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「どうしましたか?」「お腹が痛いんですけど…」「もっと詳しくおしえてください」「えっ、お腹が痛いだけですけど」「それでは診断できません」

医者「今日はどうしましたか?」
患者「今は落ち着いてるんですが、最近どうも腹痛がひどくて…」
医者「もうちょっと具体的に言ってください」
患者「そうですね、なんとなくシクシクと…」
医者「なんとなくとかいわれても困りますね、もっと具体的に現象を教えてください」
患者「えっ」
医者「たとえば、脇腹に針をさしたようにいたい、とか。みぞおちに重い鈍痛があるとか、具体的に」
患者「ううん、そうですね…みぞおちが痛かったかも…」
医者「かも!?」
患者「みぞおちがいたいです!刺すように!」
医者「みぞおちがいたい、刺すように、なるほど(カリカリ」
患者「どうなんでしょう…胃炎とか…」
医者「素人が症状を断定しないでください」
患者「すみません…」


医者「今の症状はわかりましたから、どこで、いつ、どうやったら腹痛になったか、状況を詳しく、順番に教えてください。まず痛くなったのは何時何分何秒で、その何分前に最後の食事や、飲料をとりましたか?」
患者「えっ、そんな細かく?」
医者「当然でしょう、直したいのでしょう?いつからですか?具体的に教えてください」
患者「直したいですけど…時刻はそんなにちゃんとおぼえてませんよ、気付いたらです」
医者「なにかあるでしょう、何かを食べた後とか、実は風邪気味だとか」
患者「うーん、なんだろう…」
医者「…(イライラ)」
患者「特に変な物を食べた記憶などないんですけど」
医者「なにもしてない?」
患者「なにもしてないですね…」
医者「なにもしてないのに腹痛になるわけないでしょう!なにかあるんですよ!」
患者「えー!」


医者「どうしようもないですね、もう一度腹痛になってからきてください」
患者「はっ?」
医者「もう一度腹が痛くなったら、詳細に覚えてきてください」
患者「もう一度なんて嫌ですよ、何か薬を下さい」
医者「詳細がわからないと、原因が分からないので、投薬なんてできません。」
患者「それを調べてくれるのが医者でしょう?」
医者「調べる事はできますが、ちゃんと協力してください」
患者「協力しますよ…」
医者「じゃあ最初から。なんで今回腹痛になったかを…」
患者「…めんどくせえ…」



エンジニア「はー、何なんだ、あの医者は」
営業「あ、吉田さん戻ってきた。さっきボクがサービスに不具合みつけまして、メールしましたので対応してください」
エンジニア「これか…ふむ…。ちょっとちょっと、こんな適当なレポートじゃ直せないよ、ちゃんと症状とかかいてよ」
営業「え、書きましたよ『まれにページが開けない』」
エンジニア「一行かよ!それじゃ駄目だよ。まずどこのページが開けないのか書いて無いし、そもそも開けないってなんだ、エラーがでるのか画面が白くなるのか。さらに、どうやったら発生するか全く書いて無いじゃない」
営業「ええ、調べてくださいよ、それ位」
エンジニア「変な所で手抜かないでよ…、「まれに」ってことは俺が簡単には確認できないじゃない。それを教えてくれればスムーズなんだから」
営業「ええ〜、バグとかじゃないんですか」
エンジニア「勝手にバグにしないでよ…バグかどうかもまず確かめないと」
営業「バグでもなんでもいいから直してくださいよ」
エンジニア「直すよ、でも原因がわからないで直せるわけがないじゃない。いつも言ってるでしょ、どこが、いつ、どうやったら、どうなった、本当はこうなるべきなのに、というのが書いてなかったらこっちも対応できないよ」
営業「単にページがみれないだけなんですけど…」
エンジニア「単にページが見れないってのは結果論で、直す側はちゃんと原因がわからないと対応できないよ、ちゃんと協力してよ」
営業「それは吉田さんの仕事じゃないですか〜〜」
エンジニア「直すのは俺の仕事だけど、暗中模索して時間がかかるより、見つけた本人が協力してくれれば早く終わるじゃないか。協力してくれないの?」
営業「協力しますよ」
エンジニア「じゃあ最初から、どこのURLなの?」
営業「…めんどくせえ…」


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