【東日本大震災】石巻湾田代島、猫は生き延びていた

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東日本大震災 離島の猫たちも無事だった
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石巻湾に浮かぶ田代島(宮城県石巻市)は約110人が暮らす小さな島だ。人よりも猫の数が多いことから、近年は「猫の島」として世界的にもその名を知られるようになった。しかし、東日本大震災の被害で通信が断絶。島の様子はしばらく不明となっていた。

島の住民はもちろん、島に暮らす猫の様子を心配する声はインターネット上でも高まっていたが、記者が3月31日に上陸したところ、津波で壊滅的な被害を受けた海岸部でも数匹の猫が生存していることを確認した。

また、「多くの猫が集まる家」として有名なポイントでは、震災前と変わらない様子で住人に食料をねだる猫たちの様子も見られた。

離島ということでその被害が大きく報道されることは今まで無かったが、田代島も10m強の高さを持つ津波に襲われており、海岸周辺部の建物は甚大な被害を受けている。

猫たちを心配するあまり、早期の訪問を望む人も多いようだが、現在も余震が頻繁に発生していることや、津波が再び起きて島が孤立状態になった場合には住民の分しか備蓄食料が無いことから、島では「関係者以外の来島自粛」を呼びかけている。ちなみに震災当日に来島していた観光客が自衛隊のヘリコプターで救出されたのは、8日後のことだったという。

《石田真一》

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