ゲームの歴史は続くよ、いつまでも

最初にゲームと呼ばれるものをプレイしたのって、任天堂ゲームウォッチだろうか。1980年くらいの話だから、今から30年ちょっと前のこと。それからファミコンセガマーク?のような家庭用ゲーム機、8bit PCと呼ばれてた時代のパソコンなどでゲームに興じるようになり、一体何本のゲームをプレイしてきただろう。正確に数えたことは無いけれど、たぶん数百本は確実にプレイしてきている。

考えてみれば、日本におけるゲームの歴史は1970年代後半くらいからで、始まりの頃こそ実体験では知らないけれども、かなり初期の頃からずっとゲームという文化が発展していく様を体験してきた。家庭用ゲーム機の進化の歴史、携帯ゲーム機の普及、携帯電話からスマートフォンへと続く新たなゲーム市場、ゲーム機とはまた別なPCゲームなどなど。



何十年にも渡ってゲームをプレイし続けてきてるのは、ゲームをプレイして感じるワクワク感、爽快感、作り手が作り込んだ世界を体験する楽しさがあるから。



最初の頃のゲームの進化は、それまで無かったような新しいアイデアなゲームがどんどん登場するというソフト的な部分と、ゲームを表現するハードウエアの進化という両面が共に低い段階からどんどん進化していくという、両方の要素が絡み合いつつどんどんゲームの世界が広がっていくのがたまらなくワクワクする時代だった。

ハードウエアが進化し表現力が増すと、それによって実現できるゲームの世界の幅もまた広がる。拡大収縮回転、ポリゴン、通信機能、容量拡大、入力機器の進化、こうした大きな変化以外でもハードが変わる度に画質、音質、操作性、反応速度などそれぞれの要素も少しずつ進化し、ゲームの世界が広がっていく。



時代の最先端をゆくアーケードゲーム機のゲームが、それより劣る性能の家庭用ゲームに移植されるのを待ちわびていた時代。それが交錯して同化してしまったのは2000年くらいだろうか。ゲーム機のハードウエアの進化はいまでも続いているけれども、進化したハードでゲームを作りこむ=大作で大きな売上を出さないと開発費を回収できない、ということでもあり、マンネリ化した続編ばかりが登場するようになった。



そして、携帯ゲーム機とは違う形でのモバイルゲーム環境、携帯電話〜スマートフォンでのソーシャルゲームが急激に広まる時代が今。ゲームと呼ばれるものの進化の方向が、より進化した大作へと進んできた今までとは違う全く別の方向、ソーシャルにいつでもプレイ出来てちょっとした時間の暇つぶしを担うゲームの台頭で大きく方向転換しつつあるのがここ数年の流れ。

暇をつぶすためにゲームをすることは殆ど無いので、ソーシャル系なゲームに関してはほとんど興味無いんだけど、ゲーム業界がそっちの方向に大きくシフトしてしまい、従来型なゲームが減ってしまうってのは困るよなあ、と思いながらゲーム情報を見る日々。



一ゲーマーとして、自分が好きなゲームがこれからも出続けてもらうために出来るのって、ゲームを買い続けること。まあ、それはゲームに限った話じゃないけど。生涯ゲーマー現役だとしたら、もう折り返し地点は超えてる辺りなんだろうけど、これから残り半分弱でどんな新しいゲームに出会えるかを楽しみにしてます。