KDDIと沖縄セルラー電話は2010年9月1日から、Androidアプリケーションを集めた「au one Market」の機能を拡張する。一つは「auかんたん決済」によるアプリ購入機能。もう一つはKDDIがアプリの安全性を確認する「au one Marketセキュアアプリ検証」である。
「auかんたん決済」によるアプリケーションの購入機能は、有料アプリケーションの購入代金を月々の電話料金と合算請求するもの。クレジットカード限定のAndroid Marketにはない決済方法を用意することで、アプリ販売の促進を図る。
「au one Marketセキュアアプリ検証」は、KDDIが、コンテンツプロバイダー向けにアプリケーションの安全性を確認するもの。マルウエアに対する懸念が高まっていることに対する取り組みだ。
横浜で開催されたゲームソフト開発者向けのイベント「CEDEC(CESA Developers Conference) 2010」では、同社グループ戦略統括本部新規ビジネス推進本部の鴨志田博礼コンテンツビジネス部長が講演、新しいau one Marketの機能を紹介した(写真)。
鴨志田部長は、既存EZアプリの拡張についても紹介した。まず、従来のBREW実行環境だけでなく、J2ME/CLDC/MIDPペースのアプリも扱えるようにする。
さらにアプリの最大サイズはSDカードを利用することで容量制限を撤廃、配信サーバーも開発者自身が用意できるようにした。従来は同社が指定するサーバーにホスティングする形態だけだった。加えて、無料アプリも提供可能とし、KDDIによる検証も撤廃した。