うのはもっとも確実(だけど、これ使いづらい)。Adobe Reader以外でまともだったのがGoodReader。iPadのGoodReaderでガーっと校正して、PCのAdobe Readerで微調整ってのが便利な使い方だった。
とりとめないけど、メモだしいいか。